北海道へ帰るために樺太を南下中の一行は、買い出しに立ち寄った静香で何者かに狙われてしまいます。
狙撃の精密さから皆尾形を疑い構える一同。
しかし相手は尾形に顎を撃ち抜かれたロシアの凄腕スナイパー・ヴァシリでした。
白石が足に銃弾を受け、他の皆はそれぞれ身を隠し身動きが取れない状況に。
ただひとり狙撃手の元へ向かうことが出来たのが、オソマを買い足していた杉元です。
相手を尾形と勘違いしている杉元が、ウキウキしながらヴァシリの元へ向かいます!
目次
『ゴールデンカムイ』202話!のネタバレ
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それでは『ゴールデンカムイ』202話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
狙撃手の元へ走る杉元
今週の扉絵は杉元ひとり。
いつもとはまた違う格好良さでしたが、「13日の金曜日」でしょうか。
そういえば今日は13日の…木曜日ですが、この表紙が意味するものとは…。
今回は扉絵を飾った杉元が走っているところから始まります。
尾形と思われる狙撃手に狙われ動けなくなっていた一行ですが、杉元だけは味噌を買いに別行動していたため自由に動けるのです。
狙撃手の方へ駆けていく杉元を、月島も視認しました。
そこで鯉登に浮かんだひとつの疑問。
「気づかれてないのか?尾形が杉元を見落とすなんて」
何か考え事があるのか、鯉登の疑問に無言の月島。
頑張る白石
月島は白石に「何とか自分でこっちに来い」と伝えます。
白石は脱獄囚ですし言い方は冷たいですが、「手当てしないと失血死するぞ!」と気遣う様子を見せるさすが月島。
白石は「うるせえ!」と言いながら自力で手当てしています。
アシリパは白石の身を案じ、ソリを押し進めながら白石の元まで行こうと言いますが、「狙撃手が尾形なら狙いはアシリパだ」として谷垣が止めさせました。
「それでも助ける!」
と強い意志を見せるアシリパは、もしかしたら網走監獄で杉元とウイルクが撃たれた時に助けに行けなかったことを思い出しているのかもしれませんね。
しかし「アシリパちゃん来るな!」と白石自身が止めます。
白石はロシアの美味しいお菓子をエサに犬ぞり犬たちを呼ぼうとしたのですが、エノノカとヘンケが凄い勢いで止めに来ました(笑)
「俺より犬が大事か!」
名案を打ち砕かれた白石は、今度は頭上のカラスに希望を見出します。
お米をバラ撒き、寄ってきたカラスに紛れて窮地を脱する作戦です。
ちなみにお米を持っていた理由は「口噛み団子が忘れられなくて行く先々でお婆ちゃんに噛んでもらおうと思って買っておいた」から(笑)
前回酔った勢いで夢中になっていたわけではないんですね…恐るべし口噛み団子。
もったいぶっている余裕はないので、白石は盛大にコメをバラ撒きます。
しかし集まってきたのはカラスではなくスズメ。
「んぐ~…カワイイ」
作戦失敗するもスズメの可愛さに許さざるを得ません。
ヴァシリの目的が判明
「あの男は覚えている」
と、双眼鏡で白石の奮闘を見ているヴァシリ。
白石を“あの場にいた”男だと認識しているようです。
ここでヴァシリの目的が判明しました。
「出てこい。私は死ねなかったぞ」
やはり彼は尾形の登場を待っていたのでした。
「あの時の続きをしよう」
そう考え待ちわびるヴァシリは、月島が軍帽を動かすとすぐに狙撃してくるほど集中して周囲を観察しています。
しかし月島はわざとヴァシリの注意を引いていたのです。
それは杉元が狙撃手の元に行きやすくするため。
射程範囲外から攻撃できる優位性を持つ狙撃手にとって、気が付かない間に距離を詰められるのは怖いはずだと月島は考えたのです。
ましてそれが不死身の杉元なら悪夢です。
ついに始まる杉元vsヴァシリ
月島の考え通り杉元はヴァシリの元へ忍び寄っていました。
建物に侵入したところでようやくその気配に気づいたヴァシリは一気に緊張感を高めます。
「何か狂暴なものが飛びかかろうとこちらを伺っている」
部屋の襖の向こうから感じる熊のような気配。
狂暴なもの=杉元はすぐそこにいました。
「尾形…俺の手でカタを付けてやる!」
と静かに殺る気を漲らせている杉元。
張り詰めた空気は、杉元が襖を開きついに動き出します。
瞬時に銃弾を杉元に命中させるヴァシリ。
しかしなんとそれは鏡!
鏡を利用し一発撃たせた杉元は、相手が装填する隙に一気に距離を詰めようと走り込んできました。
が、ヴァシリは装填せずに拳銃を杉元に向けてきたのです。
狙撃手の隙をつき白兵戦に持ち込もうとした杉元でしたが、ヴァシリは接近戦への対策もちゃんとしていました。
凄腕スナイパーは様々な想定もしてこそなのです。
ヴァシリの想定外は、杉元が味噌を持っていたこと。
銃を向けられた杉元は咄嗟に先ほど買った味噌を投げつけました。
結構デカい入れ物なのでかなりの重さがあると思います。
何でもありなのが不死身たる所以ですね。
杉元は味噌を顔面に受け倒れたヴァシリに銃剣を突き刺さそうとします。
「誰だよテメエ」
と相手が尾形でないことに気付いていますが、杉元の殺意は止まりません。
慌てて味噌を盾にして回避したヴァシリは急いでその場から退避します。
ヴァシリを襲う恐怖の杉元
「距離だ!距離さえあれば私は負けない」
狙撃手にとって大事なのは相手の攻撃圏外に出ることです。
ひとまず階下に降りてきたヴァシリ。
しかし―
バリィ!と襖から伸びてくる手。
手は不気味に力強くヴァシリの服を掴んできました。
さらに襖越しにザッザッと突き立てられる刃。
ヴァシリは間一髪その刃を逃れますが、服を掴まれたまま今度はメリメリと襖の方へ体を持っていかれ、そのまま投げ飛ばされてしまいました。
手の主はもちろん杉元。
ヴァシリを床に打ちつけた杉元は、改めて銃剣を突き刺そうと構えました。
そこで杉元は手を止めます。
ヴァシリの胸元から見えたものに興味を持ったからです。
「お前が描いたのか?」
杉元が目にしたのはなんと尾形の似顔絵!
かなりクオリティー高いです(笑)
『ゴールデンカムイ』ネタバレ202-203話のまとめ
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激闘続く第294話、ぜひ、お見逃しなく。今週のフキダシアイコンは、
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か…可哀想すぎるヴァシリ!まさに悪夢ですね。
似顔絵を持ち歩くほど尾形との再会にワクワクしていたのに、突然こんな怪物に命を狙われて…。
尾形をやる気で目を輝かせていた杉元が向かったので心配はしていましたが、相手が尾形じゃないと分かっても、理由も聞かずこんなに容赦なくいけるんですね…。
今回は扉絵からホラーを意識した感じでしたしそういうタッチにしたのだと思いますが、普通に目が怖いです杉元。
しかし先週少し期待はしたものの、もしかするとこのまま本当にヴァシリが仲間になる可能性も出てきましたね!
とりあえず次回は皆と合流し、月島に訳してもらいながら和解ということになるでしょうか。
それにしても白石の顔すら覚えているのにわざわざ尾形の似顔絵を描いて持ち歩いていたというのは、単純に聞き込みするためでしょうかね…とにかく何だかヴァシリに犬童的な気質を感じましたよ。
次回はヴァシリの処遇に注目ですね。

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