和久井健「東京リベンジャーズ」265話より引用
マイキー視点の過去編が続いており今回が3話目。
マイキーの元に仲間が集い東卍を結成されました。
「ずっとこのままでいい」と思うほどマイキーの毎日は充実していましたが、真一郎の死をきっかけに「東卍を日本一でかいチームにする」と方向転換。
続々と“強い”奴らが加わり、あの5隊制の東卍となり、あっという間に天下が掴めるところまで突き進んでいきました。
そしてこれまで“強さ”にこだわり、“強い奴”を好んできたマイキーですが、この頃には「強いだけじゃダメだ」というように考え方が変わっていました。
そんな中、マイキーは自分の運命を変える2人、花垣武道と稀咲鉄太に出会ったのでした。
第265話『Stand by me』はマイキーと稀咲の思わぬ関係性が明らかになります!
目次
『東京リベンジャーズ』265話!のネタバレ
それでは『東京リベンジャーズ』265話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
マイキーと稀咲鉄太の出会い
マイキーを変える2つの出会い。
タケミチと仲良くなったのもそこに“強さ以外の何か”を感じたからなのでしょうが、タケミチとの出会いに対しては、初めはそれほど劇的な変化はなかったようです。
マイキーに変化を起こしたのは、まず稀咲鉄太。
出会ったのはマイキーがタケミチと仲良くなった頃(2005年7月)でした。
稀咲の方から声を掛けたこと、稀咲が裏で色々仕組んでいたことはこれまで描かれてきましたが、今回はマイキー視点で稀咲との交流が描かれます。
出会った2人が距離を縮めたのは、東卍に関わる最初の出来事8・3抗争編でのことでした。
マイキー派とドラケン派の真実
パーちんが長内を刺した後の2005年7月25日、稀咲はマイキーに「パーちんを無罪にできる」と持ち掛けます。
場地が稀咲を監視するようになったきっかけのシーンですね。
後(第61話)の場地曰く、この時稀咲は「パーちんを出所させる代わりに参番隊隊長に任命してくれ」と言っていました。
そして翌日、東卍幹部は真っ二つに割れます。
8・3抗争の発端は「パーちんを無罪にして救いたいマイキー派とパーちんの自首を尊重するドラケン派」というパーちんを思うがゆえのぶつかり合いで東卍が2つに割れたことだと描かれていました。
しかし、実は東卍が2つに割れた本当の理由は「東卍に稀咲を入れるかどうか」でした。
スマイリーは「マイキーに従う」、ムーチョも同じく「東卍をでかくするために必要な奴だと思う」として賛成。
ドラケンと三ツ谷は「裏がありそうで気に入らない」「マイキーらしくない」と反対。
当然場地も反対です。
当のマイキーは「パーを釈放させられるし、稀咲は役に立つ」という主張です。
しかし、その考えが余計に「そんな汚い真似するためにチーム組んだわけじゃない」「パーも望んでいないはず」と、ドラケンと三ツ谷を怒らせてしまいました。
こうして東卍は仲間割れを起こしてしまったわけですが、それでもマイキーはやはり「強いだけじゃダメなんだ」と一心に考えていました。
想像以上に仲が良かった2人
8月1日。
仲違いしたマイキーとドラケンがタケミチの家で一触即発となり、最終的にタケミチがウ○コを頭に乗っけて仲直りした日です。(第17~18話)
なんとその日の夜、マイキーと稀咲が2人でラーメン屋に来ていました。
そこでマイキーは皆が稀咲のことを認めないと言っていることと、ドラケンと喧嘩していたのをタケミチが間を取り持ったことを稀咲に話していました。
さらにその後、稀咲と共に土手に寝そべっていたマイキーは、なんと「いい奴過ぎて東卍の皆には打ち明けられない事がある」として、稀咲に黒い衝動のことを打ち明けていました。
「心の中に黒い“何か”があって、たまに全てを壊したくなる衝動に襲われる」と。
するとマイキーは「俺のそんな部分と付き合って欲しい。俺を導いてくれ」と稀咲に伝えたのでした。
“強い”だけじゃダメだと考えていたマイキーは、どうやら「俺に必要なのは“闇”である」という結論に辿り着いたようです。
タケミチの存在
そして10月31日、血のハロウィンの日、マイキーはそれを実感します。
一虎が場地を刺した時に沸き上がってきた黒い衝動。
押さえつければつけるほどに溢れ出てくる闇。
マイキーはそれに身を任せようとしました。
しかしそこで、人生を変えるもう1人の人物・タケミチが立ちはだかったのでした。
タケミチの強い瞳に触れ、マイキーの心境は果たしてどのように変わっていったのでしょうか!?
『東京リベンジャーズ』ネタバレ265-266話のまとめ
和久井健「東京リベンジャーズ」265話より引用
マイキーと稀咲の思わぬ関係性に驚きましたね。
これまで稀咲がうまく取り入り一方的にマイキーを利用していたように描かれていましたが、なんとマイキーが稀咲を気に入り頼っていました。
少しショックな真実ではありますが、確かに仲の良い人よりも、ある程度距離のある関係性の人の方が話しやすいことってありますよね。
マイキーが「闇が必要」だと結論付けた理由がいまいち分かりませんでしたが、自分の中で育ってきていた黒い衝動をマイキーなりにコントロールしようとして、稀咲ならうまくその捌け口を作ってくれるだろうと考えたのだろうと思います。
しかし、その“闇を受け入れる”という考えを稀咲が巧みに利用したことで、未来ではああなってしまったのではないでしょうか。
そこに登場したのが、“泣く弱い奴”ながらも真一郎のような強さを持ったタケミチ。
タケミチを通じてマイキーがどのような“強い以外の何か”を得ていくのでしょうか。
2人との出会いは、黒い衝動をさらけ出せる存在・黒い衝動の受け入れ方法を与えてくれる“闇の支え”稀咲と、黒い衝動に打ち克つ強さ・弱さを受け入れる強さを教えてくれる“光の支え”タケミチと言った感じでしょうかね。
恐らくどちらもマイキーにとって必要なものだったのではないかと今回思いました。
しかし関東事変を経て稀咲は死亡し、タケミチは未来に帰ってしまい、再び不安定になったところに三途春千代が存在感を示したのかもしれません。
ともあれ次回、これまでのタケミチとのふれあいがマイキー視点で描かれそうなので楽しみにしていましょう!
それにしても今回のエピソードで、マイキーに頼られたのに突如東卍から追放された稀咲が可哀想に見えてきましたね。
それも含めてこれまでのエピソードを改めて読み返してみるとより楽しめそうです!

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