生徒会を中心とした物語の中で、ちょこちょこと顔を見せる様々なキャラクターたちも「かぐや様は告らせたい」の面白いところ。
脇役とは思えない個性的な面々がこの作品を彩っているので、少しの登場でも見逃せません。
その中でも注目しておきたいのが龍珠(りゅうじゅ)桃です。
登場回数はまだまだ少ないものの、白銀と浅からぬ関係がありそうな彼女は今後のキーパーソンとなり得るかもしれません。
今回はそんな覚えておくべき龍珠桃というキャラクターの基本情報をまとめてみました!
目次
【かぐや様は告らせたい】天文部部長
龍珠桃は秀知院学園2年C組の女子生徒で、天文部の部長。
ショートカットで、いつも帽子を被っているのが特徴です。
【かぐや様は告らせたい】組長の娘
広域暴力団「龍珠組」組長の娘で、学園VIP枠のひとり。
そのためなのか口が悪く「お前」「~だからな」「ぶっ殺すぞ」など、女の子とは思えないような話し方をします。
高等部進学時は四宮家財閥総帥の長女(かぐや)、四条家御令嬢(マキ)、天才ピアニスト(藤原書記)とともに1年の「大物揃い」のひとりとして語られていました。
桃は皆が学園祭の準備に追われている中で1人屋上で寝そべってゲームをしていましたが、組長の娘となれば誰も注意できませんよね(笑)
【かぐや様は告らせたい】石上になる前の生徒会会計
そんな桃にマスメディア部のかれんと巨瀬エリカが取材に行った際、面倒くさがった桃は近くにいた白銀を指差し「私なんかよりあいつの方がよく喋る」と言っていました。
この時2人が既知の間柄だと判明したわけですが、その関係は147話にて明らかとなりました。
実は桃は元生徒会。
1年次白銀が庶務だった頃、桃が会計を務めていたのです。
【かぐや様は告らせたい】白銀の素を知る数少ない存在
1年次の初期から白銀と交流のあった桃は、彼の素を知る数少ない人物のひとり。
実は当時の白銀は学力学年1位でもなくプライドが高くもなく、むしろ卑屈な青年でした。
白銀は自分の中で憧れの存在となったかぐやに何度も声を掛けアピールしていたのですが、その度に無視され落ち込んでいたのです。
それ以前に白銀は混院ということもあり学内では空気のような存在で、自分に自信も無さげな様子でした。
桃は付き合いも長く当時の白銀も知っているので、作中で最も白銀と親密な生徒と言えるかもしれませんね。
そして重要なのは、彼が変わるきっかけとなった人物でもあるということです。
【かぐや様は告らせたい】悩む白銀へ龍珠からしたアドバイスとは?
桃の持論は「何事も舐められたら終わり」。
かぐやに相手にされず落ち込んでいる白銀にも「お前は舐められてるから無視されるんだ」と指摘しました。
「俺は女に好かれて当然の男だって態度しときゃ誰もお前に舐めた態度とれなくなる」
つまりは虚勢の一つでも張れと言う桃。
白銀はそのアドバイスに従い、違う自分を作り上げ、かぐやに認識されるようになりました。
その効果はてきめんで、かぐやだけでなく次期生徒会長としての白銀御行を学校全体に知らしめることとなったのです。
つまり作中で我々が見てきた白銀は桃の助言で出来上がった社交性仮面だったと言えますが、そのおかげでかぐやと並び立てるほどの存在になったのです。
【かぐや様は告らせたい】ウルトラロマンティック作戦をお手伝い
白銀が学園祭にてかぐやに仕掛けたのが『ウルトラロマンティック作戦』。
キャンプファイヤーの要望や生徒会面々の動向への対策など、ありとあらゆる事柄を自らの策で作り出した大掛かりな作戦であり、クライマックスには空に大量のハート型バルーンが舞うというロマンティックな演出でした。
この作戦で白銀はかぐやに自分の想いを伝えることが出来たわけですが、そうして白銀によって水面下で行われていた学園祭の完全私物化には、実は桃の助力がありました。
見事ロマンティックなシチュエーションを作り出したハート型のバルーンを膨らませる手伝いをさせられていたのです。
プライベートな事情での頼みごとが出来るのは、やはり白銀と桃の関係だからこそかなと思います。
【かぐや様は告らせたい】まだ明かされない桃と白銀の関係
実はウルトラロマンティック作戦を手伝った経緯が描写された際に少し気になる様子が描かれていました。
白銀が頼んだ際、「嫌だよなんで私が?」と拒否した桃に対し、白銀が「そうかよ恩知らずめ」と言っているのです。
その言葉に桃は何も言い返すことが出来ずおとなしく手伝ったようなのですが、この“恩”が何なのか未だ明かされていません。
白銀がかぐやに認識されるようになったのは桃のおかげなので、恩がありそうなのは白銀の方のように思いますが、逆に桃が無条件で手伝うほどの恩があるというのは興味深いですよね。
白銀が生徒会に入る前が描かれた過去編はまだ途中ですので、この後に待つ『夏編』で何か起きそうです。
【かぐや様は告らせたい】桃はこれから登場回数が増える?
前述の“恩”に関しても含め桃はまだまだ登場する機会がありそうです。
ご存知の方も多いと思いますが、この「かぐや様は告らせたい」ではメインキャラクターの名前が『竹取物語』に由来しています。
それで言うと龍珠桃は「龍の首の珠」だろうと推測されています。
この「龍の首の珠」とは、かぐや姫の求婚者の一人である大納言大伴御行(白銀御行のモチーフになっている人物)がかぐや姫に要求された難題です。
『竹取物語』では大伴御行は龍の怒りに触れ持ち帰ることが出来ずかぐや姫を諦めることとなったのですが、白銀と桃の関係を見る限りこの難題はクリア出来ていそうですよね。
学園祭で桃に手伝ってもらうことによってかぐやへ想いを伝えられたことから、「龍の首の珠」を持ってくることが出来たと考えて良いかもしれません。
その辺の関係性はやはりこれから描かれるだろう過去編の続きを待ちましょう。
まとめ
出番が少なくも素の白銀を知る龍珠桃には今後も要注目です。
白銀との縁が“元生徒会だった”ということには驚きましたが、他にも天体観測好きな白銀と、桃が天文部部長というのも何か関係しているかもしれませんね。
白銀の過去に大きく関わっていることが明らかとなりましたが、彼女が過去を中心とした人物なのか、今後も何かしら関わってくるのか気になります。
再登場が楽しみですね。

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