『スパイファミリー』における最重要人物がドノバン・デズモンドです。
ドノバン・デズモンドはロイド(黄昏)が遂行中のオペレーション<梟>のターゲット。
つまりドノバンと接触するためにロイドはヨルとアーニャと出会い家族になったのです。
『スパイファミリー』の一番の見どころであるフォージャー家、彼らが生まれたきっかけを作ったドノバン・デズモンドは是非知っておかなければなりません。
そこでこの記事では、未だ多くの謎に包まれているドノバン・デズモンドについて、現在分かっている限りの情報をまとめました!
目次
【スパイファミリー】ドノバンのプロフィールとは?
ドノバン・デズモンドは東国(オスタニア)国家統一党の総裁で、ロイド(黄昏)に課せられたオペレーション<梟>のターゲット。
このドノバンに近づき不穏な動きを探るというのがロイドの任務であり『スパイファミリー』の大筋となっています。
しかしドノバンのプロフィールでハッキリ分かっていることは、国家統一党の総裁であるほかに、アーニャと同じクラスのダミアンとその兄・デミトリアスを息子にもっていることくらい。
ハンドラーからの情報やダミアンを通して少しずつ人物像や動きが窺えるくらいで、詳しいことは殆ど分かっていないのです。
【スパイファミリー】ドノバンの仕事とは?
ドノバン・デズモンドは東国の野党第一党・国家統一党の総裁。
つまり東国の政治の中核にいるということです。
しかしなかなか表舞台に顔を出さないらしく、彼が日頃どのような活動を行っているかは、西国情報局対東課<WISE>の力をもってしてもあまり掴むことが出来ていません。
ただしイーデン校の懇親会には顔を出している様子。
イーデン校の懇親会は政財界の大物をはじめ学者、技術者、芸術家、アスリートなど錚々たる顔ぶれの社交場にもなっています。
つまりここがドノバンにとってひとつの大きな活動拠点になっていると考えられます。
ちなみにドノバンはイーデン校懇親会でもVIP中のVIPです。
そしてドノバンに関するもうひとつのポイントとして、デズモンド・グループというものがあります。
デズモンド・グループについての詳細は今のところ不明ですが、製薬会社を丸ごと買収するなど大きな企業グループであることが窺えます。
また、大手軍事企業ブラックベルとビジネスパートナーでもあります。
このグループにおいてドノバンがどのような立場にあるのかはまだ分かりませんが、野党総裁としての活動に無関係ではないでしょう。
実際に<WISE>では「デズモンド周りのいくつかの企業で怪しい金の動きが増えてきた」という情報が出てくるなど、ドノバンを探る上でその動きを警戒しています。
【スパイファミリー】ドノバンの性格とは?
ドノバンはとても用心深い性格。
過去には新聞やテレビ、著作物などメディアでの発言もあったようですが、現在は引きこもっており先述のようにイーデン校で開かれる懇親会くらいでしかお目にかかることができませんので、その人柄もほぼ謎に包まれています。
ダミアンの様子から見るにドノバンは家でも厳格で、親子での会話は少ないようです。
第38話では、ドノバンのため息によってダミアンが発言を控えてしまうという力関係も見えました。
どうやらそこには、血の繋がった子であろうが所詮は他人であり「人と人は結局永遠に分かり合えん」という考えがある様子。
しかしダミアンの要望に応じてもいますので、父として全く気にかけていないというわけではなさそうです。
また、初対面で予定外の接触となったロイドの話も無下にせず聞こうとするなど、用心深いとはいえ決して堅すぎるという性格でもないことが窺えます。
【スパイファミリー】ドノバンはロイドの天敵?
ドノバンと接触することがロイド(黄昏)の目的ですが、第38・39話にてロイドは早くもドノバンと直接会話する機会を得ました。
ロイドはアーニャがダミアンを殴ったことへの謝罪を種にしてドノバンに接触。
ここぞとばかりにロイドはスパイとしての能力をフルに回転させ、どうすればドノバンに興味を持たれ、彼の懐に入れるかに注力します。
するとドノバンはロイドの言葉に耳を傾け、なんと穏やかな笑顔を見せるなど意外な対応を見せたのでした。
しかしそれ以上は踏み込ませないという堅い壁を感じる対応でもありました。
政治家らしいとも言えますが予想以上に腹が読めず、相手の望む人間を演じられるロイドの力をもってしても、ドノバンという人物にはなかなか踏み込むことが出来なかったのです。
接触機会の少なさと隙の無さを併せ持つドノバンは、敏腕スパイ<黄昏>にとっても攻略難度の高そうな標的ということですね。
ロイドはドノバンに「掴みどころのない男だった」と感じたのでした。
【スパイファミリー】ドノバンは東西平和に賛成している?
ドノバンはオペレーション<梟>のターゲット。
オペレーション<梟>は東西平和を脅かす危険人物としてマークしているドノバン・デズモンドに近づき不穏な動きを探ることが目的となっており、この作戦に東西平和の趨勢がかかっているとされています。
しかしそもそもドノバンは何故警戒されているのでしょうか。
ドノバンのいる東国は、西国と外相同士が会談を開くなど一応国交正常化に向けての動きを見せています。
対し野党である国家統一党は対西国強硬派と言われていますので、東西平和には反対派。
ドノバンはその総裁ですから、東西平和を脅かす組織の親玉ということになるわけです。
例えば、第18話~の西国ブランツ外相暗殺未遂事件は、犯行グループの背後に「極右連中かあるいは第三国のシンパがいる可能性が出てきた」と言われています。
この後ろ盾が会談中止を狙う国家統一党である可能性も高いのです。
また、デズモンド・グループで怪しい金の動きが見えるのも、こうした東西平和の決裂を促したり、戦争に向けての準備だったりするのかもしれません。
そういった動きを探るためのオペレーション<梟>なので、ロイドの任務はデズモンドの暗殺ではなく“継続的な接触”で情報を引き出すこととなっています。
ドノバンについてはまだまだ謎に包まれているため、ラスボスとも言える反面、場合によっては協力関係になる可能性も考えられなくはありません。
果たしてドノバンは世界の平和にとって善なのでしょうか悪なのでしょうか。
まとめ
ドノバン・デズモンドは東国国家統一党の総裁で、オペレーション<梟>のターゲット。
東西平和を脅かす危険人物とされていますが、用心深くなかなか姿を現わさないため、未だ多くの謎に包まれています。
また、ロイドが接触してもその人柄を掴みきることは出来ませんでした。
しかしその時に見せた「人と人は結局永遠に分かり合えん」という考えにドノバンの本音がありそう。
この考え方を改めることができれば東西平和に繋がるでしょうか。
唯一の接触機会はイーデン校の懇親会なのでアーニャに頑張ってもらうしかないですが、今後この最重要人物ドノバン・デズモンドとどのような関係を築いていけるか注目です!

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