尾形が「罪悪感」と向き合い、自ら頭を撃ち抜き自害しました。
思わぬ決着を迎える中、アシリパ・杉元・白石の前に鶴見が姿を見せました。
機関室に誰もいないまま、函館駅に向かう列車。
権利書を巡り、いよいよ鶴見との最終決戦へ!?
第311話『アシリパの選択』は、アシリパ・杉元・白石といういつものトリオの絆に注目です!
目次
『ゴールデンカムイ』311話!のネタバレ
それでは『ゴールデンカムイ』311話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
アシリパのお願い
列車の上で見合った鶴見とトリオ。
先手は鶴見で、いきなり3人に向かって発砲しました。
3人はアシリパの提案のもと、列車内に一時避難することにします。
ちなみに倒したヒグマが2両目の入口を塞いでいるため、3人の動きは兵士たちには気づかれていません。
ボロボロの杉元を支える白石。
杉元は「どうってことない」とは言っていますが、ここでアシリパがある決断をします。
それは杉元と白石に「ここにいてくれ」というもの。
アイヌの権利書は自身の問題だとして、アシリパが1人で権利書の入った矢筒を取り戻してくるというのです。
そんな中、鶴見のいる先頭車両と少しずつ離れていることに気づきました。
鶴見が連結を外したからです。
一刻も早く先頭車両に乗らなくてはならなくなったわけですが、列車を出る前にアシリパは「2人に頼みがある」と言います。
アシリパが“最後のお願い”として伝えたのは、「金塊のある井戸は埋めたままにして欲しい」というものでした。
アシリパの答えと想い
アシリパは金塊をそのまま封印し無かったことにする考え。
これが金塊争奪戦を経てきたアシリパの答えでした。
これまで争奪戦に関わった者たちの死を見てきたアシリパ。
アシリパは金塊を手に入れれば「めでたし」ではなく、金塊を持っている限り殺し合いが延々続いていくという答えに辿り着いたのです。
なので優先すべきは、この黄金のカムイの呪いを断ち切ること。
つまり金塊を諦めろという話なので、アシリパは代わりにウイルクが持っていた金貨を杉元に渡し理解を求めました。
これを(梅子の)治療費に、足りない分は自分がヒグマの胆嚢をたくさん獲るからと。
白石にはカサカサのはんぺんを。
アシリパはあの井戸には戻らないで欲しい、忘れて欲しいと必死に頭を下げました。
そこにあったのは「いちばん大切な人まで失いたくない」という杉元への想いでした。
白石との別れ
全てを受け止め悩んだ挙句、「わかった」と言ってやれと杉元の肩を叩く白石。
その言葉通り杉元はアシリパに「わかった」と伝えました。
ただし「行かせない」と言ってアシリパを掴みます。
杉元はまたアシリパを白石に託し自分が鶴見の元に行くのかと思われましたが…
なんと白石に「また会おうぜ」と伝えると、アシリパを掴んだまま鶴見のいる車両にジャンプ!
運転席から鶴見が発砲して迎えうつ中、アシリパと共に炭水車に飛び乗ることに成功しました。
「ひとりでは行かせるかよ、相棒だろ」と杉元は笑いました。
白石は追いかけようとしますが、もはや客車は離されていくばかり…。
役に立てない自分を考えて敢えて踏みとどまったというのもあるのかもしれませんが、ともかく悲しくもここで白石とはお別れとなりました。
vs鶴見開始!
いよいよ鶴見との直接対決。
杉元は鶴見の弾切れのタイミングで動き出します。
鶴見は銃をたくさん用意していたためすぐに構え直しますが、杉元はそのまま鶴見に飛びかかりました。
杉元の一撃を交わし蹴り倒す鶴見。
しかし別方向からアシリパが毒矢で狙っていました。
すると鶴見は、杉元を牽制しながら運転席のさらに前へ。
その動きを杉元は、2vs1では不利だから足場の悪い所に誘っているのではと考えました。
しかしならばと、杉元とアシリパはこの機に列車を止めることにします。
とはいえ鶴見がどう動いてくるか分からないので、ひとまず列車をアシリパに任せ、杉元が鶴見と対峙することにしました。
“鶴見を倒すのはノラ坊”だと菊田が言っていましたが、果たしてこの戦いの行方は!?
『ゴールデンカムイ』ネタバレ311-312話のまとめ
これまで様々な情報を得たり経験をしたり、房太郎に想いを引き出されたりしながらひとりで葛藤し続けたアシリパ。
辿り着いた答えは“アイヌのために金塊を手に入れる”というものになっていましたが、ここに来て多くの仲間の死を経て、“一番大切な人まで失いたくない”という素直な想いを口にしました。
もちろん“ここまで人が死んどいて今さら”という見方もあるのでしょうが、その責任を精神が崩壊しそうなほど受け止めながら、最後はアシリパ自身の決断が出来たことを嬉しく思います。
また、アシリパの想いを受け止めた杉元と白石もかっこよかったですね。
この2人が傍にいたからこそ出来たお願いでもありますよね。
改めて最高のトリオだと思わされた1話でした。
そして杉元の言動を受け、アシリパの目に光が戻ったのも嬉しかったです。
さて鶴見との戦いは暴走する先頭機関車という孤立したフィールド。
停止できれば展開は広がりますが、限られた時間と場所の中いよいよ杉元と鶴見のバトルが始まりました!
鶴見があえて移動したのは、本当に足場の悪い所へ誘うためだけなのでしょうか?
それに杉元の唇がカッサカサで、さすがにもう限界が近いのだと感じるのも心配。
菊田さんの言葉を信じて杉元の勝利を願いますが、一体どんな戦いになるでしょうか!?
次回も楽しみです!!

⇒『ゴールデンカムイ』313話!鶴見も杉元も死亡!?暴走列車が・・
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