ハウメアはインカとシスタースミレの能力を取り込んだ模様。
しかも時間停止をもってしてもシンラとショウの攻撃が当たりません。
圧倒的な力を持つハウメアに為す術のない2人。
さらに聖女ハウメアの“正しい”言葉に、シンラの中で“ぶっ殺す”という本能がむき出しになりかけていました。
ショウの存在により平静を保つも「それではあなた自身も守れませんよ?」と語るハウメアに、シンラは胸に穴を空けられてしまいました。
「あなたの死で大災害は完成し、人類は救われます」と涙を流すハウメア。
シンラは死亡してしまったのか、救世主死亡で世界は滅亡へ突き進んでしまうのか!?
第290話『穿たれた希望』は畳みかけて絶望展開です!
目次
『炎炎ノ消防隊』290話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』290話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
シンラ復活!
ハウメアに胸を穿たれ倒れるシンラ。
「死でしか解決できないこの絶望もこれでお終いです」と涙を流すハウメア。
ショウは「兄が!第8が!今まで守ってきたこの世界が終わる訳ない!」と涙を浮かべながら抗議しました。
しかしそこでなんとシンラが立ち上がりました!
「俺なら大丈夫だ」
胸の穴は炎で塞がっています。
「地上からアドラリンクで干渉してきましたか…」とハウメア。
地上の者がシンラのピンチを救ったということですね。
穴を塞いだこの炎は蛇の形をしています。
ということは第6・黄大隊長の“アスクレピオスの杖”ですね!
黄大隊長死亡?
黄の能力は炎の蛇を操り人体の治癒力を増幅させるというもの。
アドラバーストを持っているわけではありませんが、以前シンラの治療をした際の聖痕(スティグマ)からリンクし、傷を修復したようです。
しかしその代償に身体が焼かれてしまいました。
「私が触れていい炎ではなかったようね…」
そういって炎に包まれる黄に中隊長のアーグが駆け寄ろうとしますが、火華に「あの炎に触れては駄目だ!」と止められてしまいます。
できるのは祈ることのみ。
火華は「シンラどうか…アイリスと一緒に戻ってきて」と涙ながらに願いました。
伝導者は恐れている
そうした地上の様子がシンラには流れてきているようです。
「俺は皆に支えられてここまで来た」
シンラにもう怒りも迷いもありません。
「俺は悪魔じゃない!ヒーローだ!市民の人命と財産を守るため戦っている!」
そして再びハウメアに挑みました。
やはりハウメアに触れることは出来なかったものの、ハウメアの髪の毛が少し揺れます。
それは「何も干渉できない訳じゃない」ということ。
因果で決められているから触れられないとハウメアは言いますが、髪が揺れたということは未来が決まった訳じゃないということです。
「無意識の結論は死と決まった訳じゃない!」とシンラ。
髪を揺らすだけのそよ風では何も変わらないとハウメアは言いますが、しかし蝶の羽ばたきがいつか大きな嵐へと変じるように、そよ風でも何が変わるか分からないとショウは言います。
「だから伝導者はそよ風のような俺を恐れている」とシンラ。
「恐れはしません…全て受け入れています」とハウメア。
そしてハウメアは「地上をご覧なさい。最後の絶望の炎が起ころうとしています」と言いました。
一体地上で何が起こるというのでしょうか。
桜備が死亡!?
地上では第8が市民の避難誘導をしていました。
火縄やマキと共に順調に誘導が進み「あとはシンラを信じて待つだけだ!」と桜備。
桜備は老婆に「目が悪くても消防官さんは光って見える」と言われると「皆さんが希望を見失わないためです」と返します。
一方でリヒトはヴァルカンに指示を仰がれたり、と本部的な役割をこなしていました。
そこへ桜備がやってきます。
「こっちの様子を見に来ただけだ」と桜備は言いますが、避難誘導に行っているはずの桜備がやってきたことにリヒトは少し違和感を覚えました。
桜備に避難誘導完了の報告をするマキ。
すると桜備は「ご苦労」と言った後、「残る仕事はあと一つ…」と呟きました。
桜備と向かい合っていたタマキは驚くべき光景を目にします。
なんと桜備の後ろに桜備が…?
悪魔出現
すると桜備のドッペルゲンガーが桜備の頭を掴み、スゥゥゥっとナイフで首を切ってしまったのでした!
血を吐き力なく倒れる桜備。
その光景はシンラたちにも見えていました。
「光は失われました」と涙を流すハウメア。
「駄目だ!!兄ィ!!」と叫ぶショウ。
しかしショウの呼びかけも虚しく、シンラは怒りに呑まれてしまったのでした。
「ぶっ殺す!!!!」
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ290-291話のまとめ
あああああああ…ああああ…。
あまりにショック過ぎる1話でした…。
ここで火代子さんがシンラを救うとは想像していなかったので激アツでしたね。
それなのに燃えてしまいました…。
そしてやはり桜備のドッペルゲンガーが出現していましたね。
しかし桜備が首を切られてしまいました…。
桜備は光。
つまりまさに「光は失われました」ということ。
消防隊員たちにとっても読者にとってもあまりに大きな絶望です。
そしてシンラが抑えていた激怒の感情も一気に解放されてしまいました。
次回は『第二の太陽』ということですが、悪魔となったシンラの怒りの炎が地上を包むというのが大災害の最終段階ということでしょうかね。
悪魔ではなくヒーローでなければこの作品のハッピーエンドにならないと思いますが、果たしてこの怒りはどう展開していくのでしょうか!?
とりあえずはっきりと生死が判明するまで桜備の首の筋肉を信じていようと思います。

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