スポンサーリンク

最新ネタバレ『ドメスティックな彼女』228-229話!考察!『悪いかよ!』

スポンサーリンク

夏生に別れを切り出しニューヨークに戻った瑠衣は、自分から言い出したもののまだ気持ちを引き摺ったままでした。

ルームメイトのダニエラが気を遣い、色々と連れ回してくれますが気持ちは晴れません。

そんな瑠衣にアルから連絡が来ました。

久し振りに再会したアルは相変わらずの明るさと好意を向けてくれますが、端々に親友である夏生に対する気持ちが見え、それを感じる度に瑠衣の心は少し沈んでしまいます。

食材を分けに来てくれた時弥とアルの「瑠衣を巡る?!」謎の張り合い自慢バトルも勃発し、結果的に賑やかな食事となりました。

昼食後、アルを送り出す為に二人きりになったタイミングで瑠衣はアルに”別れた”事を切り出しました。

自分の気持ちの整理も付いていない状態でも、なんとかしようと足掻いた結果ではありましたが改めてアルに問われ、気持ちが決壊してしまいそうになる瑠衣。

そのやりとりは、偶然通りかかった時弥の耳にも届いてしまっていました…!?

 

スポンサーリンク

 

『ドメスティックな彼女』228話!のネタバレ

それでは『ドメスティックな彼女』228話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

スポンサーリンク

運命を感じて…

「あたしたち…もう別れたの…」

アルに打ち明けた瑠衣の抱えていた言葉は、偶然通りかかった時弥にもしっかりと聞こえていました。

(別れた…?日本から戻った後の浮かない顔は、そういう…)

時弥の中の疑問がひとつ解決してしまいました。

一人時弥が考えている間にも、会話は進行していきます。

「あたし、ナツオに甘えてたんだ」

自分に自信が無かったせいで関係を疑ってしまい、夏生の言い分を信用できず、あまつさえ責めてしまった事をアルに打ち明ける瑠衣。

「恋人なら…あたしのこと好きなら不安にさせないでって…、今思えばすごい自分勝手…」

ネックレスに触れながら自分の行動を思い返し、訥々と瑠衣は語ります。

「だから一度離れてあたし自身を成長させなきゃって思ったの」

瑠衣の言葉を最後まで静かに聞いていたアルは

「なんだ、残念」

と、言いました。

伏目がちに語っていた瑠衣はアルの返事を受けて顔をあげます。

「なっちゃんに飽きたーってことなら今すぐ交際申し込んだのになー、ってのは冗談だけど…ちょっと安心した」

和ませるためか冗談を交えて言うアルは、嫌い合って別れた訳じゃなくて良かったと言います。

「『一度離れて』ってことはまた一緒になるんでしょ?」

瑠衣を傷つけないように柔和な笑顔を浮かべながらアルは言いました。

「わかんない…そう言い合わせてるわけじゃないし、でももし…もしあたしたちにそういう運命があるなら…」

頬を赤らめネックレスを握りしめる瑠衣は、夏生を想い少し遠い目をしますが、なんでもない、とすぐ取り繕いました。

 

スポンサーリンク

笑顔の”お嬢ちゃん”

「ビックリした、何ボーっと突っ立ってんの?」

アルを通りまで送った瑠衣が建物内に戻ると階段の途中で、時弥が心此処にあらずといった感じで立ち尽くしていました。

「…いやちょっと考え事して…」

しどろもどろに返事をする時弥の言動に追及はしてこず、新しいレシピでも思いついた?と言いながら瑠衣は隣を通り過ぎていきます。

その背中に時弥は

「橘…!その…大丈夫か…?」

と、思わず声を掛けてしまいます。

話を聞かれていたとは夢にも思っていない瑠衣は心当たりがなく逆に聞き返します。

「…?何が?」

聞き返されるとは思っていなかった時弥が、反射的に答えてしまった、え?という答えがツボに入ったのか可愛らしく微笑みました。

「こっちが聞いてんじゃん、変なのー」

梶田こそ大丈夫?と心配の言葉を発する瑠衣の顔を、時弥は眩しいものでも見るかのように見つめていました。

 

仕事の日々が流れます。

各々が忙しく働く中、瑠衣は皿の完成に向けソースを丁寧に垂らしながら細かい作業をしていました。

その眼差しは真剣そのもの。

いくつかある作業台のひとつ、その左端を使用している瑠衣の横を両手に皿を持った男性シェフが通りがかっていきます。

ガランガランッと、瑠衣の左側に重ねられていた金属製のボウルが音を立てて落ちました。

「悪いな、でもそんな角んとこに置いとかないでくれよ”お嬢ちゃん”」

文句も言わずボウルを拾い片付ける瑠衣を、別の作業台から時弥は見つめました。

 

スポンサーリンク

試行錯誤…!?

帰り支度を済ませた時弥が厨房を覗くと、コックスーツのまま作業を続けている瑠衣の姿がありました。

「残業か?」

黙々と作業をしている瑠衣に時弥が声を掛けるとそこで初めて気付いた瑠衣は顔を上げ

「ううん、新メニューの練習、今週の前菜コンペ出そうと思ってるんだけど上手くいかなくてさ」

と、試作中のメニューに視線を戻しながら答えます。

「ムースか?」

そ、エビのムースと答えながら瑠衣は試作品をスプーンに掬い突き出してきます。

「ん、ちょっと味見してみてよ」

渡されたスプーンに乗ったエビのムースを口に含み、もくもくと噛みしめる時弥。

瑠衣に意見を求められ頭を捻りますが、上手い言葉が見当たらず率直な感想を漏らします。

「不味かないが物足りない」

時弥の評価をやっぱり、といった感じで受けた瑠衣は色々試してみてるけどパっとしない、と自らの感想も述べました。

「ソースでアクセントを付けてみたらどうだ」

時弥の思い付きに、バジルやバルサミコといった例を挙げてすぐ反応する瑠衣。

瑠衣からのレスポンスを受けて、より自分の中の味と向き合った時弥が提示したのは

「もっとスッキリした…オレンジソースとか」

瑠衣が予想もしない答えでした。

ダメなら他のを試せばいい、と言いながら荷物を降ろす時弥。

「もののついでだ、手伝ってやるよ」

 

スポンサーリンク

発見!進歩!

「色合い的になんかデザートっぽくない?」

エビのムースにオレンジのソースが掛かった出来上がりを見て瑠衣が感想を言いますが。それを言ったら豆腐とパンナコッタも一緒だと時弥が返します。

二人はそれぞれスプーンで一掬いし、口に含んだ途端瑠衣が表情を明るくします。

「うそ…美味しい…!」

喧嘩するかと予想していた味が、想像に反してお互いを引き立て合う感じになっていた事に早口で感想を捲し立てていた瑠衣でしたが、急に口を噤みます。

突然黙り込んだ瑠衣を不審に思い、時弥がどうした?と聞くと

「なんで思い付かなかったんだろって思って…どうせなら自分で発見したかったんだもん」

すごい色々試したし考えてたのになんか悔しい、とさっきまでとは打って変わって膨れ面になる瑠衣。

その顔を見て時弥は吹き出します。

「なんだそりゃ、突破口が見つかったのにつまらんことでふくれるなよ」

笑いながらいう時弥に軽く反論する瑠衣ですが、真剣な表情に戻った時弥は

「それよりムースの方、このソースに合わせるならもう少し調整が要るな」

と問題点を口にしました。

瑠衣もその意見には同意しましたが、試作するには時間が掛かる、と更なる問題点を口にしました。

「俺は別に何時でも大丈夫だ、美味いもん作りたいって気持ちは同じだからな」

料理に対する時弥の気持ちを有難く受け取った瑠衣は、二人で作業を進めていきます。

何度も作り直し、何度目かの味見…思わず顔を見合わせる納得のいくものが出来上がりました。

 

「ありがとね、おかげでいいメニューできた」

暗い夜道を二人で帰りながら瑠衣は礼を言います。

「あたしももっと勉強しなきゃ、悔しがってる場合じゃないね」

また自分を省みている瑠衣に時弥は黙っている事が出来ませんでした。

「お前が最初に作ってたムース、確かに味は多少ボケてたが舌触り固さは完璧だった…それはお前が何度も試した成果だろう」

もっと自信を持っていい、と締めくくると瑠衣は漏れ出る嬉しさを隠せないといった感じの会心の笑みを浮かべます。

「やば…今のすごい嬉しいかも」

料理の事に関しては変な世辞は言わない、と信頼している時弥に”進歩”を認められた瑠衣はニッコリ笑顔を浮かべたままで、手を挙げ先にドアを潜ります。

「なんかやる気出て来た、週末のコンペも頑張るよ」

 

スポンサーリンク

許せない気持ち…!

(なんなんだよ…このうるさい鼓動は)

瑠衣の後ろ姿を見つめる時弥は言い知れぬ気持ちに捉われています。

それは決して嫌な気持ちではなく、不思議と温かい気持ちになるものでした。

 

仕事が終わり着替えを済ました時弥が歩いていると、

「今日は帰るみたいだぜ」

「『頑張ってます』アピールはもう終わったのか?」

二人の男性が話しているのが聞こえてきました。

「お前メシでも誘ってみろよ、日本人の女は白人好きって言うじゃんか?イケるぜ?」

二人が見つめる視線の先では作業台を片付けている瑠衣の姿がありました。

アジア系の中でも日本の娘はよく尽くしてくれるらしい、という連れからの情報を受けて、黒髪短髪の男が手と舌で下品な動きをしてみせます。

「マジで?じゃこっちのサービスも抜群だったり?やべぇな、たまんねー」

と軽口を叩く黒髪の男性は、妄想が一気に醒めるような力で引っ張られ襟首を引き上げられます。

「おい、誰のこと話してる?」

襟首を掴んだまま怒りを押し殺したような低い声で聞く時弥に、関係あんのかよ、と悪びれもせず黒髪短髪は答えました。

「橘は一緒に修行しに来た仲間だ、下品な蔭口は許せない」

時弥の意見を聞いた、黒髪短髪の男性は嘲笑うように言いました。

「おいおい、まるで騎士様だな、何おまえあの娘のこと好きなの?」

まぁアジア系の男は…とまた下品な内容を口走ろうとする黒髪短髪の顔面を、時弥は思い切り殴り飛ばしました。

廊下に転がり、口を拭う黒髪短髪の外人男性を立ったまま見下ろした時弥は、相手に合わせて英語でこう答えました。

「悪いかよ、クソ野郎」

 

スポンサーリンク
"
"

『ドメスティックな彼女』ネタバレ228-229話のまとめ

自分の弱さから始まった暗い流れをどうにかしたい、という思いの丈をアルに話すことでようやく少し気持ちを整理出来た様子の瑠衣。

しかしそんな瑠衣の様子がどんどん気になってきてしまう時弥。

ただの口が立つ喧嘩相手のように見ていた瑠衣の真面目な部分や可愛い部分が悉く目につくようになってきていますね。

そんな瑠衣の頑張りを、仲間としても同業者としても助けたいと思うのは当然の流れです。

瑠衣の試行錯誤と努力の結果をベースに時弥のアイデアが重なり、新作コンペ用のメニューが形になりました。

前向きに頑張り始めた彼女を、やっかむどころか下品な蔭口で蔑む二人組の外人同業者を時弥は許すことは出来ませんでしたね。

熱く真面目で鈍感な彼は、そこまできてようやく自分の気持ちを見つめ、認めました。

瑠衣の気持ちを知っているからこそ、彼女への想いには気付かないように無意識にしていた時弥が動き出しましたね!

頑張っている仲間をちゃんと認めてあげられる人がいる職場は素敵ですね!

 

スポンサーリンク

 

 
 

 

スポンサーリンク

 

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA