【ダイの大冒険】ハドラーの「かっこいい」名言集!意外な変化と「我が全身全霊ッ 敗れたりっ」までの軌跡 | 漫画コミック考察ブログ

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【ダイの大冒険】ハドラーの「かっこいい」名言集!意外な変化と「我が全身全霊ッ 敗れたりっ」までの軌跡

ダイの大冒険 ハドラー名言と生き様
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この記事を読むとわかること
  • ハドラーはアバンに復讐を誓った
  • ハドラーは感情を見下していた
  • ハドラーは超魔生物に変貌した

『ダイの大冒険』で敵でありながら屈指の人気を誇る魔軍司令ハドラー。

人気の理由は物語の最初と最後で全く印象が変わるからで、ダイたちと同じように急成長していく姿とその生き様がかっこいいからです。

そんなハドラーには、彼の心を映し出す名言も多いのです。

そこで今回はハドラーの名言とともに、彼の変化が見える名シーンを振り返っていきましょう!

 

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【ダイの大冒険】「俺の部下になれ!そうすれば世界の半分を与えてやるぞ」

デルムリン島にてアバンに放ったセリフ

かつて魔王であったハドラーは勇者アバンに敗れた後に、大魔王バーンの手によって魔王軍の総司令官・魔軍司令として復活を遂げました。

蘇ったハドラーが最初に成そうとしたのは、因縁の相手であるアバンへの復讐。

ハドラーは大魔王バーンの力によりかつての魔王時代よりもパワーアップした力でアバンを圧倒し、こう伝えます。

オレの部下になれ!そうすれば世界の半分を与えてやるぞ!

ハドラーは15年前の対戦時にも同じセリフを言っており、今回「いま一度貴様に贈ろうではないか」ということでこの言葉をアバンにぶつけました

これはかの有名な初代ドラクエに登場するセリフ、ラスボスである“りゅうおう”が戦闘前に言ってくる「もしわしのみかたになればせかいのはんぶんを○○○○にやろう」のオマージュで、まさにドラクエ感に溢れた言葉です。

このセリフには、かつてラスボスであったハドラーの威厳や誇りが感じられますね。

 

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【ダイの大冒険】「アバンの命を奪ったのはオレではない!その優しさとかいう、低次元なサルにも劣る感情なのだ」

アバンが亡くなったことでダイたち“アバンの使徒”にとっての仇となったハドラー。

アバンとの死闘から再び力を蓄えたハドラーは、バルジ島魔王軍総攻撃を仕掛け、その中でポップとマァムの前に現れました。

初めて仇の姿を見るマァムは「許せないわ!あの優しかった先生の生命を奪った…お前だけは…!」と怒りをぶつけますが、ハドラーは「根本的な勘違いをしているようだな」と言いました。

アバンの生命を奪ったのはオレではない!その優しさとかいう低次元なサルにも劣る感情なのだッ!!

かつて魔王であっただけに極悪非道で冷酷な性格のハドラーは、弟子たちを救うために命を懸けたアバンの心を“サル以下”だと罵ったのです。

この時のハドラーがいかに人の“感情”を愚かなものとして見下しているかが分かりますね。

 

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【ダイの大冒険】「己の立場を可愛がっている男に真の勝利などない」

クロコダイン&ヒュンケルが寝返り、バルジ島総攻撃をも失敗しフレイザードが戦死、更には自己保身のためにダイが“竜の騎士”であることを隠していたことがバレ、ハドラーは大魔王バーンに叱責と最後通告を受けてしまいます。

なりふり構っていられなくなったハドラーは、不本意ながらもザボエラの策略を採用しダイたちを急襲しました

おかげでポップを追い詰めることが出来たものの、「見損なったぜハドラー!てめえは残酷だけど卑怯じゃなかった」と言われてしまいます。

手段を選んでいる余裕はない」のだと抗議するも、その言葉はハドラーの心を深く抉りました。

しかもその戦闘でも返り討ちに遭ってしまうという大失態。

このまま帰ってもバーンに処刑されるだけのハドラーは、誰にも負けぬ地上最強の力を求め、魔族としての肉体を捨てて超魔生物になることを決めました。

そして超魔生物となった姿で再びダイたちの元に現れ、代償として手に入れた絶大な力とその気迫をもってダイたちを圧倒したのでした。

己の立場を可愛がっている男に真の勝利などない!

それはハドラーの生き方の変化の顕れ

大魔王バーンの配下となったことで魔軍司令という自らの地位に執着していたハドラーでしたが、この時から全てを捨て、“アバンの使徒”を倒すという覚悟のみに徹する武人となったのです。

 

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【ダイの大冒険】「我が全身全霊ッ!!敗れたり!!」

超魔生物となったハドラーは強敵として何度もダイたちの前に立ちはだかります。

しかし超魔生物になったことで寿命を縮め、且つバーンの魔力で生き返ることも出来なくなった上に、バーンに密かに埋め込まれていた“黒の核晶”が失われたハドラーの生命はあと僅かとなっていました。

そんなハドラーが最後の戦う相手として選んだのは、もちろんライバルである勇者ダイ

ハドラーはバーンの元に向かうダイたちの前に現れ、ダイもまた「この挑戦を受けなきゃ…なんだか男でいられないような気がするんだ!!」とハドラーの申し出を真正面から受けたのでした。

全てを捨てダイを倒すことだけに生命を懸けたハドラーには、自分の執念やハドラーに全てを懸けたハドラー親衛騎団の想いが乗っており、一方ダイにも仲間たちや世界の人々の想い、今までの戦いの全てが込められていました

互いに想いを背負った最後の一撃!

…勝利したのはダイでした。

我が全身全霊ッ!!敗れたり!!

この戦いに人生の全てを込めたハドラーにとって、今度こそ完全敗北

しかしハドラーは「むしろ感謝しているぞ。お前たちの手で地に落ちてからが、オレの本当の人生だった」と満足だったのでした。

 

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【ダイの大冒険】「急げポップ! 骸が動いたのだ!もうけものと思えっ!」

死闘を繰り広げる中でいつしか良き戦友となっていたハドラーとダイ。

互いにその意気を讃え握手を交わそうとしていたその時―!

なんとキルバーンが現れ、トラップにより2人を魔界の炎に包んでしまったのでした。

咄嗟に飛び込んだポップがヒャダルコで抑えたものの、誰も消すことが出来ないその炎にポップも諦めかけてしまいます。

絶望の中、声をあげたのがハドラーでした。

最後の最後まで絶望しない強い心こそが、アバンの使徒の最大の武器ではなかったのかっ!!

まるでアバンのようなハドラーの言葉を受け、ポップはメドローアで炎の檻に穴を空けるという起死回生策を思い付きます。

しかしメドローアを撃つには両手の魔法が均等でなければならず、苦戦するポップ。

するとハドラーが今にも崩れ消えそうな身体で立ち上がり、ポップの代わりに炎を抑えだしたのです。

急げポップ!骸が動いたのだ!もうけものと思えっ!

生命を懸けた勝負を汚されたくないという想いも含んだその行動は、自分の人生を変えた戦友たちの未来を繋いだのでした。

 

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【ダイの大冒険】「俺のような悪魔のためにこいつを死なせないでくれっ!神よッ!」

最後の力を振り絞ったハドラーの協力により、無事ダイは脱出することが出来ましたが、なんとポップは逃げ遅れてしまいました。

自分たちと同じように仲間たちと力を合わせて誇りを懸けて戦い、最後まで必死に自分たちを生かそうとしてくれたハドラーに見とれ、彼を見捨てていくのを躊躇してしまったのです。

ハドラーは、ポップが自分のせいで一緒に死むことになってしまったことに悔し涙を流し、そして祈りました

神よ!人間の神よ!魔族のオレがはじめて祈る!もし本当にお前に人命を司る力があるのなら、こいつを…この素晴らしい男だけは生かしてくれ!!

オレのような悪魔のためにこいつを死なせないでくれっ!神よ!

あれほど自分のために生きてきたハドラーが、ひとのために神に、しかも人間の神に必死に祈りを捧げたのでした。

 

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【ダイの大冒険】「素晴らしかったぞ!おまえの残した弟子たちは・・・オレの生き方すら変えてしまうほどにな!」

神に祈りが届いたのか、なんと死んだと思われていたアバンが炎を消し去り、彼らを救ったのでした。

ハドラーにとってアバンはかつての倒すべき敵であり、倒したはずの敵ですが、「おまえが…おまえの力こそがこれからのダイたちの戦いに必要なのだ!」とその生存を受け止め、こう伝えました。

素晴らしかったぞ!おまえの残した弟子たちは…!オレの生き方をかえてしまうほどにな!

ハドラーにとってアバンという存在はあの日倒しても消えることなく、むしろダイたちとの戦いの中でどんどん存在感を増し、いつしか生涯を懸けて超えるべき目標となっていました

ダイたちがいる限りハドラーはアバンに勝ったわけではなく、ダイたちを倒すことがアバンに対する勝利だと感じていたのです。

そのために性格も生き方も変わったハドラー。

その人生を終える時、ハドラーはダイたちと彼らを育てたアバンに素直に敬意を示したのでした。

 

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【ダイの大冒険】「オレの死に場所を・・・この男の腕の中にしてくれるとはな」

おまえの力でダイたちを勝利へ導いてやってくれ

それがダイたちを救った自分への唯一の礼になるとアバンに言い、ハドラーはその生命を終えていきます。

超魔生物となった者は死亡すると灰となって崩れ去り遺体も残りませんが、ハドラーはその人生に満足していました。

しかも最後の最後に、自分が奪った大切な者=アバンが生きて弟子たちの元に返ってきたのです。

おまえたち人間の神というのも…中々粋なやつのようだぞ」と語るハドラー。

彼はもうひとつ神に感謝しながら、アバンの腕の中で崩れ去っていきました

オレの死に場所を…この男の腕の中にしてくれるとは…な…!

ハドラーの宿敵・ダイたち“アバンの使徒”…その中には常にアバンの魂が宿っていました。

そんな彼らを倒すために過去の自分の全てを捨て、結果、生きた証を遺し満足できる最期を迎えたハドラー。

ハドラーの始まりはアバンであり、アバンは人生そのものだったと言えます。

アバンの腕の中で人生を終えられたのは本当に、人間のような感情を持ち、その心に従って全力を尽くしたハドラーへの、人間の神の賞賛だったのかもしれませんね。

そしてその後、ヒムに意志が受け継がれたり遺灰がアバンの危機を救ったりと、死してもなおハドラーの魂は残り続けたのでした。

 

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まとめ

どんどん心を持っていくハドラーが熱いですよね。

最後にはポップが「まぎれもなく仲間だった」と認めるほどの存在になっていました

個人的には「己の立場を可愛がっている男に真の勝利などない!」が一番好きですね。

まさにハドラーが生き方を変えた瞬間であり、覚悟が詰まったセリフです。

立場を放棄し道を変えることはとても勇気がいることです。

現実ではなかなか難しいですが、行き詰った時はハドラーの言葉と生き様を思い出し一念発起してみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ
  • ハドラーはアバンへの復讐を誓った
  • ハドラーの名言は過去のオマージュ
  • ハドラーが人の感情を軽視した
  • 超魔生物化で覚悟を決めたハドラー
  • 最後にハドラーが神に祈った
  • アバンの存在がハドラーを変えた
あいり
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