かぐやが京都に行ってからはや半月以上。
四宮家にゴタゴタがあるとは言え、御行はかぐやの学業も心配していました。
一方で、前回かぐやから”秀知院をやめる”ことを言付けされた石上は、そのことを言えずにいました。
かぐやの真意は如何に?!
それでは第237話『石上優は言い出せない』の考察を始めていきます。
目次
『かぐや様は告らせたい』237話!のネタバレ
それでは『かぐや様は告らせたい』237話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
溢れるかぐや愛
御行は空を見上げながらかぐやのことを想っていました。
「早く戻って来いよな…」
石上と伊井野がいる前でさえ、もう隠すことはないかぐや愛!!
御行の気持ちを知れば知るほど言い出しにくくなる石上…。
伊井野は御行に「本当に好きですよね」とツッコみました。
「当然だろ?彼女なんだから」
御行のまっすぐな想いが真実を知ってしまった石上と伊井野を更に苦しめました。
その時、御行のスマホが鳴りました。
御行は嬉しそうにスマホをチェック!
「しの…なんだ早坂か」
ここでもかぐやからの連絡を心待ちにしていることが見えてしまいました…。
早坂からの電話に出るため、御行は生徒会室を出て行きました。
残された2人は…?
石上&伊井野の考察
「どうするの?!」
「どうしよかー!!」
めちゃくちゃテンパってましたw
御行のかぐやへの愛を再確認してしまい、余計に言い出しにくくなってしまいます。
“かぐやはもう秀知院には戻らない”
そのことが御行をどれだけ悲しませるか想像するのは簡単です。
それも、直接は言ってもらえなかったということなら御行を更に傷つけるでしょう。
もちろん、石上はかぐやと連絡を取ろうとしていました。
でも返事はなし。
既読になっているので見てはいるはずですが…。
「何かトラブルがあったんだ 会長には直接言い出しにくい…それが僕には想像もつかないけど」
かぐやが返事をくれないことも、秀知院を辞めようとしていることも、御行と直接やり取りしないことも…その可能性を示しています。
伊井野は言い出しにくいことを思い切って口にしました。
「…このまま別れちゃうのかな?」
御行とかぐやは危機的状況です。
御行は来週からアメリカに留学してしまいますし、かぐやは何故か秀知院に戻るつもりがない。
となると、2人が会う機会すらもうないのです…。
「…四宮家の人はそれを狙ってる…?」
石上は真理に辿り着いた気持ちになりました。
ところが伊井野に「なんで?四宮駅に何の得があるの?」とツッコまれると「古い家ってそういうもんじゃないの?」と弱い回答…。
2人は一般家庭出身なので、四宮家のような古い家の考えを探るには限界がありました。
教えて!渚先生!
そこで白羽の矢が立てられたのが渚でした。
石上と伊井野は渚に事情を説明し、かぐやが秀知院に戻ってこない理由を考えてもらいました。
渚にとって、その答えはすぐにわかりました。
なんなら、そうなることも予想していました。
「四宮家の人達はかぐやさんを他の人と結婚させようとしてるんだよ」
伊井野は驚きました。
今時、女性の意思を無視した政略結婚が成り立つなんて信じられなかったのです。
しかし、渚たち旧家の人間にとっては驚くようなことではありません。
旧家の年寄りたちにとって結婚は”家と家がするもの”であり、好きな人とするものではないのです。
お金持ちと繋がりを持ちたい、権力を持つ政治家と繋がりを持ちたい…。
家がそれを願った時、道具として差し出されたのが女性たちでした。
「社交界の女性はずーっとその価値観の上で利用されてきた」
渚は憂いのある目で語りました。
「男性主義の封建制は根深いよ」
渚自身もそうだから、よくわかっているのです。
渚は翼と付き合っていますが、渚にとっては翼が病院の跡取り息子であるという事実が大切でした。
翼がもしも貧乏だったら…付き合っていません。
それどころか、女性同士でさえも家柄を見て判断しています。
かぐやが四宮家の長女じゃなければ近づく気もなかったのです。
「嫌な打算でしょ?」
2人がどう思ったか、渚にはわかっているでしょう。
でもこれが旧家に生まれた女の生き方なのです。
「会長とかぐやさんにはうまくいって欲しかったけど たぶんきっと…」
渚は悲しい終わり方になることを予見して、生徒会室を去りました。
裏に帝の存在?
渚が生徒会室を出ると、そこにいたのは…。
「帝くん これで思い通りになった?」
帝が立っていました。
「まぁ…今の所は」
帝は何かを企んでいるということなのでしょうか?
渚は何かを知っているようですが…。
まだ真相は見えてきません。
直接、言わないとダメなのです
一方、生徒会室に残された石上と伊井野は納得できない思いを抱えていました。
旧家の考え方も納得できませんが、何よりあの四宮かぐやが家の人間の言いなりになって、他の人と結婚しようとしているなんて…。
石上が見てきたかぐやなら、自分の意思にそぐわない行動なんて取りません。
家の人を口で言いくるめて自分の意思を貫き通すはずです。
どうしても納得できない石上はかぐやに改めてメッセージを送りました。
『会長は力になってくれるはずですよ』
『大事な話は直接の方がいいとおもいます』
かぐやは石上のメッセージを見ました。
「やっぱり 直接言わないとダメなのね」
決意を決めたかぐや、ついに御行に電話をかけました。
終わりにしませんか?
御行は屋上に1人、空を見上げていました。
この回の御行って空ばかり見ています。
もしかして…空は繋がっているから、遠く離れていてもかぐやと同じ空を見ている…的な感傷に浸っていたのかも知れませんねw
御行はかぐやからの久しぶりの電話に大喜び!
テンション高めで電話に出ます。
でもかぐやの様子が少しおかしいことに御行は気がつきました。
「四宮は…あまり元気じゃないみたいだな 何かあったのか?」
かぐやは一瞬、間を置いてから口を開きました。
『会長…大事なお話があります』
かぐやの改まった様子に御行も真剣になります。
『私 会長といる時間がとても幸せでした』
『それを私は大切な思い出のままにしたい』
『会長…ここで終わりにしませんか?』
かぐやから別れの言葉を受け取った御行は…どんな反応を示すのでしょうか?
『かぐや様は告らせたい』ネタバレ237-238話のまとめ
今回はかぐやが御行に別れを切り出すお話でした。
前回、かぐやから秀知院に戻らないことを御行に伝えて欲しいと頼まれた石上。
究極に難しいミッションを与えられた石上はパニックです。
更に御行の深いかぐや愛を目にしてしまい、もはや達成困難な難易度に格上げされてしまいます。
なぜかぐやが秀知院に戻ってこないのか?を考えた石上と伊井野はある答えに辿り着きました。
それは四宮家の人間が御行とかぐやを別れさせようとしているから。
しかし、一般家庭出身の2人にはなぜそんなことをする必要があるのかがわかりません。
そこで渚が登場!
渚はあっという間に謎を解きました。
「四宮家の人達はかぐやさんを他の人と結婚させようとしてるんだよ」
旧家ではまだよくあること。
いわゆる政略結婚ですね。
石上と伊井野は納得できませんが、それが事実なのです。
渚が生徒会室を出ると、そこには帝がいました。
帝は何かを企んでいるようですが?!
ちなみに竹取物語で、帝はかぐやに恋する重要人物です。
その恋は報われないのですが…。
ラスボスはまさかの帝なのでしょうか?!
それともかぐやを救う救世主になってくれるのでしょうか?!
かぐやは石上がメッセンジャーとしての役割を果たす気がないことを悟ると、ついに直接御行とコンタクトを取ります。
そこでかぐやから伝えられたのは…。
『会長…ここで終わりにしませんか?』
かぐやからの悲しい提案に、御行はどんな反応を見せるのでしょうか?
次週もますます目が離せませんね♪

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