砲撃された海軍は函館山に向けて反撃を開始。
キラウシがさらに反撃し、駆逐艦と函館山は相討ちのような状況になりました。
甚大な被害を受ける函館山…沈む駆逐艦…キラウシと鯉登平二の安否が危ぶまれます。
一方で五稜郭は鶴見らが道をこじ開けたことで第七師団が侵入を開始。
しかし侵入した兵士の前に杉元が立ちはだかったのでした。
第293話は『侵入者』ということで、侵入後の動きが描かれこれまた衝撃の展開へ!
目次
『ゴールデンカムイ』293話!のネタバレ
現在の五稜郭の配置は南口から侵入した鶴見らが東口方面へ進んでおり、その先に夏太郎が。
さらにその先の北口にソフィア。
鶴見らがこじ開けた南口からは二階堂ら第七師団が侵入を開始し、近くにはそちら側に配置していた土方・牛山・都丹、そして単身で動いていた杉元がいます。
そして南口と北口の間の建物にアシリパと白石が待機しているという状況です。
扉絵には『戦争は誰が正しいかを決めるのではない。誰が生き残るかを決めるのだ』という煽り文(ラッセルでしょうか)が。
そうもはや“誰が生き残るか”の戦いが始まっているのです…。
それでは『ゴールデンカムイ』293話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
やはり土方は想定済み
鶴見の合図により突入してきた二階堂ら第七師団。
橋を盾に堀を渡ってきたため、土方・都丹らの手練れも対応できず侵入を許してしまいます。
土方らはそこですでに片翼の稜堡が全滅させられていたことに気づきました。(鶴見らによってですね)
しかし「敵の侵入は想定内だ」と土方。
中でも、一度に五稜郭内へ突入されてからの白兵戦になるよりこうして少しずつ突入された方が、敵に対し数的有利の状況を作り出して戦えば良いため土方的にはオッケーなのです。
土方は改めて口にしました。
「必ず勝つぞ。生き残るのは我々だ」
動き始めた戦況にアシリパは
侵入者に対応したのは射撃戦に参加していなかった杉元。
杉元は侵入者を襲撃し、ソフィア一味の援護もありながらその数を減らしていました。
一方で、いよいよ兵士が侵入し杉元との戦闘に入ったことでアシリパがソワソワしていました。
杉元の手助けに行きかねないアシリパを白石が制します。
やはり白石が一緒にいてくれましたね。
馬を準備しているので、いざとなったらアシリパを連れ五稜郭から離脱する役目なのでしょう。
白石が「今は俺らに出来ることをしようぜ。最悪逃げる事になった時のために準備しないと」と落ち着かせますが、やはりアシリパの表情は固い。
すると「いまは権利書を守ることだけを考えなよ」と白石。
「北海道で生きるアイヌのためになるんだろ?キロちゃんの想いを全部無駄にしないためにもさ…」
やはり一番人の想いを紡いでいるのは白石なんですよね。
白石生き残って!そしてアシリパを頼みます!
永倉は土方と最後まで
函館の街では「ロシアが攻めてきた」と混乱しています。
「日本の軍艦が撃沈されちまった」と話題になっていますが、果たして鯉登平二ら海軍は無事でしょうか…。
そして相討ちとなった函館山の方も心配でしたが、キラウシも含め皆無事でした!
「生きてるか貧乏人」と門倉が声を掛けると、キラウシは「尻の穴覗くニシパ…」と返しました。
と言ってもキラウシは左足骨折もしておりすぐには動けない状態。
門倉も頭に包帯を巻き、右腕を吊るしているのでだいぶ重傷を負っていると思われます。
さらにマンスールに至っては右手が吹っ飛んでいました。
それでも「大丈夫」と言うように頷くマンスール。
この中で永倉は比較的軽傷でした。
永倉は門倉らに「五稜郭へは戻らなくていい。充分役目は果たした」と伝えます。
元より彼らを離脱されるつもりだったのかもしれませんね。
永倉はもちろん戻るつもり。
「今度は最後まで付き合いたい」
永倉は積年の想いと共に土方の元へ向かいます!
土方を守る都丹
その頃五稜郭では、突入した兵士たちが鶴見らに追いついたところ。
「よぉし!東口と北口の稜堡にいる敵をさらに殲滅して兵を突っ込ませるぞおおお!!」
鶴見はテンション爆上げで銃をシコシコしました。
ちなみに東口と北口に対応できる場所には夏太郎が、北口の方にはソフィアが配置しています。
一方土方は、牛山らに稜堡で侵入を食い止めさせ、自分は都丹と共にすでに侵入済みの兵士を追う構え。
そしてその土方らの姿を発見したのが二階堂です。
江渡貝くん特製マスクが数名で動いている人影に反応したのです。
身体のハンデがあることもあり皆から少し出遅れていた二階堂は単身だったものの、ソフィア一味が使っていた手投げ弾を利用しその人影を襲撃。
すると二階堂はその煙の中からある人物の姿を発見しました。
その人物とは、自分の足を斬り落としたあの憎き土方歳三です。
「土方歳三~~~」
二階堂は土方をロックオン。
そしてその憎悪の籠った呟きを都丹の耳が捉えました。
危機を感じ土方を突き飛ばす都丹。
しかし代わりに都丹が腹に凶弾を受けてしまったのでした!
『ゴールデンカムイ』ネタバレ293-294話のまとめ
艦砲射撃が無くなったことでさらに戦況が動いてきましたね。
キラウシたちが無事でよかったですが、代わりに都丹が…っ!
最後の一瞬の攻防は煽り文に集約されていて秀逸だなと感じました。
『闇と爆音の中でも貴方の名が聴こえた』
都丹たちは二階堂とまだかなり離れていますし、慌ただしい戦場ですから様々な音が飛び交っているはず。
それでも憎しみと共に発せられる土方の名前を聞き逃さなかった都丹の、土方への感謝、盲目となった自分の光となり導いてくれた土方への感謝を感じました。
そして都丹も衝撃ですが、ここから土方が応戦しそうでしかも近くにはこちらも因縁の杉元もいますので、逆に二階堂も心配です。
一方でやはり鶴見らの動きも気になりますね。
東口、北口の制圧に向かうとのことで、特に彼らの一番近くにいる夏太郎がヤバいです。
ただ、ソフィア一味らもいるとは言え土方が何の考えもなしに夏太郎だけを配置するとは思えないので何か策があると思います。
それとも永倉が間に合うのかな。
それでも鶴見たちとの戦闘は見たくないですが、「誰が生き残るかを決める」のが戦争ということでそこはもう腹を据えましょう。
まず次回は土方と都丹の様子が描かれるでしょうか。
海のそばで暮らそうかと言っていた都丹…海のそばに骨を埋めるということになるのでしょうかね…。
毎週息が詰まる展開が続きますが、とりあえず次回もあらゆる事態を覚悟しておきましょう。

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