ギガントマキアに現れ始めた麻酔の効果。
これは偶然ではないと最後の力を振り絞り、ヴィラン幹部の拘束に力を込めるジーニスト。
しかし、コンプレスは命を張るのはヒーローばかりではないと、自らの肉体を削りながら右腕の可動域を確保すると死柄木とスピナーの圧縮に成功します。
吐血しながらもチームのピンチを救うコンプレス。
稀代の盗人である張間の孫のコンプレスは自らを犠牲にして、果たせなかった“世直し”を死柄木たちに託すつもりです。
素顔を晒したコンプレスによる脱出ショウが始まります。
目次
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』295話のネタバレ
それでは『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』第295話『しつこい』の要点をまとめてみました。
ジーニストやルミリオン、麻酔の効果などヒーロー側が有利かと思われた死闘ですが、コンプレス決死の覚悟でジーニストの拘束から脱出成功した死柄木たち。
戦いは終局を迎えそうです。
その結末は如何に?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
四代目の“個性”
戦闘の最中“起きて”とデクの頭に響くメッセージ。
満身創痍で横たわるデクは、燈矢=荼毘の熱風に押されて地上に落ち気を失っていました。
慌てて起き上がるとすぐに周囲を見渡すと、焦凍が生きていることを確認して安堵。
その瞬間、また頭を刺すような痛みがデクを襲います。
これは「危機察知」。
オールマイトの資料にあった四代目の“個性”です。
黒鞭の時のように習得訓練にすら入っていない“個性”が溢れるデクにとっては、負担が大きく意識が飛びそうになるのでした。
自分は助演
一方、死柄木たちを圧縮によりジーニストの束縛から脱出させたコンプレス。
一世一代の脱出ショウの開演だと言いながら、ルミリオンとの対決に挑みます。
スピードで圧倒するルミリオン。
攻撃を受けるコンプレスでしたが、その視界の向こうに大量の脳無を確認していました。
脳無は死柄木の命令で動くことから、死柄木の意識が取り戻せば脳無を使ってこの八方塞がりの状況を変えてくれるはず。
コンプレスはあくまでも死柄木とスピナーに時間を与えるつもりです。
これはマジックでも何でもなく、プランは他人と運任せ。
自分の行動はただの時間稼ぎと陽動に過ぎません。
荼毘は圧縮してスピナーのマフラーに忍ばせています。
自分は協力者で主役はお前たち二人だと、死柄木を一番慕っていたスピナーにコンプレスは全てを託すのでした。
目覚めたのはAFO
スピナーは死柄木との会話を思い出します。
皆を身に付けていると不思議なほど、胸がムカムカして吐きそうなのに心が落ち着くと言ったあの言葉。
溶けて爛れたスーツの中にあったアレ。
スピナーはただ思い出してくれたらと、死柄木の顔にあの手を付けるのでした。
襲い掛かるルミリオン。
その時です。
死柄木から周囲のヒーローたちを吹き飛ばすほどの衝撃波が発生しました。
しかし、覚醒したのは死柄木ではなく、その肉体を乗っ取ったAFO(オール・フォー・ワン)だったのです!
本当に良い仲間を持ったと呟くAFO.
死柄木の心が原点を強く抱けば抱くほど、共生する僕の意識も強くなると言いながらビキビキと不気味な音を立ててAFOとして死柄木が立ち上がりました。
お前を救いたい
死柄木の下に大挙して押し寄せる脳無。
「電波」を上手く使えば脳無たちに具体的な信号を送ることは可能ですが、孵化したて死柄木では難しいと語るAFO。
負けを認めるAFOはスピナーの意見を遮り、全ては自分のためにとコンプレスやマキア、そしてトガを顧みることなく、脳無と共にその場を脱出し始めました。
荼毘も一緒だとジーニストが逃がすなと指示を出す中、最後の力を振り絞りAFOに黒鞭を仕掛けるデク。
しかし、AFOはこの身体が仕上がったらまた会おうと、デクを出来損ない呼ばわりして衝撃波で吹き飛ばします。
大勢の人を殺した。
皆を傷つけた。
許せるはずがない、許せない。
しかし,AFOに飲み込まれる死柄木の顔をデクは見てしまったのです。
「救けを求めるように見えた」
そこに残るのはマキアを中心に蹂躙された荒廃の地でした。
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』295-296話のネタバレのまとめ
長い一つの戦いがひとまず終了しました。
まずはヴィラン連合。
ルミリオンに劣勢ながらも必死に死柄木たちを逃がそうとするコンプレスの献身的なまでの行動。
スピナーは咄嗟にあの手を死柄木に覆いましたが、復活したのはAFO。
OFAとエンデヴァーに負けを潔く認めながらの、最後はまさかのトンズラ。
コンプレスの望んだとおりに死柄木たちは脱出に成功しましたが、何かモヤっとした感じです。
ちなみに、スピナーの本名が井口と分かりました。
恐らくは現場に残されたマキアやコンプレスは逮捕でしょう。
トガは最後まで描かれることが無かったため、お茶子との戦いの後合流に間に合わなかったようです。
一方のヒーロー側。
デクに四代目の個性が発動したようです。
黒鞭に浮遊、そして危機察知。
以前オールマイトのノートを見た時に、爆豪はOFAの個性をショボいと感想していましたが、この四代目をデクがいかに習得するのか楽しみが増えました。
それよりも、今回の戦いではヒーロー側に多大な損害も出ました。
死柄木の逃走劇では、爆豪は完全に白目、エンデヴァーも追撃も出来ませんでした。
最後はデクの「救いたい」という気持ち。
自己犠牲が激しいまでのデクの奉仕精神は、時にはタイトルのように「しつこい」と思う読者がいるかもしれませんが、実は1話の時からブレない考えだったりします。
次回以降は荼毘の告発によりヒーローの存在意義が問われる厳しい世論が予想されますが、まずは負傷者の救出と戦いの感想戦かもしれません。

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