房太郎が教えくれた“アイヌが大昔に集めた金塊を最初に隠した場所”は、函館山のロシア領事館でした。
その上でウイルクたちがキムシプの案内で領事館に来た時の様子が描かれましたが、なんとちょうど音之進誘拐事件のあった日だったことが発覚。
そして金塊があると案内された地下室で、ウイルクが何かに気づいた様子が描かれました。
一体この函館の地にどんな真相が隠されているのでしょうか。
そんな中、いち早く函館に着いたはずの杉元一行が第七師団に遭遇!?
第282話『一刻』は、鶴見への対抗策に注目です!
目次
『ゴールデンカムイ』282話!のネタバレ
それでは『ゴールデンカムイ』282話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
強者パーティー
札幌からここまで列車で13時間の道のりを先んじて進んでいた杉元たち。
「それどころか鶴見中尉は何日も暗号を解けないかもよ?」なんて白石は笑いました、
しかし、それがフラグになったのか、予想外にも第七師団の兵士とエンカウント!
姿が見えるのは3人です。
すると都丹が「しゃがめ」とすぐさま発砲し、ひとりを射殺しました。
ひとりはいったん石垣の陰に隠れますが、上から杉元が急襲し撃破。
残りのひとりは土方が例の二刀流、ウィンチェスターからの兼定で瞬殺します。
3人の流れるような連携であっという間に事態を治めてしまいました。
鶴見の部下と判断したわけではないのに即排除する早さにビビってしまいますが、この有無を言わせぬ判断力の連携がかっこいいですね!
鶴見も五稜郭に!?
都丹によると周囲に他の兵士の足音はなく、ここにいたのはこの3人だけのようでした。
すると杉元が兵士の遺体から電報を見つけます。
電報は1時間前に札幌から送られており、発信人は鶴見中尉。
『大至急五稜郭へ』
なんと鶴見もやはり五稜郭を目指していました。
恐らくこの3人は各地に散らばった鶴見の部下のうち、函館に潜伏していた者たち。
時間が経てばもっと兵が集まることや、当然鶴見が来ることが予期されます。
しかし札幌―函館間の汽車は1日2往復で、午後の汽車も4時間前には出ているため、明朝の汽車に乗って丸一日はかかると予想。
すぐに馬で向かったとしても1日以上はかかる距離ですし、まだ余裕はあると思われます。
しかし鶴見のことですから「札幌駅の車庫で待機している汽車を乗っ取ってむかってくることだってやりかねない」と杉元。
そうすれば半日で来られます。
杉元たちは金塊探しを急ぐことにしました。
金塊はどこにある?
それでは金塊は一体どこにあるのでしょうか。
土方は「中にいくつか建物が残っている」と言います。
兵糧庫は箱館戦争前からあるもので、陸軍が建てた小屋などもウイルクたちが金塊を隠しに来た時は存在していたはず。
「掘って埋める場面を見られたくなかっただろうから建物の床下に隠した可能性が高い」
これらを優先して探すべきだと土方は言います。
対し杉元はそれを肯定しながらも「外のお堀にじゃんじゃん放り込んだ方が早くないか?」と言いました。
それなら穴を掘る手間も隠す手間も省けますし、砂金は水の中でも腐らないから良いかもと牛山も同意します。
それなら井戸もあり得ますが、白石が飛び込んだところ見つからなかったようです。
慌ててそれらをいちいち探しに走る白石が愛おしい。
まあ当然すぐに見つかる場所にはないでしょう。
金塊はどう運ぶ?
ちなみに門倉たちには駅で別れて荷馬車の手配に行かせたそう。
すると「そもそもの話だが…今すぐ見つけられたとしてどこまで金塊を持って逃げる?」とアシリパ。
ウイルクたちだって函館山のロシア領事館から五稜郭までの7kmを何日も往復して運んだはずです。
荷馬車で運べるのは1袋60kg換算でせいぜい13袋。
しかし金塊の袋は1200袋あると言われていますので、一度に運ぶには門倉たちが90台くらい荷馬車を探してくる必要があります。
まさか金塊が見つかったとして半日以内に持って逃げなければならない事態になるとは。
「暗号を作ったウイルクですらふたつの勢力がほぼ同時に解くなんて考えもしなかっただろうよ!!」と牛山。
一同に“詰み”の気配が漂いました。
すると杉元がこんな提案をします。
「戦うしかない。ここに籠城して…奴らを迎え撃とう」
運ぶのではなく守ることを前提に動こうというわけです。
籠城戦の利
「それに土方歳三はすでに手を打っている。そうだよな?」と杉元。
土方は「ここまで余裕がないのは想定外だったがな」と答えます。
その“手”は午後の汽車で向かっており、夏太郎に駅で待機させているそう。
それはなんとソフィア一味!?
ソフィア一味が汽車の上で派手に発砲し、酒を浴びながらお祭り騒ぎをしています。
彼らはロシア軍と戦ってきた百戦錬磨のゲリラたちです。
白石や門倉たちより遥かに戦えますし、無謀な戦いにはならないと土方は言います。
一体どうやって交渉したのでしょうか。
そして「我々にはもう一つ大きな強みがある」と土方。
それは土方歳三が五稜郭で戦うのが二度目だということ。
「ここでの戦い方をよく知っている」
鬼が笑いました。
『ゴールデンカムイ』ネタバレ282-283話のまとめ
鶴見が部下を五稜郭に向かわせているとわかった以上、やはりここで第七師団とぶつかりそうですね。
函館組にだけ「五稜郭へ」という電報を持たせた鶴見の策かもしれませんし、結局金塊が五稜郭にあるとはまだ確定していないですが、土方が五稜郭で戦おうというだけでもワクワクが止まりません。
その分ここで散ってしまうのではという不安はあるものの、それはそれとして五稜郭での戦いは期待してしまいます!
永倉の戦闘も期待ですね。
ソフィア組の参戦も伺え、再び各勢力終結となってきましたので、いいかげん尾形とヴァシリがどうしたのかも気になります。
特に中央のスパイだったことが明らかにされた尾形がこの最終局面でどのような行動を取るのか、そろそろ動きが見えてきてもいい頃。
そして門倉&キラウシが別行動して何も起きないはずがないとも期待しています。
かくして五稜郭での籠城戦が決まりましたが、対し鶴見は現在どんな策を練っているのでしょうか。
佳境を迎え加速を続けているゴールデンカムイ、次回も何が起きるか目が離せません!

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