ついに始まった五稜郭決戦!
鶴見は艦砲射撃によって稜堡に作った堡塁を徹底的に破壊し、いよいよ五稜郭に向けて進軍し始めます。
しかし土方はその堡塁を囮にしており、土塁や塹壕に隠れながら橋を渡ろうとする第七師団を待ち構えていました。
すでに身を隠せる防風林から離れている第七師団は早くもピンチ。
もはや五稜郭の中へ進むしか道はなく、五稜郭は激戦必至!
第290話『観音像』は、それぞれの戦い方と土方の秘策に注目です!
『ゴールデンカムイ』290話!のネタバレ
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
それでは『ゴールデンカムイ』290話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
銃撃戦開始!
攻め込む第七師団と迎え撃つ五稜郭の激しい銃撃戦が始まりました。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
橋を渡ろうとする第七師団を、ソフィアを中心としたソフィア一味が迎え撃ちます。
第七師団は強引に橋を渡ってしまおうと考えますが、橋の先の地面にも塹壕が掘ってあり、その中から武器を持って出てきたソフィア一味が銃やマシンガンで迎え撃ちました。
鶴見の馬もやられ、鯉登と一緒に先頭を走っていた兵士もやられてしまいます。
鯉登はすでに橋の上に到達しているため、死体を盾にして何とか銃撃を凌ぎます。
土方と都丹の銃撃も兵士を橋に寄せつけません。
そこで鶴見は倒れた馬に隠れながら、月島に「稜堡に艦砲射撃をもう一度要請しろ!入り口付近にも砲撃させるんだ!」と指示。
しかし現在すでに稜堡に近づきすぎています。
月島は「あそこ(橋の上)にいる鯉登少尉も巻き込まれますよ!」と進言しました。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
すると鶴見は「鯉登少尉が我々の旗手にふさわしいか信じてみようじゃないか」と薄く笑いました。
これは万が一鯉登がこれで死んでも良しということでしょうか…。
しかも艦砲射撃を撃つのは鯉登平二ですよ。
しかし状況を打破するにはこれが最善策ではありそうです。
艦砲射撃再開
アシリパと白石は参戦せず屋内に待機中。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
アシリパは「この権利書は何が何でも守らないと」と考え、権利書を矢筒の中に隠していました。
白石はこの激しい戦について考えます。
「戊辰戦争の生き残りと日露戦争の生き残り…どっちが勝つかね」
『経験』か『勢い』か…本当にどちらが勝つか全くわからないこの戦い。
戦場では兵士が艦砲射撃再開の合図を送っていました。
しかし牛山が急いで狙撃し無事回避。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
と思われましたが、合図はすでに受信されていたようで、牛山のすぐ後ろに艦砲射撃がドン!!と落ちてきました。
これでソフィア一味の何名かがやられてしまいます。
艦砲射撃の間、鶴見は月島に手投げ弾を集めさせていました。
さすがの鶴見と月島
艦砲射撃の爆風に吹き飛ばされながらも鯉登は無事でした。
艦砲射撃が止んだところで鶴見は「鯉登少尉!ついて来い!」と言いながら月島と共に駆けだします。
当然ソフィア一味が銃やマシンガンで迎え撃ちますが、鶴見と月島は先ほど集めた手投げ弾を駆使しながらこれを突破。
まずは稜堡の敵を排除するつもりで、すごい勢いで攻め込んでいきました。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
ソフィアは「ふんばりなッ!奴らを中に入れるんじゃないよ!」と仲間たちを鼓舞。
都丹は「後ろの塹壕に避難しよう」と土方に提案しますが、しかし土方は「引けば砲撃に巻き込まれるのを覚悟で突入される!」と引き続きここで食い止める姿勢です。
「このままじゃみんな吹き飛ばされるぞ!」と牛山も焦りますが、土方は落ち着いていました。
「門倉たちを信じる!!」
土方の秘策
さて土方に託されている門倉隊。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
別行動を取っている彼らの行先は、かつて土方がキムシプらアイヌたちと訪れた函館山、五稜郭に撃ちこまれる艦砲射撃の音に涙した観音前でした。
門倉隊はその観音様を永倉の指示で動かします。
観音様を外したその後ろは洞穴になっており、そこにあったものにキラウシは驚きました。
そこにあったのは砲台。
なんと回天丸の主砲でした!
箱館戦争の真っ最中に、土方ら新選組がここに隠したのだそうです。
時を越えて甦った回天丸主砲。
五稜郭の戦いに大きな一手となりそうです!
『ゴールデンカムイ』ネタバレ290-291話のまとめ
鶴見が「五稜郭攻囲戦」とは言っていましたが、本当にもう完全に戦争ですね。
五稜郭と戦を知り尽くしている『経験』と最新の武器と戦術が染み付いた戦争帰りの『勢い』…双方の全力がぶつかる緊張感で本当に息をするのも忘れてしまいます。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
準備して待ち構えていた五稜郭側が優勢に始まりましたが、艦砲射撃をきっかけとして鶴見と月島が乗り込んできただけで一気に形勢が均衡に戻った気がします。
本当に恐ろしい2人…。
それに鶴見・月島・鯉登が五稜郭に入ったことで、主要人物の生死なども含め物語もさらに深く展開していくんだろうなと思うと怖いですよね。
モブも含めて登場人物ひとりひとりが命懸けですが、読者もハラハラしすぎてもはや命懸けですよ。
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野田サトル「ゴールデンカムイ」290話より引用
そんな中、回天丸の主砲によって最初の転機が訪れそう。
それに杉元の姿が描かれなかったのも気になりますね。
果たして次回には何が起きるのか、また楽しみに待ちましょう!

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