【ゴールデンカムイ】漫画の影響で改めて注目されているアイヌ!!文化やその歴史とは?

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ゴールデンカムイの人気で今一気に注目を集めている〝アイヌ〟。

名前は聞いたことあるけど実際はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。

ここではそのアイヌについて、ゴールデンカムイからさらに深く知るきっかけになるよう、少しまとめてみました。

 

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【ゴールデンカムイ】アイヌとは「人間」を意味し自然と共生

まずアイヌとは、アイヌ語で「人間」を意味します。

それは自然とともに生きるアイヌの精神に依拠しているようです。

作中でアシリパが説明していたように、アイヌには動植物や自然、自然現象、生活に欠かせない道具などありとあらゆるものにカムイ(神・霊)が宿っているとされています。

アイヌは、それらカムイと人間が互いに影響し共生しているという考えであり、つまりカムイに対する概念としての「人間」という意味で付けられた名のようです。

 

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【ゴールデンカムイ】長く差別されてきた歴史

今でこそゴールデンカムイの影響で「アイヌ素敵!!アイヌの人と友達になりたい!!」と感じている方も多くいらっしゃるかと思いますが、実はアイヌには長く差別されてきた苦難の歴史があります。

ざっくり言ってしまえば要は先住民族への偏見です。

世界が近代化するにあたり、(軍事的な)文明の進んだ国なりの集団が自分たちの土地を拡げるために一方的に元々住んでいた民族を統合するというのは歴史の中でよくありますよね。

北海道に住んでいたアイヌもこうした歴史に巻き込まれ、自分たちの土地や文化・言語などを強制的に奪われたのです。

こういった事情から、自分たちの方が文明が上だと驕った和人に、アイヌは「未開」の無知で野蛮な民族だという偏見差別の意識を持たれてしまいました。

白石も物語の当初アシリパに差別的な発言をしていますから、その意識は当たり前のように蔓延っていたということでしょう。

そして驚くことに、現在でもアイヌへの差別偏見の意識というものは残っていて、アイヌの人々を少なからず苦しめているそうです。

偏見や差別というのは世界的にも根強い問題ではありますが、人種・民族というものに対する意識が比較的薄い私たち日本人は、まずアイヌが日本の近代化においての犠牲者であり、日本の歴史を知る上で無視してはならない存在、そして何より同じ日本人であることをきちんと理解しなければなりませんね。

 

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【ゴールデンカムイ】失われつつある文化

衣食住・言語・伝統芸能・祭事など、アイヌには様々な独自の文化がありましたが、北海道の開拓により差別を受ける中、その文化を制限・禁止されることも多くありました。

そして戦後には日本の高度経済成長で、北海道からアイヌを含む若者が離れるなどもあり徐々に文化が衰退していくこととなります。

特に言語にいたっては、母語としてアイヌ語を話せる人がもはや僅か数人で、「極めて深刻」な消滅の危機とユネスコにも認定されています。

 

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【ゴールデンカムイ】日本語として使われている単語

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母語で話せる人が少なくなってしまったとは言え、実は私たちの生活には数々のアイヌ語が溶け込んでいます。

北海道出身の知人によく「これ何て読めるかわかる?」とニヤニヤされるのが北海道の地名です。

見当もつかない難読地名ですが、それらがほとんどアイヌ語由来なのです。

そういった地名の読み方と由来を知るのも面白いですが、実は私たちが当たり前に使っている言葉にもアイヌ語由来のものがあるのです。

シシャモ、ラッコ、トナカイ、オットセイなどがそれにあたりますし、ファッション雑誌の名前に使われている「non-no」も実はアイヌ語で〝花〟という意味だそう。

意外と身近にアイヌがあったのですね。

 

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【ゴールデンカムイ】作者が綿密な取材を元に描いたアイヌ文化

ゴールデンカムイの大きな魅力の一つがやはりたくさんのアイヌ文化を知れるところかと思いますが、ただ知るというよりは夢中になってしまう、のめり込んでしまう魅力がありますよね。

それは作者である野田サトル先生の取材の賜物です。

野田先生は元々取材と勉強にたくさん時間をかける方で、ゴールデンカムイについても自らアイヌの文化に触れたり、様々な関係者とのお話やたくさんの資料、取材中に出会ったことなどが作品に存分に活かされているようです。

だからこそ何気に読む1ページの中にも細かな知識が詰め込まれていて、そのリアリティの中で動く話に引き込まれてしまうのでしょうね。

 

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【ゴールデンカムイ】アイヌ独自の宗教や衣装などおとぎ話のような世界観

ゴールデンカムイにはアイヌの衣食住から祭事や風習など興味深いものがたくさん出てきますが、作者の綿密な取材によってとても丁寧に描かれているため、大抵のことは作中で説明してくれています。

衣服は素材や文様の違いなどで種類が様々あり地域によっても違うようなのですが、コミックスのカバー裏でアシリパが毎回色々着て見せてくれていて、こちらもさらっと勉強になりますので是非見てください。

作中に出てくるもので一番興味をそそられたのが、アシリパやキロランケが口にするおとぎ話・神話のような話ではないでしょうか。

これらは〝口承文芸〟といって、独自の文字を持たないアイヌの人々が、その生活の知恵や歴史を物語に込めて言葉によって伝えてきたものです。

口承文芸はメロディに乗せられて語られるものが殆どで「神謡」「英雄叙事詩」「散文説話」にジャンル分けされ、数々の話があるそうです。

その口承文芸に込められたアイヌの信仰には、カムイへの感謝や敬意、畏怖の念などが込められており、やはり自然と密接に結びついている様子が窺えます。

アシリパもフチから様々な物語を聞いており「信仰の中には私たちの生きるすべが入っている」と言っていますよね。

 

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【ゴールデンカムイ】グルメ漫画としても成立しているマタギとジビエ料理

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ゴールデンカムイでは、グルメ漫画と言っても良いほど多くの料理が登場します。

狩猟や漁、山菜の採取などの行程からそれらを調理しいただく様子までたくさんの情報が詰め込まれていますので、私たちには馴染みのないアイヌの食文化についても深く知ることが出来ます。

カワウソの丸ごと煮はさすがに衝撃的でしたが、どの食材も大切に無駄なくいただいていることがわかりますね。

そこにもアイヌの敬意が感じられるかと思います。

他にも北海道の料理、ニヘイゴハンやカネ餅まで、隙あらば食べ物を挟んできてその度に興味をそそられます。

個人的にはやはりチタタプ食べてみたいですよね、お酒にも合いそうですし。

しかし殆どの料理はアシリパと狩猟後に生食しているのでさすがに〝鮮度あってこそ〟というものが多いのが歯がゆいです。

いただくにはまず狩猟免許取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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【ゴールデンカムイ】差別されただけではないアイヌの本当の姿

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衣食住・信仰など様々な独自文化を持つアイヌですが、残念なことに先述のように差別によって衰退してしまったこともわかりました。

しかしそういった苦難の中でも、アイヌの人々は自分たちの文化を伝承・保存することに尽力して、その文化を途絶えさせてはいなかったのです。

口承文芸も含めた人と人との繋がりの中で大切に守られてきました。

アシリパなど作中で描かれるアイヌからも、芯の強さを感じますもんね。

そして1997年にいわゆる〝アイヌ文化振興法〟が施行され、(未だ問題は残っているものの)文化の面ではその自然と共存する考え方が改めて見直されてアイヌの文化を復興し保存する動きが広まっています。

口承文芸でも若手の語り手が育成されたり、古式舞踏はユネスコの無形文化遺産に登録され、今や国際的にも注目され始めています。

現在北海道にはアイヌの文化に触れられる施設がいくつかありますので、ゴールデンカムイで得た知識を実際に見に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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まとめ

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苦難の中でも大切に守られてきたアイヌの文化は、現在の私たちが意識していない、あるいは忘れてしまったものを教えてくれています。

まずは改めて自然や食べ物、物や物事のひとつひとつへの感謝を意識してみましょう。

せっかくゴールデンカムイという名作でアイヌのことを知る機会に出会えたわけですから、さらに深く、杉元のように楽しく学んでいきたいですね。

 

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