四宮家の三男・雲鷹が御行を連れて向かった先は病院でした。
そこにいたのは、かぐやたちの父にして四宮家総帥の贋庵(がんあん)でした。
雲鷹が御行をここにつれてきた理由とは?!
それでは第232話『四宮家』の考察を始めていきます。
目次
『かぐや様は告らせたい』232話!のネタバレ
それでは『かぐや様は告らせたい』232話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
昭和の怪物・四宮贋庵
贋庵は視力も弱っているのか、雲鷹を長男の黄光と勘違いしていました。
やはり長男を頼りたい気持ちになるのでしょうか。
「雲鷹だ」と名乗った時には少し驚き、視線を逸らしました。
この辺りも複雑な父子の関係性がありそうですね…。
今後、色々とわかってくるのかもしれませんね!
雲鷹は御行を病院の屋上に連れ出しました。
そこで御行に語ったのは四宮の歴史についてです。
四宮家は長らく贋庵の帝国でした。
贋庵はグループ拡大のためには手段を選ばず、逆らう者は容赦なく叩き潰し、忠実な者には十分すぎるほどの蜜を与えました。
その手腕はカリスマ的で、贋庵は長年グループをまとめ上げていました。
しかし…。
「オヤジは持って数週間だそうだ」
贋庵は”昭和の怪物”と呼ばれた人物です。
秋には一度倒れてもうダメだと医師に告げられていましたが、なんとかここまで持ち堪えた生命力はさすがに怪物なみということでしょうか。
昭和は遠く、平成も終わり、時代は令和です。
いよいよ昭和の怪物はお役御免というわけです。
「四宮の時代も終わる」
雲鷹にはこの先が見えているようです。
四宮グループは贋庵がいるからまとまっていたようなもの。
この事態に混乱が生じるのは当たり前と言えそうですね。
かぐやの価値
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贋庵が長くないことは経済界にいれば耳にするでしょう。
ましてや、もと同じグループの四条家ならなおさら。
四条家はこの機会を逃しませんでした。
四宮のやり方に反発してできた四条家は、四宮家と正反対のやり方で存在感を高めました。
クリーンな財界を目指す官僚と組んで不正の告発、離反組の株放出からの敵対的買収、ヘッドハンティング…。
四宮グループの内情は荒れに荒れています。
御行が雲鷹の話を聞いて真っ先に思うことはかぐやのことです。
「かぐやは大丈夫なんですか?」
雲鷹は「今の所はな」と限定的な回答…。
その理由はかぐやの価値にあります。
四宮と四条は血統の対決でもあります。
幹部の一斉逮捕(雇われ幹部なので血統者ではない)も相まって、血統主義の機運が高まっている状況の今、かぐやの価値はしばらく高まると予想されていました。
「良い意味でも 悪い意味でも」
雲鷹の言い方には含みがあります…。
育ての親は雲鷹?!
贋庵が亡くなった後、後を継ぐのはおそらく長男の黄光です。
次男の虹正は黄光の腰巾着に過ぎず、器ではありません。
三男・雲鷹は継母の子であり、今の四宮の体制ではトップに立つことはできません。
「そして かぐやも妾の子だ」
御行は新事実に驚きを隠せません。
かぐやは贋庵が60歳か70歳の頃、祇園で夜職をしていた”清水名夜竹”という女性との間にできた子供でした。
名夜竹は無口な女性で、かぐやを産んだ後すぐに心臓病で亡くなりました。
かぐやは年をとった贋庵と妾の娘…。
しかも妾である名夜竹はすでに亡くなっています。
周りはその扱いに戸惑いました。
それは父である贋庵も同じこと。
悩んだ贋庵が選んだのは…。
「よりにもよってかぐやの身柄を俺に託しやがった」
継母の息子である雲鷹はかぐやと立場がやや似ています。
雲鷹ならかぐやを育てられると思ったのでしょうか。
「かぐやに帝王学を叩き込んだのはあなたですか?」
御行は雲鷹に尋ねました。
「そうだ 恨むなら俺を恨むんだな」
雲鷹は自分でもかぐやが他のヤツに育てられたらマトモに育ったかもしれない、と思っていました。
しばらく沈黙が続いた後、御行は柔らかい表情で伝えました。
「恨みませんよ 四宮かぐやはそれも含めて四宮かぐやなんですから」
御行が好きになったのは今のありのままのかぐや。
それに雲鷹がかぐやをちゃんと『四宮の人間』として育てようとしてしたこともわかっています。
自分の”妹”として、接してきたことも。
雲鷹は照れているのか全力否定していましたがw
こんなところまでかぐやと雲鷹は似ています。
御行は2人が兄妹であることを再確認したのでした。
御行を守れ!
雲鷹が御行を呼んだ理由、それは四宮家の現状を正しく理解させるためです。
「かぐやの弱点はお前だからだ」
今のかぐやには多くの使い道があります。
黄光はかぐやを上手いこと使おうと企むでしょう。
そんな時、御行が誘拐でもされたらどうなるでしょう?
御行に危害が及ぶと思えば、かぐやは黄光の言いなりになる可能性が高まります。
それは雲鷹にとってもいい話ではありません。
「だからお前には事情を話した上で護衛をつけることにした」
護衛として登場したのは早坂愛でした。
「この男はお前にとっても大切な人間なんだろう?」
雲鷹の発言に早坂愛は赤面…。
こうして護衛をつけることはほぼ強制的に決定されてしまいました。
学校にいる間は秀知院学園のセキュリティがあるため除外しますが、登下校、家にいる間はもちろん護衛対象時間です。
「しばらく一緒に住むから親に話を通しておいて」
早坂愛は持ち前の手際の良さで着々と護衛体制を構築していきますw
新しい彼女です?!
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雲鷹と別れ、早坂愛と帰ることになった御行。
展開の速さについていけません。
「親父はともかく圭ちゃんになんて説明したらいいんだ」
御行は年頃の妹(+かぐやが大好き)に早坂愛のことをどう説明するかで頭を悩ませていました。
「新しい彼女ですって説明したら良いんじゃないですか?」
サラッとトンデモ発言…!
まだ始まって間もない護衛ですが、すでに波乱の予感しかしない?!
かぐやがいない間に何かが起きちゃう可能性あり?!
『かぐや様は告らせたい』ネタバレ232-233話のまとめ
今回は雲鷹が御行に四宮家の事情を話し、護衛をつけるまでのお話でした。
四宮家は贋庵のカリスマでのし上がってきたグループです。
贋庵の命が尽きようとしている今、四条家に狙われるのも、混乱が起きるのもある意味予想範囲内。
贋庵の後は長男の黄光が継ぐことになるでしょう。
今、四宮グループは血統主義の機運が高まっています。
そうなれば、かぐやの価値はますます上がり、黄光に利用される可能性も高まります。
雲鷹とかぐやは贋庵と正妻の子供ではありません。
雲鷹は継母との、かぐやは妾との子供でした。
似たような立場の雲鷹は父親からかぐやを押し付けられ、育ててきました。
最初は押し付けられただけかもしれませんが、雲鷹はかぐやをちゃんと”四宮の人間”として育てようとしました。
(多少歪んでいるようではありますがw)
かぐやを黄光の好きにはさせたくありません。
そのためにも、かぐやの最大の弱点である御行を守ろうと考えたのです。
護衛役に選んだのは早坂愛!
久々の登場ですが、雲鷹に「この男はお前にとっても大切な人間なんだろう?」と言われて赤面するなど、ちょっと怪しい…?
親友・かぐやの恋人だから大切な人間ってことでいいんですよね…?
家族への説明に悩む御行に、自分から「新しい彼女ですって説明したら良いんじゃないですか?」と言ってみたり、ちょっとアレですが…。
早坂愛と御行…まさかまさかの一波乱、あるのでしょうか?!
しばらく登場機会のない主人公・かぐやの状況も気になりますね〜。
次週もますます目が離せませんね♪

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