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最新ネタバレ『ドメスティックな彼女』230-231話!考察!『約束して』

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瑠衣に下品な陰口を叩く同僚ベンに我慢ならなくなった時弥は、彼を殴り飛ばしました。

すぐに騒ぎになり、喧嘩は収束しますが時弥は口を開こうとしませんでした。

結果三日間の謹慎処分となった時弥。

ルームメイトのダニエラが仕入れて来てくれた情報を聞いて、喧嘩の原因が自分だったと知った瑠衣は驚きと共に”差別や偏見”がこんなにも身近にある事に、不安を隠しきれませんでした。

多種多様な人の在り方のせいで起きる差別や偏見で、色々な気持ちの変化を受ける事はある、とダニエラは瑠衣に伝え本当に大事な気持ちをブレずに持つことでどんなことが起きてもきっと大丈夫、と瑠衣を元気づけました。

瑠衣はひとり屋上にいた時弥に一人で更に試行錯誤を繰り返し、より高いレベルに押し上げたムースの味見を頼み、時弥は驚きながらも賞賛します。

早くに料理の世界に入った時弥も国内で陰湿な対応を取られた経験が少なからずある為、自分の誘いで”海外”に連れてきてしまった瑠衣に責任を感じていましたが瑠衣は「先」を見ていました。

自分で決めて自分のためにきた、と言い放ち「一緒に頑張ろ」と手を差し出す瑠衣の覚悟を目にし、心を改めた時弥はその手を強く握り返しました!

 

そんな頃、夏生の部屋には荷物をまとめた陽奈が「ここに住む」と強い目で夏生に直訴していました…!

 

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『ドメスティックな彼女』230話!のネタバレ

それでは『ドメスティックな彼女』230話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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あくまで”姉”として!

「ナツオくーん」

寝ぼけ眼で着替えを済ませる陽奈。

出勤用にメイクを済ませ、最後にリップをさすと寝ている”弟”に声を掛けます。

「私もう出るから、ナツオくんも今日一限からでしょ?グータラしないようにね」

んー、と生返事をしながら起きる夏生に色々と”年上”らしく言い含める様に言うと、行ってきまーすとドアを閉めました。

起きた夏生は、作ってあると言われた朝食を見てその”炭”のようになってしまった素材の元の姿を考えながらも先日の出来事に考えを巡らせます。

(なぜこうなっているかというと…)

 

十日前に遡ります。

「え!?どういうこと?ここに住むって!」

思わず夏生は大きな声をあげてしまいます。

そりゃヒナ姉の職場には近いかも知れないけど、と前置きしてから

「ここは俺が一人で暮らしていくために借りた部屋だよ?そこに家族が来るってのは…」

と、夏生は難色を示しますが

「一人で暮らして結果どうなったの?」

陽奈は静かな怒りの炎を讃えた般若の様な表情をしながら言葉を遮ります。

「悪党に攫われて危ない目にあってるじゃない!!もう少しで死んじゃう所だったんだからね?わかってる!?」

一言発したらタガが外れてしまった、とばかりの凄い剣幕でまくしたてられ夏生は謝る事しか出来ません。

「お姉ちゃんとしては危なっかしくてもう一人にしておけないの!」

これでトドメ、とばかりに想いを吐き切ったところで、夏生は言葉を挟みます。

「でも…でもさ、親父と都樹子さんにはどう説明すんの?兄弟って言っても、その…」

陽奈の気持ちは分かるも家族の気持ちも考え言葉を濁しながら聞く夏生に、陽奈は手に持ったものを広げて見せます。

「大丈夫、もう許可は取ってあります」

「念書!?」

両親の名前と拇印の押された念書を見て、夏生はすっとんきょうな声を上げました。

 

念書を貰う為に、夏生が誘拐された件、クスリをやっていた海咲を泊めていた件等を両親に報告したようです。

私が一緒に住んで監督する、と陽奈が言い出した時にはそれはそれで不思議な空気が流れてしまいましたが”姉として”、夏生を守りたい、という気持ちに押し切られる形で念書は発行されたようです。

寝る場所などを引き合いにだし、なんとか心変わりさせようとする夏生でしたが陽奈の決意は固く、押し入れで寝泊まりしてでも一緒に暮らす、という事で認めざるを得ませんでした。

 

作ってもらった朝食を平らげ、シャワーを浴びる為に浴室に向かうと陽奈の下着が洗濯籠から零れ落ちていました。

顔を赤らめた夏生は、もー…と息を吐きながらそっと下着を籠に戻し入れました。

 

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雅の頬が真っ赤に染まり…

ワイワイと賑わうキャンパスにはサークル部員募集をしている各部員や勧誘されている新入生がひしめいています。

演劇サークル『Forester』でも新入生勧誘公演と銘打って、ちょうど芝居をしているところでした。

ギャグを多めに分かりやすくした勧誘公演はなかなか盛況で、要所要所で笑い声が聞こえてきます。

「新入生結構来てくれてるみたいだな」

舞台袖から覗き見て夏生が感想を漏らします。

「うん、わりとウケもいいよ、入部人数も期待できるかも」

舞台用の衣装に身を包んだ雅が頬を染めながら答えます。

だといいなぁ、と返事をする夏生に雅は質問します。

「…藤井くんは決めた?2年からどこ担当するか」

おずおずと聞かれた質問に、夏生はすぐに、まだ、と返答します。

「先輩に相談してから決めようと思ってさ、人足りてないとこでもいいし」

「あの…役者は?自分が舞台に立ってみる気はないの?」

突然の雅からの提案に、いやいや、と夏生はやんわり断ります。

「そうだなぁ…もし役者になるってなったら芹沢に相当レッスン受けないと」

一度は否定したものの、前向きに考える思考の柔らかさを見せる夏生。

それでもモノになるかどうか怪しいけどな、と苦笑してみせる夏生に

「私…っ、絶対練習にも付き合うしアドバイスだって…」

周りの見えなくなった雅が舞台で鍛えた発声で思いを言葉にしようとします。

慌てた夏生が、雅の口を両手で塞ぎますが少し遅く

「袖で大声出すんじゃねーよ!」

と、先輩に叱られてしまいました。

すいません、と小声で先輩に謝った夏生はようやく雅の口にフタをしていた手を外すと雅にも謝罪しました。

「ごめん、出番前に話し掛けた俺が悪い、芝居頑張ってな」

笑顔で言い残して去る夏生。

「さ、そろそろあたしたちだよ…、ミヤビお酒でも飲んだ?」

「へ?」

暗い舞台袖でも分かる程に雅の顔は赤く染まっていました。

 

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踏み出す一歩

「いらっしゃい、ナツオちゃん💛」

夏生が喫茶ラマンを訪れるとコップを拭きながらマスターが声を掛けてくれます。

この間のお礼、と持参した土産を手渡す夏生。

別に気にしなくていい、というマスターに

「いえ随分迷惑かけちゃいましたし、マスターがいなかったら今頃俺、土の中なんで」

と答える夏生。

「ナツオくん」

掛けられた声に振り向くとそこには…ウェイトレス姿の海咲がいました。

驚く夏生に、驚かせようと思って黙っていたとマスターは伝えます。

「ビックリした…今ここで働いてんの?」

「うん、保釈された後マスターが拾ってくれて」

社会復帰と再犯防止を兼ねてマスターは海咲を引き取ったようです。

「ウチで働いてもらって、人生立て直す手助けになればと思ってね」

 

「話聞いてマジビビったわ」

夏生と席を共にしたフミヤが口を開きます。

「俺が催促した合コンきっかけでそんなことになぁ」

と難しい顔をするフミヤでしたが

「でもお前にはショック療法になったんかな」

とカップを口に運びながら言いました。

え?と聞き返す夏生に、

「前より顔明るくなったし、やっとルイちゃんのこと吹っ切れたか」

と親友ならではの目線で答えました。

「…ルイのことは忘れるなんてできないけど、落ち込むのはそろそろ終わりにしなきゃと思ってさ、きっとルイも沈みっぱなしの俺を望んではいないだろうし」

カップを片手に前を向き語る夏生の顔を、”親友”は感慨深げに見つめていました。

 

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ゆびきりげんまん

「あ、おかえりー」

部屋に戻るとエプロン姿で髪を結っている陽奈が迎え入れてくれます。

夕飯の支度を始めた陽奈を手伝いながら、夏生は話し掛けます。

「今日さぁ学校の後ラマンに行ってたんだけど、誰がいたと思う?」

夏生の突然の質問に、全く心当たりの無い陽奈が聞き返すと

「なんとミサキがいたんだよ、ラマンで働いててさ」

夏生の答えを聞いた陽奈も声が明るくなります。

「ホント!?よかった、もう社会復帰できるんだね!」

マスターが支援していることや海咲もバリスタの資格を取ろうと頑張っている事を伝えると陽奈は拍手をして讃えました。

「その流れで二人が助けに来てくれた時の話になったんだけど…」

マスターから聞いた話をそう前置きしてから話し出す夏生は、堪え切れず笑顔になっていました。

危ないから隠れてろ、というマスターの意見を聞かずヘルメットと鉄パイプで武装した陽奈の姿を思い出した夏生は、今すぐ逃げてー!と思ったことを告白します。

それを聞いた陽奈は夏生の事をポカポカと叩きます。

「もー!しょうがないじゃん、その時は必死だったんだもん!」

ごめんごめん、とからかってしまった事と感謝を伝えようとする夏生でしたが

「ナツオくんになにかあったらどうしようって…ほんとに心臓がつぶれそうだったんだから」

拗ねたようにいいながら涙を浮かべる陽奈の誠意に気付き、言葉を飲み込みました。

真剣な空気になったことを感じて、陽奈が改めて話し始めました。

「ナツオくん、あたしたちお互い命を助け合うことになったけどきちんと相談し合ってたら防げたことだと思うんだ…、だから約束して、これからは困った時なんでも相談するって」

陽奈はそういって小指を差し出します。

そんな陽奈の真摯な気持ちを感じ取った夏生は、謝りながら小指を絡め”指切り”をしました。

「でもそれは俺だけじゃなく、ヒナ姉もね」

思いが伝わり、ほっこりとした空気になったところで夏生が言います。

「早速で悪いんだけど、兄弟とはいえ男女なワケだし同居にあたっては気を遣おうね…、今朝パンツ落ちてたから」

「え!!うそ!!ごめん!!!」

苦笑いする夏生の顔と真っ赤に染まる陽奈の顔が見合わされました。

 

鳴りやまないアラーム音で夏生は目を覚まします。

「ヒナ姉ー、アラーム鳴ってるよ、起きる時間でしょ、ヒナ姉ー」

声を掛けながら、陽奈の寝床となっている押し入れにノックしますが返事はありません。

「ヒナ姉ってば、せめて目覚まし止め…っ!!」

寝ぼけ眼のまま、業を煮やして襖を開けると爆睡したまま、寝巻がめくれに捲れた陽奈の姿が…。

「そういうとこだよ、もー!!!」

一気に覚醒してツッコミを入れる夏生の声で、おふぁよー、とようやく陽奈が目を覚まします。

「胸しまえ、胸!!!」

 

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『ドメスティックな彼女』ネタバレ230-231話のまとめ

始まった”姉”との同居生活は優しくも大変そうですね。

”自分”だけではなく家族や仲間の想いにより心を払えるようになった夏生だからこそ、断る事の出来ない事案…それこそ誘拐やクスリなんて単語が飛び出してきては大事な人が関わっているなら動かずにはいられません。

”姉として夏生のために生きる”と決めた、陽奈にとっては余計に、ですね。

気持ちも前向きになり始め、サークルや自分を気遣ってくれる人に対しても心配り出来るようになった夏生は、前よりも大人っぽくなったように見えるのかもしれません。

一時は割り切ろうかとも考えた雅は気が気ではありませんね。

ラマンでは、なんと海咲が…マスターも社会復帰・再犯防止に協力してくれている、との事なので時間は掛かっても立ち直っていけそうです。

関わってきた人達の想いを感じて夏生は、また文章に向き合って行けるでしょうか?

向き合うとするならば、前に向き合っていた”文章”よりもより深くより人の心に浸透するようなものが書ける人生観を得られたでしょう!

 

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