スポンサーリンク

ベストエピソード集『進撃の巨人』91話!考察!マーレ編開幕!壁の外の世界の現状とは!?

スポンサーリンク

ついに完結を迎えた大人気漫画『進撃の巨人』が「別冊少年マガジン」2021年3月号より12週連続で傑作選フルカラーを掲載中!

この記事では本編完結を前提にネタバレしていきます。

第10弾は諌山先生セレクト、第91話『海の向こう側』がフルカラーで蘇りました。

場面はこれまでとは一転し、舞台がパラディ島からマーレ国側に移ったところ。

エルヴィンなど多数の兵士を失いながらもシガンシナ区を奪還した調査兵団は、エレン生家の地下室でグリシャの手記を入手しました。

壁の外にも人類が存在するや島が侵攻計画に晒されていることなど世界についての驚愕の事実を知り、それを公表しました。

そしてパラディ島巨人の掃討完了により6年ぶりに行ったウォール・マリア外への壁外調査で、エレンたちが幼い日に憧れた海に到達します。

初めて見る海に戸惑いながらもはしゃぐ調査兵団、感傷に浸るアルミン。

しかし勲章授与式にて座標に触れたエレンは、その記憶で見たものと同じだと実感しており、「向こうにいる敵…全部殺せば…オレ達自由になれるのか?」と厳しい表情で海の向こうを見据えていたのでした。

第91話『海の向こう側』は、まさにその海の向こう側の世界について描かれていきます!

 

スポンサーリンク

 

『進撃の巨人』91話!のエピソード

それでは『進撃の巨人』91話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

スポンサーリンク

舞台は突如マーレに

大地に横たわり、空を自由に飛ぶ鳥に「おーい…ここはあぶねぇぞ」と呼びかけるボロボロの少年。

何故危ないかというと、ここが戦場だからです。

「飛んで行け…どこか…遠くに行け…せっかく羽根ついてんだから…」

先々のネタバレをしてしまうと、この少年はマーレ戦士候補生のファルコであり、後に羽根のついた巨人となって活躍します。

この初登場シーンでそれとなく鳥巨人への覚醒が示唆されていたと言えますね。

それにこの“鳥”というのも『進撃の巨人』において重要な存在なので、最終話まで読み終えたらより奥深いシーンだと感じるかと思います。

ファルコは兄・コルトが命懸けで仲間たちのいる塹壕まで連れ帰りました。

 

スポンサーリンク

マーレの現況

ファルコは頭を打ったことで一時的に記憶を失った様子。

そんなファルコに仲間たちが状況を説明します。

まずここで彼らがマーレ国の軍であることが明らかになりました。

そしてマーレが中東連合と4年に渡って戦争中ということも判明。

その戦争が大詰めを迎えており、「スラバ要塞」下の軍港にいる中東連合艦隊を沈めさえすればマーレの勝利となるようです。

しかし軍港は高台にあるスラバ要塞からしっかりと守られており、攻め入ることは出来ません。

そのためマーレはスラバ要塞を陥落させようとしているところなのです。

ただし現場は熾烈で困難な状況にあるようで、コルトが「榴弾の直撃で前方の戦士隊は吹っ飛びました!これ以上(塹壕を)掘り進めるのは無理です!」と隊長に伝えています。

しかし隊長のマガトには「エルディア人が私に命令するのか?」と言われてしまいました。

この言葉でマーレでのエルディア人の立場が窺えますよね。

 

スポンサーリンク

マーレ国の教育

ファルコたちは幼少期から厳しい軍事教育を施されながら選抜された、「九つの巨人」の継承者候補=戦士候補生です。

国が資金を費やして育てている貴重な存在である一方で、まだ候補生というだけで特別な能力はありません。

ファルコは「オレ達“戦士候補生”が何でこんな前線に駆り出されてるんだ?」と思います。

するとガビという少女が高揚した顔つきで言いました。

「そりゃ…見極めるためさ。私達の中から…次の戦士を」

“時期”が迫っているため、マガト隊長は戦士候補生としての最終試験をこの最前線に決めたのだとガビは考えています。

「パラディ島制圧戦の主力となる“鎧の巨人”の継承者をね」

時期とはつまり、ライナーの寿命があと僅かになっているということですね。

ガビは自分が鎧に選ばれる気満々の様子。

それに成績優秀なガビが選ばれるだろうというのが候補生たちの共通認識になっているようです。

しかしガビは、自分と彼らとの差は「成績」ではなく「覚悟」なのだと言いました。

「エルディア人の運命を背負い、私たちを苦しめるあの島の悪魔共を皆殺しにする覚悟だ」

そして「この世界に残るのは善良なエルディア人だけだと証明する」「みんなを収容区から解放する」というのがガビの目標だそうです。

 

スポンサーリンク

巨人の力の在り方

コルトがマガトに「我々歩兵の力ではあの機関銃の奥にある線路を破壊することなど到底出来ません」と食い下がっています。

敵の塹壕は抜け目がない上に要塞からの支援砲撃もあり、このままこの場にいてもいずれ榴弾が降り注ぐだけだからです。

マガトが「何か考えがありそうだな」と聞くと、コルトは「ここで“顎”と“車力”を放ちましょう」と進言しました。

しかしマガトの答えはNO。

その理由は「カードの切り方を間違えれば負け」だからです。

懸念のひとつとして、世界における兵器の進化というものがあります。

ちょうどその時スラバの線路に、中東連合の新兵器「対巨人砲」を積んだ装甲列車が出てきました。

この「対巨人砲」ならばたとえ“九つの巨人”でも撃ち抜くことが出来るのです。

“顎”と“車力”は素早い巨人ではありますが、もしうなじを撃ち抜かれるようなことがあれば、マーレは巨人の力と戦士を失い、再び取り戻せる保証はありません。

それは「9年前から始まった『始祖奪還計画』が返り討ちに終わり、超大型と女型を失ったように」。

マガトの言葉から現在が、ライナーたちがパラディ島に上陸してから9年後=シガンシナ区決戦から4年後の様子ということが分かります。

超大型と女型を失ったことでマーレは軍事力が低下したと見なされ、この戦争が始まったそう。

そのためマーレのパラディ島計画は後回しになっています。

「巨人の力は絶対である」

マーレを超大国たらしめているのは巨人の力であり、これ以上失わないためにも使いどころは慎重に選ばなければならないのです。

 

スポンサーリンク

ガビの意欲が凄い

そこでマガトが指示したのが、エルディア人の戦士隊800人の突撃をもって線路を破壊するという方法です。

コルトは止めようとしますが「お前達はマーレに忠誠を誓った戦士だろ?」とマガトに言われてしまいます。

「我が祖国から栄誉を得るチャンスだぞ?」とマガトは言いますが、アニメでは震えながら覚悟し待機する戦士隊の様子が描かれていてリアルでした。

この戦場には“鎧”も“獣”も待機しているようですが、装甲列車がいるうちは呼ぶわけにはいかないとマガトは言い、コルトを説得します。

「お前も獣を受け継ぐ身なら、いい加減上に立つものとしての覚悟を持て」

ここでコルトが次期“獣の巨人”であることが判明します。

その時、装甲列車がこちらに向かってきました。

線路どころか列車ごと破壊するチャンス。

するとガビが「それ私にやらせてください」と言ってきました。

「私なら装甲列車を無力化できます」

マガトは「お前らを鍛えるのに国がいくら費用をかけたと思ってる?」と発言を却下しますが、自分の価値をアピールして強引に説き伏せるガビ。

「必ずや私が鎧を継ぐに値する戦士であることを証明して参ります」

そしてマガトの了承を得たガビは下着姿になり、7本の手榴弾を持って塹壕を飛び出していきました。

 

スポンサーリンク

顎の巨人の登場

ガビはなんと、両手を挙げ足枷(手榴弾の束)を引きずりながらスラバ塹壕に近づいていきました。

民間人を装い仕掛ける、いわゆる便衣兵というわけです。

便衣兵は国際法違反ですが、「目撃した敵兵が生きていればな」としてマガトやマーレ軍は見守ります。

中東連合が戸惑っていると、ガビは転んだフリをして手榴弾を準備。

そして装甲列車が塹壕の上に来るタイミングを見計らい、線路に手榴弾を投げつけました。

すると見事装甲列車が脱線し落下。

大笑いしながらマーレの塹壕に帰っていくガビに、スラバ兵がケガを負いながらも機関銃を放ります。

ガビを心配し塹壕から飛び出すファルコ。

ファルコの心配をよそに、この危機をも楽しむかのような表情で近くの塹壕に向かって走るガビ。

そしてガビとガビを守ろうとするファルコがちょうど同じタイミングで塹壕に突っ込んだ時、2人を守る大きな影が現れました。

ライオンのようなタテガミが印象的な巨人です!

これはポルコ・ガリア―ドが巨人化した、九つの巨人のひとつ“顎の巨人”の初登場シーンですね。

ガリア―ドはそのままスラバ残党のいる塹壕を破壊。

マーレが誇る巨人の力を示したのでした。

 

スポンサーリンク
"
"

『進撃の巨人』ベストエピソード集91話のまとめ

場面はシガンシナ区の決戦から4年後のマーレ視点。

始祖の巨人を奪還するためにライナーたちを使ってパラディ島制圧作戦を進めていたマーレでしたが、その失敗により中東連合との戦争が始まっていたという感じです。

パラディ島の敵が外の世界・マーレだったことを知ったばかりでしたが、その敵もまた他の敵と戦っているというのは衝撃でした。

そして特にガビというキャラクターから、マーレにおける教育というか思想が強く感じられ、ライナーたちの背景もグッと深く感じることが出来たかと思います。

急な場面転換で連載当時は戸惑いましたが、物語世界が広がった重要な1話、ある意味ここからがスタートとも言える大きな1話でしたよね。

アニメ第4期(The Final Season)の第1話でもありとても印象深い回です。

アニメではファルコが意識を失っていた時に“立体起動で巨人と戦っている夢”を見ていたような発言もあり、そういった点でも注目すべき回になっています。

是非このフルカラーでの掲載を機に読み返してみてください。

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒ベストエピソード集『進撃の巨人』132話!ハンジ死亡!団長を・・

⇒ベストエピソード集『進撃の巨人』130話!ヒストリアの妊娠・・

⇒ベストエピソード集『進撃の巨人』126話!世界を救うため・・

⇒ベストエピソード集『進撃の巨人』123話!ミカサの選んだ答え・・

⇒ベストエピソード集『進撃の巨人』84話!エルヴィンかアルミン・・

 

スポンサーリンク

 

 
 

 

スポンサーリンク

 

関連記事