チェンソーマンのラスボスは誰なのか
結論から言うと、第1部のラスボスは支配の悪魔マキマです。第96話「こんな味」で生姜焼きにされ、デンジに食べられて消えました。
第2部で立ちはだかるのは死の悪魔キガです。ただし決着のつき方が1部とまったく違います。2026年3月25日に配信された最終話232話「ありがとうチェンソーマン」では、戦って倒すのではなく、チェンソーマン自身が世界から消えます。
そしてその結果、1部のラスボスだったマキマも存在しない世界になりました。ここまで含めて答えになります。
この記事でわかること
- 1部のラスボスはマキマ、2部は死の悪魔キガであること
- 生姜焼きは第96話「こんな味」で、食べたのが攻撃ではなく愛だから効いたこと
- マキマ定食のフルコース全15品
- 2部の最終話でマキマごと無かったことになること
- この作品がラスボスの倒し方に何をさせたのか(カイの読み)
1部のラスボス・マキマは何者だったのか
マキマは公安対魔特異4課のリーダーで、内閣官房長官直属のデビルハンターです。不死身で、人を遠隔で圧死させられる。その正体は内閣総理大臣と契約した「支配の悪魔」でした。
優しく寛容に見える一方で、降伏した敵も容赦なく殺し、近しい部下の命もためらいなく使い捨てます。それでもデンジやアキ、天使の悪魔のように慕う者が多い人物でした。
【『#チェンソーマン 』最終回放送まであと2日!】
12/27 24:00からの最終回となる第12話放送にむけて、キャラクターPVでカウントダウン!本日はマキマ!
▽#マキマ キャラクターPVhttps://t.co/1wvBHowhdk#chainsawman pic.twitter.com/OukVoUL7oK
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) December 25, 2022
マキマがデンジに近づいた本当の理由
マキマはデンジを公安にスカウトした人物です。「悪魔として私に殺されるか、人として私に飼われるか」という2択を出し、その日からデンジはマキマの犬になりました。
しかしマキマが見ていたのはデンジではなく、デンジの中にいる「チェンソーマン」です。マキマはチェンソーマンのファンで、チェンソーマンが食べた悪魔はその名前の存在ごと世界から消えるという特性を使い、より良い世界を築こうとしていました。
デンジに普通の生活を与えたのも、幸せを感じさせたうえで全部壊し、デンジとポチタの「普通に生きて普通に死ぬ」という契約を破棄させるためでした。第1話では恩人に見えた人物が、自分の目的のためにデンジを弄んでいたわけです。
なぜ攻撃では倒せなかったのか
マキマは内閣総理大臣との契約で、自分への攻撃を適当な国民の病気や事故に変換できます。つまり実質不死身です。
デンジとの戦いは、勝ち負けが何度も入れ替わりました。
| 場面 | 結果 |
|---|---|
| マキマが助けを叫んでチェンソーマンを呼ぶ | 叫んだマキマごとバラバラにされる |
| 公安対魔特異5課の武器人間7人で攻勢 | 宇宙まで打ち上げられたチェンソーマンが心臓を地上へ投げて再生し、7人もろとも瞬殺 |
| 人々がチェンソーマンを英雄として熱狂 | 恐怖が薄れてチェンソーマンが弱体化。1000年分の寿命武器で敗北 |
| パワーのおかげで復活したデンジが再挑戦 | 完敗。心臓のポチタをもぎ取られる |
| チェンソーを持ったデンジが不意に現れる | マキマが重傷。戦っていたチェンソーマンはポチタの擬態だった |
最後の奇策の土台は、悲しい推測でした。他者を匂いで識別するマキマの興味はチェンソーマンであって、デンジ自身は覚えられていないだろうというものです。そのとおりになり、マキマはバラバラにされます。
それでも終わりません。パワーの血で作られたチェンソーで斬ったので再生は遅れましたが、国民を犠牲にすれば何度でも復活できるからです。
僕はこう読む
ここが1部のいちばん上手いところだと思っています。
マキマの不死身は、能力ではなく契約です。つまり強さではなく仕組みで守られている。
だから殴っても意味がない。読者は5回も勝敗を見せられて、勝っても終わらないことを体で覚えさせられます。
そのうえで出てくる答えが食事だった。戦闘の外に出口を置くために、わざわざ戦闘を5回やったのだと読みました。
生姜焼きとマキマ定食は何話か
デンジが思いついた策が、マキマを食べることでした。攻撃が通じないなら、マキマのこれまでの罪も背負って一つになればいいと考えたのです。
これが効いたのは理屈があります。マキマを守っている契約は「攻撃」を国民に移すものです。食べる行為は攻撃ではなく愛情なので、契約が働きません。
そうして第96話「こんな味」に出てきたのが、マキマの肉と玉ねぎを炒めた生姜焼きでした。ご飯と味噌汁と一緒に食べていたため、ファンが「マキマ定食」と呼び始めます。
デンジの言葉はこれです。
マキマさんってこんな味かぁ……
チェンソーマン【公式】Twitterのフォロワーが早くも15万人を突破しました…!応援ありがとうございます。 【フォロワー15万人突破記念】として今回は #マキマ のアイコンをプレゼント! 次は16万人突破であたらしいアイコンをプレゼントします。 pic.twitter.com/b1xsLXY1q7
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) February 12, 2021
フルコースは全15品
マキマの肉は大量のタッパーに入れて冷蔵庫で保管されました。生姜焼きはその1品目です。
- 肉と玉ねぎの生姜焼き
- ハンバーグ
- カツ
- ナゲット
- モツ味噌煮込み
- 肉だけカレー
- 肉団子
- 寿司
- ステーキ
- 刺身
- 鍋
- 肉まん
- マジ闇鍋
- ヤバジュース
- スパゲッティ
血や臓器、髪の毛まで残さず摂る必要がありました。そしてデンジに消化されたマキマは、排泄されても復活しませんでした。
2部のラスボスはどうなったのか
第2部で出てくるのが死の悪魔キガです。正体が明かされるのは182話で、飢餓の悪魔(本物)と偽チェンソーマンが戦っている最中に姿を現します。臓器を全部捨てても死ねない悪魔です。
もう一人、戦争の悪魔ヨルもいます。三鷹アサと体を共有し、チェンソーマンを倒すことを目的にしていました。
ところが決着は戦闘ではありませんでした。231話「さよならポチタ」で、ポチタはデンジがもっと夢を見続けられるかもしれないと言い、自分を食べるという選択をします。
チェンソーマンが食べた悪魔は、その名前の存在ごと世界から消える。自分を食べれば、チェンソーマン自身が消えます。マキマが利用しようとした特性が、最後は自分自身に向けられました。
| 最終話の新しい世界 | どうなっているか |
|---|---|
| デンジ | 記憶を失い、やり直しの人生でデビルハンターになる |
| パワー | デンジの相棒として登場 |
| ナユタ | 公安のボス |
| アサ | 戦争の悪魔と出会わない普通の女子高生 |
| マキマ | 登場しない |
最後の場面で、デンジはコケピーを持ったアサが転びそうになるのを助けます。誰も彼を知らない世界で、彼だけが全員を救っているという終わり方でした。単行本は全24巻で、最終巻は2026年6月4日発売です。
まとめ|ラスボスは2回いなくなった
答えをもう一度並べます。
- 第1部のラスボスは支配の悪魔マキマ
- 倒し方は第96話「こんな味」の生姜焼き。攻撃ではなく愛情だから契約が働かなかった
- マキマ定食はご飯と味噌汁つき。フルコースは全15品
- 第2部で立ちはだかるのは死の悪魔キガと戦争の悪魔ヨル
- 最終話232話でポチタが自分を食べ、チェンソーマンもマキマも無かったことになる
つまりこの作品は、ラスボスを2回消しています。1回目は食べて、2回目は存在そのものを無くして。どちらも倒すではなく、いなくするという形でした。
開いたままの点もあります。新しい世界のデンジが、前の世界のことを何も知らないままでいいのかどうかは、作中で答えが出ていません。救われたのに覚えていない。それを幸せと呼ぶのかは読者に預けられています。
僕はこう読む
この2つの結末は、同じ形をしていると思っています。
1部のデンジは、マキマを食べて自分の中に入れました。2部のポチタは、自分を食べて世界から出ていきました。
どちらも誰かを救うために、相手か自分を引き受けている。この作品で強さを決めているのは火力ではなく、何を飲み込めるかです。
だから最後のラスボスはキガではなく、チェンソーマン自身だったのだと読みました。
読む順番としては、生姜焼きの96話だけなら単体で意味が分かります。2部の232話まで読むと、その96話の意味が変わります。マキマを食べて一つになったはずの相手が、最後は最初からいなかったことになるからです。
——あなたは、232話で記憶を失ったまま誰かを助けているデンジを、救われたと思いますか。それとも全部を失ったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
生姜焼きは96話、最終話は232話と離れているので、そこを分けて答えます。
Q. 生姜焼きは何話ですか
A. 第96話「こんな味」です。マキマの肉と玉ねぎを炒めたもので、ご飯と味噌汁と一緒に食べたため「マキマ定食」と呼ばれています。
Q. なぜデンジはマキマを食べたのですか
A. マキマは内閣総理大臣との契約で、自分への攻撃を国民の病気や事故に変換できました。食べる行為は攻撃ではなく愛情なので、その契約が働かないからです。
Q. 1部のラスボスは誰ですか
A. 支配の悪魔マキマです。公安対魔特異4課のリーダーで、内閣総理大臣と契約していました。
Q. 2部のラスボスは誰ですか
A. 死の悪魔キガです。182話で正体を現し、飢餓の悪魔と偽チェンソーマンを従えていました。ただし最終話の決着は戦闘ではありません。
Q. 2部の結末でマキマはどうなりましたか
A. 存在しない世界になりました。231話「さよならポチタ」でポチタが自分を食べ、チェンソーマンが世界から消えたためです。最終話の新しい世界にマキマは登場しません。
Q. フルコースは何品ありますか
A. 15品です。生姜焼きから始まり、ハンバーグ、カツ、ナゲット、モツ味噌煮込み、肉だけカレー、肉団子、寿司、ステーキ、刺身、鍋、肉まん、マジ闇鍋、ヤバジュース、スパゲッティまで続きます。
食べて消したマキマを、もう少し近くで見る記事が3本あります。
デンジの選択マキマが犬好きな理由とは!?デンジが「マキマの犬」に選ばれた真実!7匹の犬がいるマキマの家で、デンジが自ら犬になった経緯を読み解きます
圧死能力の正体マキマの圧死能力の正体とは?殺しても死なない驚愕の理由を解明!殺しても死なない理由と、デンジが食べて消滅させた顛末を追います
ツンデレの魅力マキマさんは非道で冷血なのにかわいい!?ツンデレ過ぎる魅力と圧死能力の真実とは?非道な支配者マキマは、なぜ最後まで憧れられたのでしょうか
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月12日


コメントを残す