中学時代、伊井野と石上は別に最初から仲が悪いわけではありませんでした。
一貫校だからお互いの顔くらいは知っていたし、どんな評判かも知っていました。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
伊井野は疎まれている風紀委員、石上は浮いてる不良。
その頃の石上はサッカーをやめ、部員とも話しにくくなって、たった1人で空いた時間をゲームにあてて過ごしていました。
お互い、人間関係に問題を抱えていた2人…当初の伊井野は石上を嫌うどころか、シンパシーを感じていたのかもしれません。
石上は階段で隠れてゲーム、それを止めに伊井野がやってくる…。
2人はこの階段で会うのが恒例になっていました。
ついに風紀委員としてゲームを没収する伊井野に、石上は素朴な疑問をぶつけました。
「伊井野さんは…辞めないの?風紀委員」
中学時代の真実に迫ります!
Contents
『かぐや様は告らせたい』222話!のネタバレ
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
それでは『かぐや様は告らせたい』222話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
石上が伊井野を応援してきたワケ
石上はサッカーを楽しいと思えないからやめていました。
だから、伊井野が風紀委員を真面目に続けている理由がわからなかったのです。
「何が楽しいの そんな嫌われ役」
風紀委員なんてやめて、普通に遊んでいた方が絶対に楽しい。
石上はそう感じていたのですね。
ところが、伊井野からは信じられない返事が返ってきました。
楽しくはないし、嫌われるのは辛いし、怖いことも多いけど…。
「理想はある」
風紀委員はみんなに規律を守らせる役割です。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
「みんながルールを守っていれば みんなが楽しくなれる。そのための汚れ役なら 受け入れられる」
伊井野は風紀委員の仕事に誇りを持っていました。
サッカーをやめ、時間潰しにゲームばかりやっていた石上には理想に燃える伊井野は輝いて見えました。
「陰ながら応援してるよ」
石上は伊井野にそう伝えました。
大仏から見た石上の奮闘
伊井野はその完璧主義なやり方で、風紀委員として仕事をすればするほど嫌われていきました。
でも、伊井野の理想も覚悟も知っている石上は、本当に陰ながら伊井野を守ってきました。
伊井野の背中に意地悪な紙が貼られていれば、黙って取ってあげました。
伊井野の机が倒され、ノートが散乱していれば、こっそり元に戻してあげました。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
伊井野が落ち込んでいれば、机に”君の努力は報われる”と書いたメッセージカードを机に忍ばせました。
後々まで伊井野が大切に大切にするあのメッセージカードです。
大仏はいつも石上を誇らしげに見つめていました。
大仏が素顔を隠す理由
つばめと大仏はとあるカフェで話をしていました。
つばめは大仏が分厚い眼鏡で目を隠すのは勿体ないと思っていました。
「コンタクトにしないの?絶対モテるよ」
「私はモテたくないので」
かつて、大仏は芸能活動をしていたこともあるほど美人です。
親の不倫問題から隠れるように暗くなってしまうのですが…。
これまでその美しさから告白されたこともある大仏には悲しい思い出がありました。
告白を断れば相手がストーカー化したり、陰で悪口を言われるようになったり…。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
大仏の結論は”好きとは執着”です。
「あんまり多くの人に執着されたら疲れる だから私の見た目はこれでいいんです」
大仏は恋に少し疲れてしまったのですね…。
大仏の隠された恋
大仏の理想の恋は見た目ではなく、中身を好きになって欲しいし、中身を好きになりたいということです。
薄っぺらい美しさで多くの人に好かれるより、ただ1人を好きになって、ただ1人に好かれたい。
当時中学生の大仏はとってもピュアな恋愛感を持っていたのですね!
ただ、美しさを持つ大仏にとって、今までもらってきた愛は常にタダではありませんでした。
一方的であっても愛を与えられるたび、対価を求められてきました。
…そんな大仏の目の前にいたのが、伊井野を陰ながら守ろうとする石上だったのです。
いつだって何の対価も求めず、名乗り出ることすらしない石上を見て大仏は微笑みました。
(いいなぁ こういう人と一緒になりたいな)
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
(こういう人に好きになってもらえたら)
大仏はこの頃にはすでに石上に特別な感情を持っていたのです。
でも、石上が守ろうとしているのは伊井野であって、石上の助けが必要なのも伊井野です。
(うん その物語の方が綺麗)
それを知っていた大仏はお似合いな2人から一歩引くという選択をしてしまうのでした…。
石上と伊井野の仲がこわれた日
だけど、あの日がやってきました。
石上が荻野を殴った日です。
クソ野郎の荻野から大友京子や他の女の子たちを守るためにとった行動でしたが、普段から陰キャの石上の話を誰も信じることなく、停学処分となってしまいます。
学校を去ろうとする石上に、伊井野は聞きました。
「本当なの?」
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
誰にも信じてもらえなかったこの時の石上は「お前には関係ないから」というのが精一杯でした。
伊井野は石上の冷たい言葉に反応してしまいます。
「ふーん そういう感じ?あっそ じゃあ良い」
伊井野は石上から離れてしまいました。
伊井野からは見えていませんが、信じてもらえなかった石上の顔は本当に辛そうです。
隣で見守っていた大仏は思いました。
(違うでしょミコちゃん)
大仏の切ない願い
大仏は見てきました。
石上が言葉通り、伊井野を陰ながら支え続けてきたこと。
どんなに誤解されても嫌われても疎まれても、石上は伊井野を助けてきました。
まぁ…伊井野自身は知らないのですが…。
今こそ、伊井野が石上を支えてあげるべきで、それが伊井野の役割だと大仏は感じたのです。
石上の視界に大仏はきっと入っていません。
だから自分の気持ちに蓋をして、一歩引いたのです。
石上を大切に思っているのに、大仏自身にはできないこと…。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
(ミコちゃん お願いだから 支えてあげてよ)
そう心から願っていたのです。
大仏の恋心、再燃?!
「今更って思う」
中学時代の邂逅が終わり、再び生徒会室。
かぐやは大仏の話を黙って聞いていました。
「今更ミコちゃんが石上を好きって言い出しても今更って思っちゃうんですよ」
過去を知れば、大仏の気持ちもわかります。
でも大仏自身、あの頃の石上のために何かしたか?と問われれば答えはNOです。
「未だに思います」
もし、あの時、大仏が一歩引かなければ?
大仏は中学時代に蓋をしたはずの気持ちが揺さぶられていました。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
「ミコちゃんのポジションに私がいたら絶対に…」
大仏は後悔しているのでしょうね…。
もしも、伊井野が自分だったら…。
石上を支えてあげられたのに、と思っているのかも知れません。
「好きって執着ですよ いつまでも引きずっちゃうんです」
大仏の恋もついに動き出す?!
まさかのダークホース登場で伊井野と石上の恋はどうなるのでしょうか?!
『かぐや様は告らせたい』ネタバレ222-223話のまとめ
今回は大仏目線による中学時代と自分の気持ちの告白、というお話でした。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
中学時代の大仏って…常に石上の行動を目撃してるんですよね…しかも、石上には気付かれずに。
少し怖いかもw
大仏は過去の恋愛から恋に臆病になっていました。
好きになるなら見た目ではなく中身を。
そんな理想を持っていました。
大仏は伊井野のために陰ながら奮闘する石上に恋心を抱くようになります。
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
けど、石上と伊井野は素敵な関係に見えて、自分の恋心に蓋をして一歩引いてしまいます。
しかし、あの事件が起き、石上は学校中の嫌われ者になってしまうのです…。
同じようにみんなに疎まれていても、石上だけは伊井野を支えてきました。
今度は伊井野が石上を信じて支える番!
大仏にはそう映っていました。
けど、何も知らない伊井野は石上を信じることができず、2人は決別してしまうのでした。
大仏からしてみれば、譲ったはずの綺麗な物語の結末にケチがついたようなもの。
裏切られた気持ちだったのではないでしょうか?
そんなことなら、自分の気持ちに蓋をする必要もなかった…。
だから伊井野と石上のカップルだけは認められないのです。
大仏は後悔していました。
「ミコちゃんのポジションに私がいたら絶対に…」
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赤坂アカ「かぐや様は告らせたい」222話より引用
「好きって執着ですよ いつまでも引きずっちゃうんです」
大仏は今でも石上が好き…?!
伊井野と石上のカップリングはどうなっていくのでしょうか?!
次週もますます目が離せませんね♪

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