和久井健「東京リベンジャーズ」241話より引用
三ツ谷加入により千冬が参謀&デザイナーをクビに。
そうして心機一転スタートとなった新生タケミチチームは、パーちん・ペーやん・河田兄弟という心強いメンバーも加入し9人になりました。
さらにタケミチはどうしても千咒を誘いたいと考えています。
しかし当の千咒は三天戦争により自分の無力さに打ちのめされ「瓦城千咒はここでもう引退する」と塞ぎ込んでいました。
さらに彼女の口から語られたのは「春千代があんなヤベぇ奴になったのも、マイキーの“衝動”も…全部自分の責任なんだ」という言葉。
マイキー&場地&三途&千咒兄妹が幼馴染ということが判明しましたが、千咒の言葉は一体どんな意味なのでしょうか。
第241話『A forced smile』は春千夜の口元の傷の原因が判明するとともに、新たな展開へ繋がっていきます!
目次
『東京リベンジャーズ』241話!のネタバレ
それでは『東京リベンジャーズ』241話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
マイキーのプラモ
『あの日マイキーと春千代が変わった』
千咒がそう回想したのは千咒(明司千壽)が小学3年生、春千夜(明司春千夜)が4年生だった頃の話でした。
真一郎と武臣のいる部屋に駆け込んでくる幼マイキー。
手には飛行機のプラモデルを持っており「カッケェだろ!?コンコルドのプラモだ!」とゴキゲンです。
そして「貸してよソレ!」とそれを追ってきた場地と春千夜。
マイキーは「バカヤロウ。これだけはテメェらに指一本触れさせねぇ」と颯爽と駆けていきました。
広い家の中をドタドタと駆ける、普通の小学生男子たちといった姿が可愛らしいです。
武臣の指導と春千夜の重荷
そんな3人をいつも追いかけていたという千咒も、この時マイキーのプラモに目を光らせていました。
「カッケェあのプラモ!オレも欲しい!」
するとそれを聞いた武臣が「バカ!女の子がオレとか言うな!」と叱りました。
しかしその説教はすぐに春千夜に向かいます。
「テメェがちゃんと見てねぇから千壽の口が悪くなんじゃねぇのか!」
自分がすでに家を出ているため、春千夜が千咒の手本にならなければならないのだと注意する武臣。
春千夜は武臣に怯えながら「…ゴメン、タケ兄…」と答えたのでした。
その話を聞き「え?三途君ってそんな感じだったの?」と驚くタケミチ。
明司家は父子家庭で、父親が忙しかったため子供たちは祖母の家に預けられていたそうです。
そのため武臣が父親代わりのようになっており、千咒が粗相をするといつも春千夜が武臣に怒られていたのだそう。
それでも春千夜はいつも優しかったと千咒は言いました。
しかしあの日に春千夜の不満は溢れました。
「もうお前とは口利かね。オマエのせいでいつもいつもオレが怒られてんだぞ!?」と千咒を責める春千夜。
「なんでオレばっかり」と膝を抱えながら、こんな願望を口にしていました。
「オレもマイキーとか場地みたいにもっと強くなって兄貴に言い返せるようになりたい」
始まりの大事件
後日の佐野家。
兄たちが見当たらず家中をフラフラしていた千咒は、凛と飾られているマイキーのプラモを見つけてしまいます。
「わああカッコイイ!」
そして千咒はそれを手に取り、マイキーがしていたように「ぶーん!」と家中を駆け回りました。
マイキーが「ソレ誰も触んなよ?」と言っていたプラモ。
真一郎曰く「作んのに一か月かかったもんな」というプラモ。
しかしそんなことは幼い千咒には関係ありませんでした。
「行けぇ!千壽号!」と千咒は大はしゃぎ。
ところが、なんと途中でつまずき、プラモをガシャンと落としてしまったのです。
頭部と左翼が欠けてしまったコンコルド。
そしてその後、その無惨な姿がマイキーに発見されます。
マイキーに謝ろうとする千咒。
しかし「オマエ見てたんだろ?壊したンだれ?」と聞いてきたマイキーに、千咒は思わず嘘をついてしまいました。
「えっと…ハル兄(春千夜)が壊した」
あの日怒られたからなのか…その理由は覚えていないものの、千咒はつい春千夜のせいにしてしまったのです。
しかしその嘘が思わぬ大ごとになりました。
春千夜の傷の原因
『あの後の事は断片的にしか覚えてない』と語る千咒の記憶。
「オイ!やめろよ!」と叫ぶ場地の声に驚いた千咒は、すぐさま声のする場所へ駆けつけました。
するとそこには血だらけの口元を抑え泣き叫ぶ春千夜が…!
千咒の目に映ったのは口が裂けた春千夜と倒れた場地、そして手が血で染まったマイキーの姿だったのです。
異様な光景の中、マイキーは見開いた目で「笑えよ春千夜」と言っていたのでした。
千咒は三天戦争の時のマイキーに、その時と同じ目を感じました。
それを見て確信したのです。
「あの日からみんな…変わっちまった」と。
マイキーも場地も春千夜も「自分のせいでみんなが変わっちゃったんだ」と。
千咒もチーム入り
自分のせい…だから自分がなんとかしたかったと嘆く千咒。
梵を創った理由の本質はきっとこれだったのでしょう。
「でも…もう手遅れだよな…。失敗ばっかりだ」と千咒は頭を抱え俯きました。
すると「ひっくり返せるさ」とタケミチ。
タケミチは叫びます。
「オレなんてもっと失敗ばっかだぞ!?千咒!でもひっくり返せる!!」
まるで自身を奮い立たせるように叫んだ後、強い眼差しで千咒に言いました。
「だから千咒、オレと一緒に行こう。関東卍會ひっくり返しに行こうぜ!」
これに応えるように明るい表情になる千咒。
千咒もチーム入りです!
『東京リベンジャーズ』ネタバレ241-242話のまとめ
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春千夜の傷はやはりマイキーでしたね。
理由は実に小学生らしくリアルでしたが、この時にマイキーの黒い衝動が呼び起こされることとなったようです。
その責任を背負っていた千咒は何とかしようとしていましたが、三天戦争での敗北により取り返しがつかないことを実感。
しかしタケミチと共に改めて歩み出すことになりました。
というわけで千咒もタケミチの新チームに加入決定!
戦力としてとても心強いと共に、東卍とは違う“タケミチのチーム”としての色が出てきました。
関東卍會には春千夜もいるので、vs関卍の注目すべき点が増えたと言えます。
今回は春千夜が良い兄だったことも判明しました。
彼が狂気的なのはこの事件でおかしくなってしまったからであり、現在もマイキーに強要された“無理やりの笑顔”を引きずっているだけで、心の底では別の意思を持っている可能性も出てきたのではないでしょうか。
とはいえ途中から東卍に加入したこと、マイキーに心酔していそうなところを見ると、この事件の後マイキーとの間で何か起きたのかもないので気になりますね。
他にもその後のマイキー・場地・春千夜の関係性や、この事件に対する真一郎・武臣の反応、何故エマの姿がないのかなどまだまだ知りたいことはたくさんあります。
まずは次回、千咒も加入した新チームの集会が開かれそうなので楽しみです!

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