和久井健「東京リベンジャーズ」266話より引用
強さにこだわっていた幼少期から「強いだけじゃダメだ」と考え始めたマイキーの過去編が続いています。
前話ではマイキーの運命を変えるキーマンの1人・稀咲鉄太との関係性が描かれました。
なんとマイキーと稀咲は、実は8・3抗争の頃には2人でラーメンを食べに行くほど仲が良かったことが発覚。
さらにマイキーが“黒い衝動”のことを稀咲にだけ打ち明けていたことが明らかになりました。
この闇部分と付き合って欲しい、自分を導いて欲しいと稀咲に頼むマイキー。
その後発生した血のハロウィンでマイキーは「自分に必要なのは闇だ」と実感し、場地の死をきっかけに沸き上がってきた黒い衝動に身を任せようとしました。
そんな時、マイキーの前にタケミチが立ちはだかったのでした。
第266話『Make vision a reality』はマイキーから見たタケミチが描かれ、現在の戦いへと戻ります!
目次
『東京リベンジャーズ』266話!のネタバレ
それでは『東京リベンジャーズ』266話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
弱いのに立つタケミチ
マイキーが初めてタケミチを見たのはキヨマサに立ち向かっていた時。
タケミチは絶対に勝てないと思われるキヨマサを相手に、ボロボロになりながらも「引けねえんだ」と強い意志で立ち上がっていました。
そしてマイキーが黒い衝動に身を任せかけていた血のハロウィンの時も、タケミチはボロボロなのに泣きながら立ち上がってきました。
強くないのに、勝てないのに立ち上がってくる奴。
「すぐ泣く=弱い」と考え嫌悪していたマイキーにとって未知の存在だったことでしょう。
しかしタケミチはすぐ泣くくせに、いつもボロボロなくせに、気がつくといつでも真ん中にいました。
関東事変の時もタケミチが諦めず東卍を守っていましたよね。
そんな姿に(お前はどうして…)とマイキーは思っていました。
想いを背負って立つタケミチ
そして場面は変わり現在。
やはりタケミチは立ち上がってきました。
絶対にマイキーには勝てないのにタケミチはなぜ立つのか。
マイキーが問うとタケミチは「未来のあんたと約束した」と答えました。
マイキーだけではありません。
タケミチは場地と約束しました。(第66話にて「マイキーを、東卍を託す」と場地)
ドラケンとも約束しました。(第222話にて「マイキーを頼む」とドラケン)
だから絶対に負けられない、だから立つのです。
何度でも立ち上がるタケミチ
立ってもやはり一発で蹴り倒されてしまいます。
こんな強烈な蹴りを何度も喰らえば死んでしまう、とタケミチに一瞬恐怖がよぎりました。
しかしヒナが「怖い」「逃げたい」「死にたくない」という気持ちを吐き出させてくれたため(第243話)、「恐怖は捨ててきた」とまた強い気持ちでタケミチは立ち上がれました。
タケミチが恐怖を越えて何度も立ち上がるのは、マイキーを闇から救えるのが自分だけだからです。
タケミチはこれまでたくさんの未来を見てきました。
そんなタケミチだからこそ「俺だけが君を救えるんだ」という自負があります。
だから何度も立ち上がっては倒され、それでもまた立ち上がりました。
さすがにマイキーも「そろそろマジで死ぬぞ」と警告します。
それでもやはりタケミチは立ち上がりました。
未来視能力が進化!?
さすがにタケミチは目がかすれ、ひどい耳鳴りもしてきました。
それでも諦めない!と立ち向かっていった時、なんとあのバチン(未来視)が来ました。
それはマイキーのハイキックがタケミチの側頭部にクリーンヒットするビジョン。
タケミチは「いつだ!?」と警戒します。
その時マイキーが距離を詰め、ビジョン通りのキックを放ってきました。
なんと未来視が一瞬先のものに!?
未来視が進化しているのか、この変化は一体どういうことなのでしょうか!?
『東京リベンジャーズ』ネタバレ266-267話のまとめ
和久井健「東京リベンジャーズ」266話より引用
思いのほか回想がすぐ終わって少し残念でしたが、要はマイキーはタケミチが弱いのに何度も何度も立ち上がる姿に惹かれていたわけですね。
でもなぜ立ち上がれるのかは分からないといった様子なので、マイキーが幼少期から抱いている「泣く=弱い=勝てない」というような考えを覆せばマイキーの救いに繋がりそう。
恐らくマイキーの探し続けている「強いだけではない何か」というものが、このタケミチの「泣き虫のヒーロー」ぶりにあるのだと思います。
それを知った時マイキーは救われるんだろうなというのが今回の過去編で感じたことですね。
そして気になるのが未来視の変化。
“一瞬先の未来が見える”というバトル漫画であれば有利な能力となりましたが、果たしてこれは良い進化と言えるものなのでしょうか。
まだ詳細は分かりませんが、“時間が縮まった”という印象はこの作品においてあまり良いものではないような気がしてしまいます。
例えばタケミチあるいはマイキーの死が迫っているとかですね。
つまりこの未来視の変化を機に何か大きな展開が訪れそう。
なのでまずは未来視の変化や未来視能力を持ったメカニズムなどが明らかになれば良いなと期待しつつ、次回も楽しみにしていましょう!

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