海賊房太郎は「金塊争奪戦」の鍵を握ると言われている最重要人物で、24人の刺青囚人の1人です。
杉元と後に手を組む事になりますが、何故か白石には心を許しているようなフシがありました。
今回はこの海賊房太郎と白石の関係と金塊に関する謎に迫ってみたいと思います。
目次
【ゴールデンカムイ】海賊房太郎と白石の出会いは??
24人の刺青囚人の1人である海賊房太郎は自身の夢を叶える為に強盗殺人を重ね逮捕されます。
そして、収監されたのが網走監獄でした。
当初は同じく刺青囚人の1人である上エ地圭司と同房でした。
この上エ地圭司は「がっかりした顔」が大好きな男で、海賊房太郎に「叔母が面会に来ている」との嘘を何年も吹き込まれます。
この嘘を信じ何年も待ちわびる海賊房太郎でしたが、牛山辰馬の話から嘘だと聞かされます。
これに我を忘れて怒る海賊房太郎は上エ地圭司に大怪我を負わせ懲罰房行きになりました。
その後、懲罰房から解放された後で同房になったのは、同じ刺青囚人の白石由竹や二瓶鉄造でした。
【ゴールデンカムイ】あの白石が海賊房太郎に引き気味のワケ
海賊房太郎は北海道の旭川近郊で14人家族の一員として生まれました。
ですが、幼い頃に疱瘡で家族全員を亡くしてしまいます。
生き残った房太郎でしたが、当時の疱瘡という病気の偏見から村八分になり、迫害を受けて育ちました。
この事がキッカケで房太郎は「王様になりたい」という夢を持つ事になります。
この夢は自身と家族や仲間だけの理想の国を作る事を意味します。
この夢を実現する為には資金が必要ですが、房太郎はその目的の為なら一切の手段を選ばずに行動を起こします。
それは男を相手に色仕掛けをするのも厭わないほどです。
この事を知るあの飲む、買う、うつの三拍子揃った白石でさえ若干引くほどの性格をしています。
【ゴールデンカムイ】海賊房太郎と白石が蒸気船で偶然の再会!!
24人の刺青囚人の1人海賊房太郎は「金塊」の情報を得る為にアイヌ人に食料やお金を渡していました。
ですが、余りにばら撒いた為に活動資金が底を尽きかけていました。
そこで海賊房太郎は石狩川を渡る蒸気船に目を付け強盗を企てます。
目を付けたのは外輪式蒸気船「上川丸」です。
この「上川丸」には郵便局員も乗船しており、現金書留や乗客の金品を奪い取る計画でした。
その外輪式蒸気船「上川丸」には偶然にも杉元やアシリパ、白石も乗船していました。
この後、杉元達と交戦し家臣を失う海賊房太郎でしたが杉元の提案から手を組む事になります。
白石は網走監獄時代の同房で、偶然ながら久しぶりの再会となります。
【ゴールデンカムイ】海賊房太郎は金塊の場所を知っていた!?
海賊房太郎もウイルクが記した「金塊争奪戦」に参加し「刺青人皮」を集めていました。
ですが、色仕掛けで迫り「刺青人皮」を奪おうとした相手・若山輝一郎から24人全員の刺青が完全な形で残っている可能性は低いと聞かされます。
するとこれを聞いた海賊房太郎は「刺青人皮」を集める事をやめ、情報収集による独自の金塊探しへ作戦を変更します。
そして、金や食糧を渡す代わりにアイヌから情報を仕入れた事で以前、金塊が埋蔵されていた場所を推測します。
【ゴールデンカムイ】海賊房太郎が白石に金貨を見せたのはなぜ??
杉元と手を組む事になった海賊房太郎ですが、実は裏があり密かに裏切りを考えていました。
そんな中、網走監獄時代からの顔見知りの白石を仲間に引き込もうとします。
この時、白石の気を引く為に見せたのが砂金を集める際に海底で見つけたウイルクの金貨でした。
【ゴールデンカムイ】海賊房太郎が白石に残した最後のメッセージとは!?
一度、アシリパを誘拐しようとし裏切った海賊房太郎でしたが杉元の怒りを買いながらも再度協力する事になります。
この時、アシリパは房太郎の手から「第七師団」に攫われていました。
杉元達は「第七師団」からアシリパを取り戻す為に、追跡を開始します。
運転する房太郎でしたが、「第七師団」菊田の射撃により重傷を負います。
そして、運転を変わった白石にも菊田の銃弾が放たれます。
ですが、この白石を庇ったのは何と房太郎でした。
「これが王者になる男の勇姿ってやつだ、よく見て覚えておけ、シライシ」と言い、「忘れるなよ」と続けます。
そして、持っていた刺青を白石に託し、アイヌが最初に金塊を隠した場所を伝えた後で房太郎は絶命しました。
託された白石はその後、杉元達にその情報を伝えます。
まとめ
独自のルートで「金塊」を探しているのが、海賊房太郎です。
房太郎も24人の刺青囚人の1人で、網走監獄に投獄されていました。
この監獄時代に出会ったのが、白石でした。
その後、脱獄した房太郎はアイヌに金と食糧をばら撒き情報を仕入れていました。
ですが、資金が尽きかけ蒸気船を襲おうとした際に偶然再会したのが、白石です。
そして、杉元達と協力する事になります。
「金塊」の情報を知る重要人物でしたが、最後は「第七師団」菊田の銃弾から白石を庇い死亡します。
目的の為なら何でもする房太郎に若干引き気味の白石でしたが、房太郎は白石を気に入っていました。
王様になりたいと言う房太郎に後を任された白石。
もう少しコンビでの活躍が見たかったですね。
