本ページはプロモーションが含まれています
鬼滅の刃の相関図はどうつながっているのか
結論から言うと、鬼滅の刃の相関図の中心は竈門炭治郎です。竈門家、鬼殺隊の柱、十二鬼月の3つの輪がすべて炭治郎につながり、最終回のあとは子孫と転生者の図へ続きます。
鬼滅の刃は2020年5月に全205話・全23巻で完結していて、人物どうしの関係は最終回のその先まで描き切られています。登場人物が多いうえに、師匠と弟子、兄と弟、仇と仇討ちの糸が何本も重なっているので、文章で追うと迷子になりがちです。そこで関係を5つの輪に分け、表で順に並べます。最後に、2020年12月4日発売の23巻で描き下ろされた、現代の子孫と転生者の相関図も読み解きます。
この記事でわかること
- 相関図の全体像と、炭治郎につながる5つの輪
- 竈門家の家族と、炭治郎の同期・師匠の関係
- 柱9人の呼吸とつながり、最終決戦を生き残った2人
- 十二鬼月の上弦と、それぞれを倒した鬼殺隊士
- 炭治郎とカナヲなど、結ばれた夫婦の相関図
- 23巻で描き下ろされた子孫と転生者の続柄(カイの読みつき)
| 輪 | 中心になる人物 | 炭治郎とのつながり |
|---|---|---|
| 竈門家 | 禰豆子 | 鬼にされた妹。人間に戻すことが炭治郎の旅の目的 |
| 同期と師匠 | 善逸・伊之助・カナヲ・玄弥 | 同じ最終選別を通った仲間。育手の鱗滝を通じて義勇ともつながる |
| 柱 | 冨岡義勇ほか9人 | 義勇が炭治郎を鬼殺隊へ導いた。最終決戦を生き残った柱は義勇と不死川実弥 |
| 十二鬼月 | 鬼舞辻無惨と上弦の鬼 | 家族を殺した仇。上弦の壱・黒死牟は日の呼吸の剣士・継国縁壱の兄 |
| 最終回後 | 竈門炭彦・カナタ | 炭治郎とカナヲの玄孫。現代の東京で暮らしている |
僕はこう読む
鬼滅の刃の相関図は、線を引けば引くほど炭治郎に戻ってきます。
柱とのつながりも、鬼とのつながりも、始まりはすべて、炭治郎が家族を失ったあの夜です。
一家の長男が妹を助けに出た話が、鬼殺隊と鬼の千年の戦いを終わらせるところまで広がった。
図の真ん中にいるのが最強の剣士ではなく、炭焼きの少年だというところに、この作品の考え方が出ていると思っています。
竈門家の相関図|炭治郎と禰豆子の家族
竈門家は、山で炭を焼いて暮らす一家です。父の炭十郎はすでに病で亡くなっていて、母の葵枝と6人の子どもが暮らしていました。炭治郎が炭を売りに町へ下りた夜、家に残った家族は鬼舞辻無惨に襲われます。
| 人物 | 炭治郎から見た関係 | その後 |
|---|---|---|
| 竈門炭十郎 | 父 | 炭治郎が幼いころに病死。ヒノカミ神楽と耳飾りを継承させた |
| 竈門葵枝 | 母 | 無惨の襲撃で死亡 |
| 竈門禰豆子 | 妹(長女) | 鬼にされるが、人間に戻る。のちに善逸と結ばれる |
| 竹雄・花子・茂・六太 | 弟と妹 | 無惨の襲撃で死亡 |
| 栗花落カナヲ | のちの妻 | 炭治郎と結ばれ、現代の炭彦とカナタへ続く |
一家でただ一人生き残ったのが、鬼にされた禰豆子でした。禰豆子を斬ろうとした水柱の冨岡義勇は、妹をかばう炭治郎と、兄を守ろうとする禰豆子を見て刀を収めます。そして元水柱の鱗滝左近次を訪ねるよう炭治郎に告げました。ここから竈門家の輪と鬼殺隊の輪がつながります。
炭十郎が残したヒノカミ神楽と耳飾りは、戦国時代の剣士・継国縁壱から先祖の炭吉へ託されたものでした。竈門家は、知らないうちに日の呼吸を数百年守ってきた家だったことになります。
無惨を倒したあとの第204話「鬼のいない世界」で、炭治郎と禰豆子は善逸と伊之助を連れて山の実家へ帰ります。家族の眠る場所に手を合わせ、4人の新しい暮らしがそこから始まりました。
僕はこう読む
竈門家の表でいちばん重いのは、その後の欄に死亡が並ぶことです。
6人きょうだいのうち、無惨の夜を越えたのは炭治郎と禰豆子の2人だけでした。
その2人が、それぞれカナヲと善逸と家族を作り、現代まで血をつないでいます。
一度ほとんど途切れた家が、最後にいちばん枝の多い家系図になる。最終回の相関図は、この表の続きとして読むと効いてくると思っています。
同期と師匠の相関図|かまぼこ隊と育手
炭治郎の同期は、同じ最終選別を生き残った隊士たちです。それぞれに育手(師匠)がいて、その師匠どうしの縁も物語に絡んできます。
| 人物 | 師匠・育手 | 炭治郎とのつながり |
|---|---|---|
| 竈門炭治郎 | 鱗滝左近次(元水柱) | 兄弟子に冨岡義勇、錆兎、真菰 |
| 我妻善逸 | 桑島慈悟郎(元鳴柱) | 兄弟子の獪岳が鬼になり、上弦の陸を継ぐ |
| 嘴平伊之助 | 育手なし | 山で猪に育てられた。母の琴葉は上弦の弐・童磨に殺されていた |
| 栗花落カナヲ | 胡蝶しのぶの継子 | 花の呼吸の使い手。のちに炭治郎と結ばれる |
| 不死川玄弥 | (柱の弟) | 風柱・不死川実弥の弟。呼吸を使えず、鬼を食べて戦う |
善逸と伊之助、そして炭治郎の3人は、ファンのあいだで「かまぼこ隊」と呼ばれる組み合わせです。善逸の兄弟子・獪岳は、のちに上弦の陸となって善逸の前に現れます。師の桑島の無念を背負った善逸は、自分で編み出した漆ノ型「火雷神」で獪岳を倒しました。
伊之助の表を太くしたのは、同期の中でいちばん意外な線を持っているからです。伊之助の母・琴葉を殺したのは童磨で、その童磨はカナヲの姉であるカナエとしのぶの仇でもありました。無限城で、伊之助とカナヲは同じ相手を仇として並んで戦います。
柱の相関図|9人の呼吸と結末
柱は、鬼殺隊で最も位の高い9人の剣士です。産屋敷家の当主・耀哉のもとに集まり、それぞれが別の呼吸を使います。すべての呼吸は、縁壱の日の呼吸から枝分かれしたものです。
| 柱 | 呼吸 | つながり | 結末 |
|---|---|---|---|
| 冨岡義勇 | 水 | 鱗滝の弟子。錆兎と同期。炭治郎を鬼殺隊へ導いた | 生存 |
| 煉獄杏寿郎 | 炎 | 甘露寺蜜璃はもと継子。弟は千寿郎 | 無限列車の直後、上弦の参・猗窩座と戦い死亡 |
| 宇髄天元 | 音 | 妻は須磨・まきを・雛鶴の3人 | 遊郭編のあと柱を退き、生存 |
| 胡蝶しのぶ | 蟲 | 姉は元花柱のカナエ。継子はカナヲ | 童磨に吸収されて死亡。体の毒で勝利を助けた |
| 甘露寺蜜璃 | 恋 | もと煉獄の継子。伊黒と想い合う | 無惨を倒したあと、伊黒と来世を約束して死亡 |
| 伊黒小芭内 | 蛇 | 白蛇の鏑丸を連れる。甘露寺と想い合う | 無惨を倒したあと、甘露寺と一緒に死亡 |
| 時透無一郎 | 霞 | 黒死牟(継国巌勝)の子孫。兄は有一郎 | 黒死牟との戦いで死亡 |
| 不死川実弥 | 風 | 弟は玄弥 | 生存 |
| 悲鳴嶼行冥 | 岩 | 鬼殺隊最強と言われる | 無惨を倒したあと、痣の代償で死亡 |
| 生き残った柱 | ー | ー | 冨岡義勇と不死川実弥の2人 |
柱どうしの線でいちばん太いのは、師弟と兄弟です。甘露寺は煉獄の継子から独り立ちして恋柱になりました。しのぶは姉カナエの仇を追い、カナヲを継子に育てています。実弥は、自分を追って鬼殺隊に入ってきた弟の玄弥を、わざと冷たく突き放していました。
最終決戦のあと、鬼殺隊は解散します。最後の柱合会議に出たのは義勇と実弥の2人で、新しい当主の輝利哉は、2人に礼を告げて千年の歴史に幕を下ろしました。
僕はこう読む
柱の表は、結末の欄を縦に読むと見え方が変わります。
9人のうち、無惨の夜明けを生きて迎えたのは義勇と実弥の2人だけでした。
2人とも、自分より先に家族や親友を失い、その死を背負って戦ってきた柱です。
いちばん自分を責めていた2人が、いちばん最後まで残された。生き残ることも一つの役目として描かれていると読んでいます。
十二鬼月の相関図|上弦の鬼と、倒した鬼殺隊士
十二鬼月は、鬼舞辻無惨の血を濃く分けられた12体の鬼です。上弦と下弦に6体ずつ分かれ、下弦は物語の途中で無惨にほとんど粛清されます。相関図で押さえたいのは、上弦の鬼が誰の仇で、誰に倒されたかです。
| 位 | 鬼 | 人間だったころ・つながり | 倒した側 |
|---|---|---|---|
| 上弦の壱 | 黒死牟 | 継国巌勝。縁壱の双子の兄で、時透無一郎の先祖 | 悲鳴嶼・実弥・無一郎・玄弥 |
| 上弦の弐 | 童磨 | カナエとしのぶの仇。伊之助の母・琴葉も殺した | しのぶの毒のあと、カナヲと伊之助 |
| 上弦の参 | 猗窩座 | 狛治。師匠は慶蔵、許嫁は恋雪 | 炭治郎と義勇。最後は自ら消える |
| 上弦の肆 | 半天狗 → 鳴女 | 鳴女は半天狗のあとに肆へ上がり、無限城を操った | 半天狗は炭治郎たち。鳴女は無惨の手で崩れる |
| 上弦の伍 | 玉壺 | 刀鍛冶の里を襲った壺の鬼 | 時透無一郎 |
| 上弦の陸 | 堕姫と妓夫太郎 → 獪岳 | 堕姫と妓夫太郎は兄妹。獪岳は善逸の兄弟子 | 兄妹は宇髄と炭治郎たち。獪岳は善逸 |
上弦の壱・黒死牟の線は、相関図の中でいちばん遠くまで伸びています。人間だったころの名は継国巌勝で、日の呼吸の剣士・縁壱の双子の兄です。霞柱の時透無一郎は、日の呼吸の剣士の子孫と伝わっていましたが、実際は巌勝の子孫でした。無一郎は、無限城で自分の先祖と刃を交えたことになります。
黒死牟の相手には、柱が3人と玄弥がそろいました。玄弥が黒死牟の刀を食べて得た血鬼術で動きを止め、柱3人の赫い刀で頸を斬っています。この戦いで無一郎と玄弥が命を落としました。
童磨の線も込み入っています。カナエを殺し、しのぶを吸収し、伊之助の母まで手にかけていました。3つの家の仇がひとつの鬼に集まっていたわけです。猗窩座については、人間だったころの師匠・慶蔵と恋雪の物語が、無限城での炭治郎・義勇との戦いの終盤に回想で描かれます。
僕はこう読む
上弦の表を眺めると、倒した側の欄に同じ家の名前が何度も出てきます。
童磨は胡蝶家の仇で、猗窩座は煉獄家の仇、黒死牟は時透家の先祖でした。
上弦との戦いは、どれも鬼殺隊と鬼の戦いである前に、家と家の決着として組まれています。
だから相関図を家ごとに色分けすると、無限城の組み合わせが偶然ではなかったと分かる作りだと思っています。
継国兄弟の相関図|縁壱と巌勝から竈門家と時透家へ
戦国時代の武家に双子として生まれたのが、兄の巌勝と弟の縁壱です。縁壱はすべての呼吸のもとになった日の呼吸を編み出し、巌勝は弟の才に嫉妬して鬼になり、黒死牟と名乗りました。
縁壱は妻のうたをお腹の子ごと鬼に殺され、そのあとは独り身を通したので、直系の子孫はいません。縁壱の技と耳飾りは、血のつながらない炭焼きの炭吉に託され、竈門家のヒノカミ神楽として残りました。一方で兄の巌勝の血は、鬼になる前に残した子を通じて時透家へ続いています。
兄の血を引く時透無一郎と、弟の技を受け継いだ竈門炭治郎が、同じ時代に同じ鬼殺隊にいたことになります。23巻の描き下ろしでは、縁壱とうたに似た夫婦が、子ども2人を連れた幸せそうな家族として現代に描かれました。
僕はこう読む
縁壱には子がいないのに、相関図の中で縁壱から伸びる線はいちばん多く見えます。
耳飾りと技は竈門家へ、呼吸は柱たち全員へ、兄を通じて血は時透家へ渡りました。
血を残さなかった人が、いちばん多くの家に何かを残した。
23巻でうたと並ぶ家族として描き直されたのは、その借りを作者が返したのだと読んでいます。
恋愛と夫婦の相関図|結ばれた組み合わせ
鬼滅の刃の恋愛は、本編ではほとんど言葉にされません。ところが最終回と23巻の描き下ろしで、誰と誰が結ばれたのかが子孫の姿を通して分かるようになっています。
| 組み合わせ | 関係 | 子孫・その後 |
|---|---|---|
| 竈門炭治郎と栗花落カナヲ | 夫婦 | 玄孫の竈門カナタと炭彦 |
| 我妻善逸と竈門禰豆子 | 夫婦 | 曾孫の我妻燈子と善照。善照の下に妹が2人 |
| 嘴平伊之助と神崎アオイ | 夫婦 | 曾孫の嘴平青葉 |
| 伊黒小芭内と甘露寺蜜璃 | 来世で添い遂げる約束 | 現代で生まれ変わり、定食屋を営む夫婦に。子は5人 |
| 宇髄天元と3人の妻 | 夫婦 | 子孫の宇髄天満。きょうだいが7人いる |
| 産屋敷耀哉とあまね | 夫婦 | 子の輝利哉が現代まで長生きする |
| 狛治と恋雪 | 許嫁 | 祝言の前に恋雪が毒で亡くなり、狛治は鬼になる |
| 継国縁壱とうた | 夫婦 | 現代で、子ども2人を連れた家族として描かれる |
炭治郎とカナヲが結ばれたことは、竈門家の子孫の顔立ちで分かります。兄のカナタは顔立ちも名前もカナヲ譲りで、弟の炭彦は炭治郎そっくりです。善逸と禰豆子の曾孫の燈子は禰豆子に、善照は善逸に生き写しでした。
伊黒と甘露寺は、無惨を倒したあと、生まれ変わったら一緒になろうと約束して息を引き取ります。最終回では、蛇の飾りのある大盛りの定食屋で働く夫婦として、2人によく似た人物が出てきました。
僕はこう読む
夫婦の表で目を引くのは、本編で一度も告白していない組み合わせが多いことです。
炭治郎とカナヲも、善逸と禰豆子も、結ばれる場面そのものは描かれていません。
作者は結婚式を描くかわりに、子孫の顔を並べて答え合わせをさせました。
言葉で説明せず、似ている顔で読者に気づかせる。照れくさい話を照れずに伝えるうまいやり方だと思っています。
最終回後の相関図|23巻で描き下ろされた子孫
最終回の第205話「幾星霜を煌めく命」は、鬼がいなくなった現代の東京が舞台です。週刊少年ジャンプに載ったときは、出てくる人物と大正時代の人物の関係がはっきり書かれていませんでした。23巻では作者の描き下ろしで相関図つきの人物紹介が加わり、誰が誰の子孫なのかが明かされています。
| 人物 | 年齢 | 先祖・続柄 | 現代の姿 |
|---|---|---|---|
| 竈門炭彦 | 15歳 | 炭治郎とカナヲの玄孫。カナタの弟 | 毎朝寝坊して、パルクールで登校する高校生。夢は動物園で働くこと |
| 竈門カナタ | 16歳 | 炭治郎とカナヲの玄孫。炭彦の兄 | しっかり者の高校生。あだ名は初恋ドロボウ |
| 我妻燈子 | 18歳 | 善逸と禰豆子の曾孫。善照の姉 | 成績優秀で、検事を目指している |
| 我妻善照 | 17歳 | 善逸と禰豆子の曾孫。燈子の弟 | 曾祖父の自伝・善逸伝の愛読者 |
| 嘴平青葉 | 28歳 | 伊之助とアオイの曾孫 | 青い彼岸花を見つけた植物学者 |
| 煉獄桃寿郎 | — | 千寿郎の子孫 | 杏寿郎そっくりの剣道部員。炭彦の友人 |
| 宇髄天満 | 20歳 | 宇髄天元の子孫 | 体操で金メダルを取った日本代表 |
| 冨岡義一 | — | 冨岡義勇の子孫 | 小学生。錆兎と真菰に似た2人が親友 |
| 不死川実弘 | — | 不死川実弥の子孫 | 警察官。炭彦の危険な登校を追いかける |
表で見落としやすいのが、竈門家は玄孫、我妻家は曾孫と、同じ世代に見えて1代ずれていることです。同い年くらいの高校生として並んでいても、炭彦とカナタは炭治郎から数えて4代目、燈子と善照は善逸から数えて3代目にあたります。燈子から見ると、カナタは曾祖母・禰豆子の兄の玄孫で、2人は遠い親戚どうしです。
大正時代から本人のまま生きている人物も2人います。1人は産屋敷輝利哉で、無惨が倒れて一族の呪いが解け、日本最高齢の記録を更新した人としてテレビに映ります。もう1人は鬼の愈史郎で、山本愈史郎という名の画家として、珠世の絵だけを描き続けていました。23巻の描き下ろしでは、2人は友人どうしとされています。
登校中の善照は、姉の燈子にこう語りかけます。
「俺は信じるよ。絶対みんな生まれ変わって幸せに生きてるんだ。平和の為に鬼と戦って命を落とした人たちは」
僕はこう読む
善照のこの台詞が、現代の相関図の読み方をそのまま渡していると思います。
子孫の表は血のつながりの図ですが、善照が信じているのは血ではなく生まれ変わりのほうです。
燈子はこの話を聞き流しますが、2人の周りには柱たちにそっくりな人が次々と通りかかります。
信じる弟と、信じない姉の横を、答えが歩いていく。作者が相関図で言いたかったことを、いちばん軽い口調の人物に言わせたのだと読んでいます。
転生者の相関図|柱たちの現代の姿
23巻の描き下ろしでは、子孫とは別に、生まれ変わりとされる人物もまとめて紹介されました。鬼と戦って命を落とした人たちが中心です。
| 大正時代の人物 | 現代の姿 |
|---|---|
| 時透有一郎と無一郎 | 霞の模様の毛布にくるまれた、双子の赤ちゃん |
| 胡蝶カナエとしのぶ | 近くの女学園に通う美人姉妹 |
| 悲鳴嶼行冥 | とても体の大きな幼稚園の先生 |
| 伊黒小芭内と甘露寺蜜璃 | 定食屋を営む夫婦。子どもが5人 |
| 不死川玄弥 | 実弘とコンビを組む後輩の警察官 |
| 錆兎と真菰 | 冨岡義一と同じスイミングスクールに通う親友 |
| 桑島慈悟郎 | 鱗滝によく似た老人と将棋を指すおじいさん |
| 継国縁壱とうた | 子ども2人を連れた幸せな家族 |
このほか、校門で炭彦を止めようとした教師は、一般隊士だった村田の曾孫です。後藤と竹内の子孫の男子高校生や、蝶屋敷のすみ・きよ・なほの子孫の女子小学生も出てきます。本編で名前しか出なかった人たちまで、現代の図の中に居場所が用意されていました。
僕はこう読む
現代の図に、柱だけでなく一般隊士や蝶屋敷の子の家まで入っているのが印象に残ります。
主役の家系図だけで終えることもできたはずなのに、作者は村田や後藤まで拾いました。
戦いで目立たなかった人にも、平和な朝が一つずつ配られている。
この一枚が、主人公の家の家系図ではなく相関図になっている理由だと思っています。
23巻の描き下ろしで増えた、子孫たちのその後
23巻の描き下ろしは、人物紹介だけでなく、最終回の一日のその後にも少し触れています。炭彦は危険な登校のことで警察と両親に4時間叱られ、帰り道の公園で泣いてしまいました。そこで同じように泣いていたのが、青い彼岸花を枯らして研究所を辞めることになった青葉です。2人は仲良くなり、一緒にバドミントンをして遊んだとされています。
カナタには、おばあちゃんに素直になれなかったことを悔やんでいて、思ったことはすぐ口に出すようにしている、という一文が添えられました。善照は、妹をかばってトラックにはねられたことがあり、燈子の手当てで大きな傷を残さずに助かっています。輝利哉は、少年の姿から髪が3本だけ残る姿になっていました。
最終回の最後のページでは、竈門家の壁に、煉獄杏寿郎の鍔をつけた炭治郎の日輪刀と、無惨との戦いを生き延びた仲間たちの古い写真、縁壱から受け継いだ耳飾りが飾られています。現代の子孫たちは、壁の写真の人たちの物語を知らないまま、毎朝の登校を急いでいるわけです。
まとめ
鬼滅の刃の相関図は、竈門炭治郎を中心に、竈門家・鬼殺隊・十二鬼月がつながり、最終回のあとは子孫と転生者の図へ続きます。
押さえておきたいのは次の点です。
- 竈門家で無惨の襲撃を越えたのは炭治郎と禰豆子の2人だけ
- 最終決戦を生き残った柱は、冨岡義勇と不死川実弥の2人
- 上弦の壱・黒死牟は縁壱の双子の兄で、時透無一郎の先祖
- 炭治郎とカナヲ、善逸と禰豆子、伊之助とアオイがそれぞれ結ばれた
- 炭彦とカナタは炭治郎の玄孫、燈子と善照は善逸と禰豆子の曾孫
- 相関図つきの人物紹介は、2020年12月4日発売の23巻で描き下ろされた
僕はこう読む
相関図を最後まで引くと、線の多くが死で終わり、それでも途切れずに現代へ届いています。
竈門家は2人から、胡蝶家は生まれ変わりで、縁壱は他人の家を通じて続きました。
血でつながる線と、生まれ変わりでつながる線が、同じ一枚に並んでいるのが、この図のいちばんの読みどころだと思っています。
現代の図を、血のつながった子孫の物語として見るか、戦って死んだ人たちの生まれ変わりの物語として見るかで、最終回の後味はずいぶん違って見えます。
——あなたは、鬼滅の刃の最後の相関図でいちばん心に残るのは、子孫たちの線だと思いますか。それとも、生まれ変わった人たちの線だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
炭彦とカナタは何代目か、燈子と善照は誰の子孫かなど、相関図で混ざりやすいところをまとめます。
Q. 炭彦とカナタは炭治郎の何にあたりますか。
A. 炭治郎とカナヲの玄孫です。兄がカナタで16歳、弟が炭彦で15歳の高校生として、最終回の第205話に登場します。
Q. 燈子と善照は誰の子孫ですか。
A. 我妻善逸と竈門禰豆子の曾孫で、燈子が18歳の姉、善照が17歳の弟です。竈門家の兄弟とは1代ずれていて、遠い親戚どうしにあたります。
Q. 子孫の相関図は何巻に載っていますか。
A. 2020年12月4日発売の最終23巻です。ジャンプ掲載時にははっきりしなかった子孫と生まれ変わりの関係が、作者の描き下ろしで紹介されました。
Q. 最終決戦で生き残った柱は誰ですか。
A. 水柱の冨岡義勇と風柱の不死川実弥の2人です。音柱の宇髄天元は遊郭編のあとに柱を退いていて、生きて戦いの終わりを迎えています。
Q. 黒死牟と時透無一郎はどういう関係ですか。
A. 黒死牟は人間だったころの名を継国巌勝といい、無一郎はその子孫です。無一郎は日の呼吸の剣士の子孫と伝わっていましたが、実際は兄の巌勝の血筋でした。
Q. 最終回で大正時代から生きている人はいますか。
A. 産屋敷輝利哉と愈史郎の2人です。輝利哉は日本最高齢の記録を更新し、鬼の愈史郎は画家として珠世の絵を描き続けています。
相関図の続きに、柱の一覧、産屋敷あまねの家系図、禰豆子が人間に戻る話数を置きました。
9人の柱の一覧柱メンバーは誰なのか?9人の呼吸と生い立ち、継子と柱になる条件までを一覧で!相関図の中心に立つ9人の柱を並べます。
もう一つの図産屋敷あまねの家系図で明かされる驚愕の事実!?夫・耀哉と共に紡いだ運命の絆とは?産屋敷あまねは耀哉と家系を紡ぐのでしょうか。
人間に戻る話数禰豆子が人間に戻るのは何話か?22巻196話、薬は17巻147話で打たれていた!禰豆子が人間に戻るのは22巻196話です。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日


素晴らしい解説と細かい描写で、最後まで飽きることなくワクワクしながら読ませて頂きました。
もちろん作者の才能と編集者の努力と様々な製作人のたまものではありますが、
アニメから入って遊郭編から次がどうなるのか原作を読む時間のないわたしのような人間には、
ものすごい助けになりました。
不思議なもので、これである程度安心できたので、この数年後落ち着いてから、ゆっくり時間をかけて作品を追えます。(この1年学びに力を入れたいため好奇心との闘いに時間を割かず学びに集中できます)
丁寧な記事をありがとうございました。
楽しかったです。落ち着いたのちの楽しみも出来ました。ありがとうございます。