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キルアが心臓を抜くのは何話か
結論から言うと、単行本3巻に収録されたハンター試験の三次試験、トリックタワーでの一戦です。相手は懲役968年の大量殺人犯、解体屋ジョネスでした。
この記事ではそのときのセリフの流れと、指が「ビキビキ」と変形する仕組みまで追います。
この記事でわかること
- 心臓を抜く場面の収録巻とその状況
- ジョネスとキルアが交わしたセリフ
- 「ビキビキ」という音の正体
- キルアが使っていた他の暗殺術
- 父シルバとの決定的な差
舞台はトリックタワー
『ハンターハンター』は6つの系統からなる念能力のバトルが魅力の作品ですが、暗殺一家ゾルディック家の三男であるキルアは、念を覚える前から強力な暗殺術を持っていました。その代表がこの心臓抜きです。
トリックタワーは、チーム5人の多数決で進む道を決めてゴールするのがクリア条件の三次試験です。
ゴン、キルア、クラピカ、レオリオの4人にトンパを加えた5人が選んだ道の先で待っていたのは、5対5の勝負でした。
ルールはそれぞれが自分で決めた内容で1対1を戦い、3勝すればチームの勝利というものです。
相手の5人は超長期刑囚でした。彼らは試験官リッポーから、受験生を足止めした1時間につき1年、刑期を短縮するという条件を出されています。つまり狙いは勝敗ではなく時間稼ぎでした。
キルアを残した時点で戦績は2対2。相当な時間を消費した状態です。
相手は解体屋ジョネス
最後に出てきたのがジョネスでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 異名 | 解体屋(バラシや) |
| 刑期 | 懲役968年 |
| 罪状 | ザバン市史上最悪の犯罪者。大量殺人犯 |
| 手口 | 異常な指の力で、素手で人体をバラバラに解体する |
ジョネスを見た瞬間、レオリオは顔色を変えました。
「俺たちの負けでいい あいつとは戦うな」
それでもキルアは、その助言を制して前に出ます。
心臓を抜いた瞬間のセリフ
前に出たキルアが最初に聞いたのは、勝負の方法でした。
ところがジョネスは、勝負の方法にも恩赦にも興味がありません。根っからの殺人鬼です。
「肉をつかみたい…それだけだ」
異常な相手を前にしても、キルアに動揺はありませんでした。
「じゃあ死んだほうが負けでいいね」
ジョネスが答え始めます。
「ああいいだろう お前が」
——この言葉の途中で、キルアはすでにジョネスの背後にいました。
そしてその手には、まだ脈を打っているジョネスの心臓が握られていたのです。
キルアは、ジョネスが話しているほんの一瞬に音もなくその横を通り抜け、心臓を抜き取っていました。この足運びが暗殺術「暗歩」です。
抜かれた本人が気づいていなかった
ジョネスは、最初は何が起きたのか分かっていませんでした。
キルアの手に握られているものが自分の心臓だと気づいたときの顔は、驚きと恐怖に満ちています。それほどの早業でした。
「か…返…」
最後の力で伸ばした手は、キルアに届きません。倒れ込むジョネスの目の前で、キルアは心臓を握り潰しました。
勝負が始まってからジョネスが死ぬまで、ほとんど一瞬の出来事です。こうしてキルアはチームに勝利をもたらしました。
僕はこう読む
この場面が怖いのは、キルアが「戦っていない」ところだと思っています。
攻防がありません。構えも、間合いの取り合いも、技名もない。会話の途中で終わっている。
——それどころか、キルアはジョネスの返事を待ってすらいません。
「じゃあ死んだほうが負けでいいね」と言った時点で、彼の中ではすでに終わった話だったわけです。
懲役968年、素手で人を解体してきた男が、台詞を言い終える前に処理される。
戦闘描写が主役の作品で、戦闘を1コマも描かずに実力差を見せた——ここがこの場面の異常さだと思います。
「ビキビキ」の正体
キルアが暗殺一家の人間だと知らなかったクラピカたちは、この技を見て驚きを隠せませんでした。
クラピカが「さっきの技はどうやったんだ?」と聞くと、キルアはあっさり答えます。
「ぬきとっただけだよ」
そしてこう付け加えました。
「ちょっと自分の肉体を操作して盗みやすくしたけど」
キルアはその場で肉体を操作し、指を変形させて見せます。そのときの音が——
「ビキビキ…」
キルアの指は鋭い爪を形成していました。この爪で、心臓を抜き取りやすくしていたわけです。
ゾルディック家にはそもそも技を隠す気質がなく、聞けば教えてくれます。加えて簡単に真似できる技術ではないと分かっているから、あっさり見せたのだと思われます。
父シルバとの差
キルアはさらに続けました。
「オヤジはもっとうまく盗む 抜き取る時 相手の傷口から血が出ないからね」
キルアがジョネスの心臓を抜いたとき、ジョネスの胸からは出血が見られました。
ところが父・シルバは、血を一滴も出さずに抜き取れるというのです。
抜かれた側は、自分がなぜ死ぬのかすら理解できないことになります。
そしてキルアは、このときまだ12歳でした。
キルアの他の暗殺術
心臓抜きばかりが有名ですが、キルアは念を覚える前から複数の暗殺術を使っています。
- 暗歩……音もなく移動する。ジョネスの心臓を抜いたときの足運び
- 肢曲(しきょく)……分身しているように見せる
- 手刀……相手を容易に気絶させる
- 肉体操作……指を変形させて鋭い爪を作る
これらを身につけた背景には、ゾルディック家の異常な訓練があります。拷問に耐えるために電流を浴びせられ、毒を飲んでも異常が出ないほどの耐性を付けさせられた——初登場時わずか12歳のキルアが持っていた能力は、そういう訓練の上にありました。
そしてこの電気耐性が、のちに電気を扱う念能力へつながっていきます。
僕はこう読む
キルアが技を隠さずに教えるところに、この家の異常さが出ていると思います。
普通、暗殺術は秘伝です。ところがゾルディック家は聞かれれば答える。
——理由は真似できないと知っているからですが、それは同時に「教わって身につくものではない」という意味でもあります。
電流を浴び、毒を飲まされ続けた12年ぶんの体があって、初めて成立する技だからです。
だからクラピカへの「ぬきとっただけだよ」は、自慢でも謙遜でもありません。
本当に、彼にとってはそれだけのことだったのだと思います。
まとめ
キルアが心臓を抜くのは単行本3巻、ハンター試験三次試験のトリックタワーです。
相手と状況は、こうなっています。
- 相手は懲役968年、解体屋ジョネス。ザバン市史上最悪の犯罪者
- 囚人側は勝敗ではなく、1時間の足止めにつき1年の減刑を狙っていた
- レオリオは「あいつとは戦うな」と止めた
- ジョネスの「ああいいだろう お前が」の途中で背後を取った
- 音もなく横を通り抜ける足運びが暗殺術「暗歩」
僕はこう読む
この場面が怖いのは、キルアが戦っていないところだと思っています。
攻防がありません。構えも、間合いの取り合いも、技名もない。会話の途中で終わっています。
ジョネスは、自分の心臓だと気づくまで何が起きたか分かりませんでした。
父シルバは血を一滴も出さずに心臓を抜けます。キルアはまだそこまで届いていません。この差を子どもと大人の技術差と読むか、キルアがまだ人を殺すことに慣れていない証と読むかで、この一家の見え方が変わってきます。
——あなたはキルアと父シルバの技術差を、単純な熟練度の差だと思いますか。それとも、キルアがまだ人を殺すことに慣れていない証だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
キルアの心臓抜きは3巻のトリックタワーですが、相手や状況は意外と知られていません。整理しておきます。
Q. キルアが心臓を抜くのは何話ですか
A. 単行本3巻に収録された、ハンター試験三次試験のトリックタワーでの一戦です。
Q. 相手は誰ですか
A. 解体屋ジョネスです。懲役968年、ザバン市史上最悪の犯罪者とされる大量殺人犯でした。
Q. そのときのセリフは何ですか
A. キルアの「じゃあ死んだほうが負けでいいね」に対し、ジョネスが「ああいいだろう お前が」と答え始めた途中で背後を取られています。
Q. 「ビキビキ」とは何の音ですか
A. キルアが肉体を操作し、指を鋭い爪に変形させるときの音です。この爪で心臓を抜き取りやすくしていました。
Q. どうやって背後に回ったのですか
A. 暗殺術「暗歩」です。音もなくジョネスの横を通り抜けた一瞬で心臓を抜いています。
Q. 父シルバとの違いは何ですか
A. シルバは抜き取るときに相手の傷口から血が出ません。キルアの場合はジョネスの胸から出血していました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日


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