凪はずっと勉強に集中できずにいました。
その理由についても、本当はわかっていました。
あいに背中を押され、ついに運命に立ち向かう決意をした凪。
向かった先はひろの家!
凪が勉強に集中できなかった本当の理由がついに明かされます。
それでは第121話『私も同じだもん』の考察を始めていきます。
目次
『カッコウの許嫁』121話!のネタバレ
それでは『カッコウの許嫁』121話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
運命に立ち向かうために!
思い立ったが吉日!
時計は夜の9時をすぎていましたが、凪の足はひろの元に向かっていました。
その頃、エリカはせっせと勉強に勤しんでいました。
ふと、凪の部屋を覗くと部屋は真っ暗。
エリカは凪は寝てしまったのだと思いました。
勉強で凪を出し抜くチャンスだとほくそ笑むエリカでしたが、あいが現れ、凪は外出中であることを伝えられます。
エリカは遅い時間の外出に驚き、行き先を訪ねました。
「ひろちゃんの所へ…」
凪は運命に立ち向かうため、本当のことを話しに行ったのです。
夜の境内で
サワサワと涼しげな風が吹き抜ける神社の境内で、凪とひろは会っていました。
突然の訪問に、ひろは当然の質問をしました。
「急に話って何かな?」
凪は言いにくそうにしています。
ひろはそんな凪の様子を見て、自分からどんどん質問していきました。
わからない問題でも聞きにきた?
エリカのこと?幸のこと?あいのこと?
そのどれも、違いました。
ひろは消去法で「なら私かー」と微笑みました。
凪はそれをしっかり肯定しました。
ひろは困ったように汗をかき始めました。
凪が本気で話をしようとしていることに気がついたからでしょう。
運命に向き合うのが怖いのは、ひろも同じなのです。
ずっとひろが好きだった
凪はこれまでずっとひろのことが大好きだったことを伝えました。
ひろは凪の本気の話を受け止めることに、少しだけ恐怖を感じていたようですが、凪の”大好き”という言葉にホッとした顔も見せました。
初めてテストで勝って告白したのに受理してもらえなかった時も、一緒に御朱印集めをした時も、初めてのデートの時も、秘密がバレた時も…。
2人きりで泊まることになった時も、ひろを奪い取って逃げ出した時も…。
凪とひろにはたくさんの思い出があります。
その全てで、凪はひろが”好きなんだ”と思ってきました。
「だけど気づいてしまった」
あいに人生で初めて告白をされた時、幸が妹じゃないとわかった時、エリカとお互いの気持ちを確かめ合った時…。
凪は自分の本当の気持ちに気がついてしまったのです。
それを見て見ぬふりをしてきたことにも。
もう逃げ出すのは終わりです。
凪は自分の本当の気持ちをひろに話したのです。
本当の気持ち
実は凪、ひろに抱いている気持ちの正体がわからなくなっていました。
“大好き”と言う気持ちに嘘偽りはありません。
でも…この想いは恋なのか?
それともライバルとして、人として好きなのか?
ここ数日、それが分からず、凪は苦しんでいました。
そんな中途半端な状態なのに、凪は今回の勝負に同意してしまいました。
本当に好きな人と付き合うことになるのなら、爆発しそうな高揚感を抱くものでないでしょうか?
でも凪にとって、今の状態は不安ですらありました。
「そんな状態でお付き合いすることになってもいいものでしょうか?」
これが凪が勉強に専念できなかった本当の理由でした。
伝わる想い
凪はこの不安で不安定な気持ちを抱えたまま、テストに勝ち、ひろと付き合うことになることが正しいことなのか、自信がありませんでした。
この不安な気持ちを伝えない限り、勉強も手につきません。
ひろは凪の正直な気持ちを聞いて笑い出しました。
凪が心配しているのは、勝負に勝った後の事ばかり。
凪の頭の中では、ひろに勝つ前提しかないようですw
ひろは凪を抱きしめました。
突然のことに凪はドキドキ!
ひろは凪の耳元で囁きました。
「そんなこと知ってるよ」
これが本当の恋なのか?
わからない不安な気持ち、それはひろも同じだったのです。
そもそも凪とひろにはそれぞれ許嫁がいます。
それでも付き合うということは、親との衝突、別れの可能性…難題が待っていることは確実。
当然、不安に決まっています。
ひろは凪を抱きしめる腕に力を込めました。
「私は海野君を取られたくないだけなの」
ひろが今回凪に告白したのは、それだけが理由でした。
それは恋だからなのか、負けず嫌いなだけなのか、ひろ自身にもわからないのです。
そして、ひろは凪がそのことをわかっていて勝負に付き合ってくれていると思い込んでいました。
まさか、凪も同じ不安を抱え、勉強も手につかないほど悔やんでいるとは思いもしませんでした。
「気づかなくてごめんね」
ひろと凪は見つめ合いました。
結局勝負?!
いい雰囲気の2人に割って入ったのは幸でした。
「じゃあ今回はここまでだね!」
幸は全て聞いていたようですw
ひろと凪がお互いに恋かどうかもわかっていないという事実が判明した以上、テストに勝とうが負けようが2人が付き合う話は白紙が妥当。
幸はそう考えていました。
「そうじゃない!”今”始まるんだ!」
凪とひろは頷きました。
テストに勝って、気持ちを確かめる。
結局それが凪とひろらしいやり方なのです。
ようやく凪もひろもスッキリしました。
納得いかないのは幸ですw
なんでも決着をつけたがる2人の勝負癖は幸には理解できないのですw
運命はペンにかかっている?!
天海ハウスに戻った凪はペンを見つめていました。
このペンで書く答えに”運命”がかかっているのです。
正直な気持ちを伝えることができた凪は、ようやく本腰を入れて勉強できそうです。
運命をかけたテストまでもう少し!
それぞれの戦いが始まろうとしていました。
果たしてテストの結果はいかに?!
テストに関わらないあいはどう関わっていくのでしょうか?!
『カッコウの許嫁』ネタバレ121-122話のまとめ
今回のお話は、凪がひろに本当の気持ちを伝えるお話でした。
凪はひろとのお付き合いをかけて、テストで勝負をしています。
でもずっと勉強が手につかないのです。
凪はその原因に向き合う勇気が持てませんでした。
あいに背中を押された凪は、ついに運命に向き合う覚悟を固めます。
ひろの元に走った凪。
凪が勉強に集中できない理由、それは、ひろへの気持ちがわからないからでした。
凪はひろのことが大好きです。
それは間違いありません。
でも、あいに告白された時、幸が妹じゃないとわかった時、エリカと気持ちを確かめ合った時…。
様々な経験を経て、凪はわからなくなってしまったのです。
ひろへの気持ちは恋なのか、ライバル・人としての気持ちなのか…?
こんな気持ちのまま、勝負に挑み、付き合うことになっていいのか?
凪の気持ちには迷いが生まれたのです。
凪が本当の気持ちを伝えると、ひろは凪を抱きしめました。
不安な気持ちはひろも同じだったのです。
凪とひろはお互いに許嫁がいる身。
2人の恋には難しいことも多いでしょう。
それでもひろが凪に勝負を持ちかけたのは、凪を誰にも取られたくないからでした。
ひろ自身も、それは凪への恋なのか、負けず嫌いなだけなのか…わからないのです。
まだまだお互いに恋には未熟な2人。
それでも気持ちを伝え合い、雰囲気は最高に…!
なったところで、幸に割り込まれてしまいましたw
凪とひろはずっと勝負で燃え上がってきました。
今は恋かどうかわからなくても、まずは勝負!
勝てば見えてくるものがあるはずです。
ようやく運命に向き合い、勉強にも集中できるようになった凪。
それぞれの思いをのせて、運命のテストはもうすぐです!
次週もますます目が離せませんね♪

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