杉元と鶴見の緊迫バトル!!
互いに息もつかせぬ怒涛の攻防の中、杉元がこっそりくすねていた“梅子の治療費分の金塊”で鶴見の視界を封じ、その隙に土方から託された兼定でぶった斬ったのでした。
金で目が眩み斬られた鶴見は果たして無事なのか、それともこれで決着がついたのか!?
その頃、白石が列車を止めアシリパと杉元の元に走り出していました。
駆けつけた谷垣の馬に乗り先頭車両を追いますが、果たして列車が函館駅に突っ込むまでに間に合うのでしょうか!?
第313話『終着』ということで列車も物語もいよいよ終着です!
『ゴールデンカムイ』313話!のネタバレ
それでは『ゴールデンカムイ』313話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
遺骨との別れ
杉元の一撃はやはり鶴見をぶった斬っていました。
剥がれ落ちる額当て。
そして鶴見の体と共に権利書の入った矢筒の紐も斬られ、矢筒が宙に舞います。
同時に、斬られた懐からフィーナとオリガの骨も零れ落ちました。
権利書と骨…鶴見にとって2つの大事なものが一緒に列車から落下しようとしていました。
そして目を開けた鶴見は、アシリパより先に権利書を掴み取りました。
骨はそのまま落下し、列車によって粉々に…。
その様子に鶴見は寂しそうな表情を浮かべたのでした。
杉元刺される!
その隙にアシリパが矢筒の紐を切り、権利書を取り返します。
しかし列車から落下。
杉元が手を伸ばし転落を免れましたが、その杉元から鶴見が兼定を奪い取りました。
そして振りかぶり…そのまま杉元の胸に刃を突き立てたのでした!
「愛する者は皆ゴールデンカムイに殺される」
自らの妻子を殺された恨みを突きつけるように、鶴見は「全部お前の責任だ」とウイルク(アシリパ)に対して言い放ったのでした。
アシリパを託す杉元
杉元は突如アシリパを空中へぶん投げます。
そして「俺は不死身の杉元だ」といつものセリフを口にして優しく微笑んだのでした。
アシリパを投げた先には、白石と谷垣がいました!
2人は最後の最後に追いつき、そして杉元はその信頼できる2人にアシリパを託したのです。
アシリパは白石と谷垣に無事キャッチされました。
暴走列車終着へ
アシリパが保護されると同時に、列車はついに函館駅に到着。
と言っても暴走したままなので建物を壊し突っ込んでいきました。
その中で杉元が鶴見の持ったピストルを鶴見の方に向けさせ、そのまま鶴見を撃ち抜きました。
そして2人は駅を突き抜けた列車と共に海へ落下していったのでした。
『ゴールデンカムイ』ネタバレ313-314話のまとめ
ついに決着です。
函館までの僅かな時間に色々な想いが詰め込まれていましたが、この長い物語においてようやく鶴見の素顔を見られた気がしましたね。
権利書を掴んだ鶴見を見て、札幌の教会で言っていた“目的は日本の繁栄であり、妻子の弔いは進むべき道の傍らにある”という言葉は本音だったのだなと感じました。
元々鶴見は金塊を手にしようとしていたはずですから、最後まで行動は一貫していたわけです。
が、やはり散っていく骨を見る表情が鶴見の底に沈めてある本当の心なのでしょう。
なので杉元を殺すことで復讐を遂げようとしているように見えました。
アシリパは悪くないのですがね…全てはウイルクのせい。
ゴールデンカムイは皆死に際に救われていくイメージですが、果たして鶴見は救われたのでしょうか。
というややモヤっとした切ない決着だと感じましたが、そもそもこれで決着がついたのでしょうか。
着いたのでしょうね…2人とも結構な致命傷を負っていますから。
ただし杉元が死ぬとは思えません。
「不死身の杉元だ」という言葉もそうですが、このまま死んだら金塊を永遠に封印する覚悟で「一番大切な人まで失いたくない」と言っていたアシリパの心を裏切ることになるからです。
杉元がそんなことするはずありませんよね。
まあ願望交じりの感想ではありますが、すでに白石が飛び込む準備をしているので次回の展開を待つしかありません。
とはいえ安否も含め物語はまだ気になることだらけです。
本当に次回で最終回を迎えるのかというところ、野田先生が一体どのようにまとめてくれるのか楽しみにしていましょう!
次回ついに大団円!!

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