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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鯉登親子に吹いた新風??鶴見劇場に翻弄される!!

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樺太編でまっすぐな鶴見愛とボンボンぶりを見せてきた鯉登。

ところがその帰り道に鯉登は思わぬ真実を知り、心に迷いが生じ始めます

その結果、鶴見との関係性が揺らぎ始めることになりました

それでは鯉登に何が起きたのか、鯉登にとって大きな転機となった樺太脱出編の様子を詳しくご紹介していきます!

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鯉登「バルチョーナク」!!鶴見に対し湧き上がる不信感とは??

第197話で尾形が病院のベッドから逃走した時のこと。

血を流す医師を発見した鯉登は、背後に隠れていた尾形に銃を突きつけられてしまいます。

すると尾形は鯉登を睨み「Барчонок(バルチョーナク)」と言い放ちました

この「バルチョーナク」という言葉、ロシア語で「ボンボン」というような意味なのですが、鯉登には聞き覚えがありました。

それは当時16歳だった鯉登が、ロシア人と思われるグループに誘拐された時のことです。

鯉登の父・平二が助けに来ると、犯人グループの1人が「バルチョーナク」と言って銃を突きつけてきたのです。

その後ロシア人の犯人グループは殺害されて一件落着となり、鯉登は助けに来てくれた鶴見に心酔し陸軍に入ることになりました。

しかし時を経て今、尾形に「バルチョーナク」と言われたことで鯉登にある疑念が沸いてきていました

それは自分たち親子が鶴見のコマのひとつにされているのではないかということ。

尾形も、さらには月島も誘拐事件に関わっていたと知った鯉登は、鶴見が来たるべく政権転覆のコマとして平二の率いる「大湊水雷団」を利用するために鯉登親子に芝居を打ったのではないか、と第210話にて月島に問い詰めたのでした。

憤る鯉登は鶴見に直接問い質そうとしますが、月島に「いざとなれば鶴見は鯉登すらも平気で消す」「その汚れ仕事をするのは自分だ」と警告され、ひとまず止まることにしました

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鯉登、杉元に刺される!!気圧された音之進の気持ちは??

大泊にて鶴見と合流した樺太チーム。

しかしそこでアシリパが逃走してしまいます。

鯉登はひとまずの不信感を抑えながら、鶴見の部下としてアシリパと杉元を追うことになりました。

そして鯉登は、月島に撃たれ倒れた杉元に寄り添うアシリパを発見し、銃を突きつけます。

その時、瀕死であったはずの杉元が起き上がり、目の前の鯉登を銃剣で刺したのでした。

鯉登は銃を向け反撃の意思を見せますが、すぐさま杉元に殴打され倒れてしまいました。

しかしこれまでの鯉登だったら傷を負っても立ち向かう胆力はあったはず(樺太・キロランケ戦のように)ですし、本気の接近戦を行うなら得意の軍刀を使っていたはず。

ところが鯉登はまるで自ら受け入れるように杉元の攻撃を受けており、そもそも“心ここにあらず”という感じで戦意は無かったように見えました

それ以前にこれまでの鯉登であれば鶴見に褒められるための手柄を求め、誰よりも早く杉元たちを追っていたことでしょう。

鶴見への不信感が芽生えた鯉登には、もはや鶴見の兵として動く気力がないのですよね。

恐らく死んでも構わないとさえ思い攻撃を受けたように感じます。

鶴見に従う意思も持てない鶴見に抗う力もない…答えが見つけられずにいる鯉登なりの逃げ道だったのかもしれません。

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鯉登を介抱する月島、チラ見で通り過ぎる鶴見

杉元の攻撃を受け脱力した鯉登を、月島が介抱しました。

鶴見の兵ならば負傷者よりもアシリパの確保を優先しなければならないのに、月島はそれを無視し鯉登に寄り添ったのです。

真実に気づいた鯉登に「鶴見の指示のもと自分が鯉登を殺さなくてはならなくなる」と厳しく警告していた月島でしたが、やはり本心では鯉登に情を抱いているという証拠。

しかし一方で鶴見は2人を冷たく一瞥し素通りしていきました

月島は心の中で「嘘でも心配したらどうか」と鶴見を批判しました。

鶴見が得意の甘い嘘でも鯉登を心配することが出来なかったのは、アシリパと会ったことで鶴見の心に少し余裕が無くなったという理由もありそうですが、元々大湊水雷団を利用したいと考え鯉登親子に近づいたのであれば、音之進など使うだけ使って死ぬならばそれで良しと考えていたのかもしれません。

また鶴見は、鯉登の負傷や月島の行動を見て2人の微妙な心変わりを感じたはずです。

この後も鶴見は鯉登に対し特に行動を起こしていませんが、少なくともここで鯉登と鶴見の関係性は大きく変化したのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鯉登親子「生きちょりゃよか」密かに見せる絆にグッとくる!!

その後、海軍の駆逐艦にて手当てを受けることになった鯉登

鯉登は病室を訪れた父・平二に「情けんなか…」と弱音を吐きました。

すると平二はキョロキョロと周りを見渡し誰もいないことを確認すると、息子に「生きちょりゃよか」と伝えたのでした。

平二は鯉登を樺太に送り出す時に「いつ死んでも覚悟は出来ている」と杉元に語っていました。

しかし再会しての本心はやはり「生きていてくれて良かった」という親心だったのです。

音之進誘拐事件の際にも「国のために死ね」と一度は見捨てようとするも結局助けにいきましたからね。

ただし海軍少将である平二は、息子だけでなく全ての部下に「国のために死ね」と言い立てねばならない立場です。

だからこそのキョロキョロ。

息子に「生きちょりゃよか」なんて言っている姿を見られるわけにはいかないからです。

軍人としての配慮をしつつ、親としての想いを密かに見せた平二

長男・平之丞の死を無力に見届けた過去もあり、生きていてよかったという気持ちを伝えずにはいられなかったのでしょう。

鯉登も鯉登で、樺太では父に良い報告をするために頑張っていましたから、道中の想いはどうあれ平二に温かく迎えられて良かったですよね。

『ゴールデンカムイ』には様々な親子の形が描かれていますが、鯉登親子の真っすぐな絆は作中随一の輝きを放っています。

 

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まとめ

鯉登は作中屈指の鶴見信者として描かれていましたが、樺太脱出編では一転、鶴見への不信感が生まれ始めました

その思いにどんな答えを出すかは、この後の北海道編へと続いていきます。

鯉登の気持ちが大きく変化した樺太脱出編は、鯉登が一軍人としてひとりの男として大きく成長するためのエピソードにもなっているのです。

「ボンボン」という言葉が、ただの「ボンボン」を卒業するきっかけになったのが面白いですね。

また鶴見との関係性が揺らぎ始めた一方で、父・平二との確かな絆が描かれているのも印象的でした。

その絆があるからこそ鶴見に憤り、立てつくことも出来ない…。

そんな葛藤がつらいですが、樺太脱出編は鯉登というキャラクターを知るうえで絶対に欠かせないエピソードなので注目です!

 

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