大久保篤「炎炎ノ消防隊」302話より引用
ハウメアはカロンと共に、森羅万象マンの作った“死”の世界で人類の無意識を捨てて生きまくるという未来を選びました。
また、聖女に取り込まれた柱たちも自分たちの意思で生きる者・死ぬ者それぞれの未来を選んだのでした。
残された絶望も蹴散らし、新たな“死”と共に世界は再スタート!
…と思ったその時、突如現れたドクロのバケモノ。
その正体とは何なのでしょうか!?
第302話『神の裁定』はドクロの正体と彼のもたらした新たな世界に注目です!
『炎炎ノ消防隊』302話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』302話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
死神に魂を抜かれる
「死んでもらうぞ」
ドクロのバケモノが言ってきたのは、生きる選択をしたばかりの面々にとってのまさかの言葉。
カロンは思わず臨戦態勢を取ります。
が、シンラは「この世に必要な存在がご降臨くださったんだ」と言いました。
つまりこのドクロは「神様」なのだそう。
居もしない神を人が創り上げて祀り上げている…シンラはそれをおかしく思ったため“絶対的な存在の死を司る神様”に顕現してもらったのだそうです。
シンラは「俺たち心の準備はできています」と死神様に伝えました。
すると「良い心がけだ…死ね」という死神様の言葉と共に、シンラたちの胸から魂が抜かれていってしまいました!
シンラは「俺にはもう必要はない」と受け止めているようですが…!?
人体発火がなくなる
森羅万象マンだった日下部親子が分離しました。(万里は鬼の焔ビトのままです)
魂が抜かれたように見えましたが、シンラや柱たちはみんな生きていたのです。
「貴様らが持つ力は人には過ぎた力だ。回収させてもらった」
どうやら抜かれたのは、柱たちの持つ“過ぎた力”。
しかしここにいた柱は5人なのに、死神様が回収した力は7つありました。
何故ならここに居ない者からも回収したからです。
「本来なら全部で8つ回収する予定だったが、あと1つはこの星の外にいるみたいだからな」と死神様。
残りの3つとは、柱であるナタクの他に、紅丸とアーサーでした。
紅丸とアーサーも柱レベルの“人には過ぎた力”だったわけです。
ただしアーサーの分は、宇宙にいるため回収できなかったということですね。
力が抜かれた後、インカの予知能力も、ハウメアの思考を感じ取る力も、シンラの発火能力も消えていました。
しかし柱だけでなく、死神様に回収されなかったカロンも力を失っていました。
つまり、この星から人体発火はなくなったということです。
見た目じゃなく魂です
「そんじゃあ俺はこの辺で消えるとしようか」と死神様は言いました。
「神がいそうな場所っていうの?ぽい所作ってそこにいることにしよう」とのこと。
そして「何かあったら呼べ。42-42-564(シニシニコロシ)で」と言い、去っていきました。
この神様の“ゆるさ”も含めて「楽しい」世界になったと言えます。
これが絶望を切り拓きシンラが創り上げた世界。
とはいえ母・万里の焔ビトの姿のままでした。
しかし「確かに“お母さん”って姿じゃないけど…世界は変わったんだし、姿形が問題じゃないでしょう?」と万里。
確かにこの世界なら万里の見た目に怯えたり、見た目で差別したりする人はいなさそうです。
万里の相変わらずの前向きな順応性も良いですね。
2人の彼女!?
そんな万里に「私たちシンラ君の“彼女”のインカとアイリスです」と、インカまさかの彼女宣言です。
慌てて否定するシンラに「どっちも素敵な娘じゃない」と乗り気な万里。
「何番目でもいい」とシンラの左腕に抱きつくインカと困惑しながらも右腕に寄り添うアイリス。
羨ましいですね。
しかしシンラは思わず引きつった笑顔で2人を振りほどきました。
万里に「笑ってる」と言われ「違うよ母さん…これは…」と否定しますが、シンラが笑っていることは間違いありません。
これは平和の笑顔なのです。
ともあれ一件落着ということで…
「第8の所に帰ろう」
第8はシンラが万里に「会わせたい」と言っていた人たちです。
この“新しい希望”を得た世界で。
帰る場所
新しい世界は、シンラがリヒトやヴァルカンの知識を借りて構築した世界。
「たぶん元の地球とは色々違うのだろう」
とシンラが考えている通り、現実には存在しない奇妙な生き物や恐竜もいる世界となりましたが、とても生命豊かな星になりました。
「お前が帰る場所は守ったからな」と宇宙に語り掛けるシンラ。
アーサーは「ふッ」と笑っています。
アーサーに「先に帰って待ってるぜ、親友」と伝えたシンラは、言葉通り第8に帰ってきました。
「第8特殊消防隊二等消防官・森羅日下部ただ今帰還しました!世界を焼く人体発火の炎を全て鎮火しました」
そう報告するシンラ、そしてアイリスを温かく迎える第8。
シンラは(いつからだろう。引きつった顔じゃなくて自然に笑えるようになったのは…)と考えました。
そして皆に囲まれながら思い出します。
(悪魔と呼ばれた俺が希望を得たのは、第8に入ったその日からだ)
物語開始時からシンラは希望に満ちていたということですね。
ということで完結まで残り2話です!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ302-303話のまとめ
いよいよ「42-42-564(シニシニコロシ)」まで出て『ソウルイーター』ファンは笑ってしまったのではないでしょうか。
ともあれハッピーエンドとして炎炎世界は新たな世界で再スタート!
もう人体発火がない世界です。
そうなるとこれまで天照に頼っていた膨大なエネルギーを違うエネルギーで賄わなければいけないということになるのでしょうかね。
灰島ならどうにかできるかな?
もちろん特殊消防隊も在り方が変わっていくでしょう。
世界の改変と共にこれまでの常識が覆りそうですが、この希望に満ちた世界なら何とでもなりそうですよね。
果たしてどんな新世界となっていくのでしょうか。
次回は『エピローグ前編:人体発火なき世界』ということでさっそく新世界の始まりに注目!
寂しくも残り2話とのことなのでめいっぱい楽しみましょう!

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