「星の指輪」で宇宙空間でも活動できるようになったアーサー。
さらに指輪は「地球の人々の思いを力に変えることができる」という効果もあるとして、アーサーはその力をマントの形にし、改めてドラゴンに立ち向かっていきます。
一方地上では、これまであまり被害が出ていない浅草も「紅丸のドッペルゲンガーが現れるのでは?」という不安も芽生え慌ただしくなってきました。
さらにアドラではハウメアが伝道者に祈りを捧げているところ。
そんな中、第269話『名を刻む者たち』は現在アーサーが挑んでいる戦いがいかなるものなのかが語られます!
そしてまさかの形で決着!?
目次
『炎炎ノ消防隊』269話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』269話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
救ってきたのは“なくてもいい”命?
通信でアーサーのことを報告しながら、ヴァルカンがとユウが第8と合流しました。
涙ぐみながらユウを抱きしめるリサが可愛い!!
桜備はアーサーに付き添っていたヴァルカンを労いながら、リヒトに「現状をヴァルカンに報告してやってくれ」と伝えます。
リヒトは“今アーサーとドラゴンが戦っている”という報告を受け、さらりとヴァルカンを驚愕させることを言いました。
「その2人の戦いでこの世界の行方が決まるよ」
リヒトはさらにとんでもないことを言います。
“人類の命みな等しく一つ!その重みは平等”なんて言うけど、そんなことは全くないと。
「消防隊が必死に守ってきた命だけど、ほとんどなくてもどうでもいい命なんだ」
なんてこと言うんだ…。
ヴァルカンも「お前なんてこと言うんだ」と焦ります。
必要なのはドラゴンの絶望を止めること
正確には「“世界にとっては”時になくてもいい命」なのだとリヒトは言います。
この世界に必要なのはイメージを先導する確立者。
ヴァルカンもその一人なのだそうです。
そして確立者の中でも特に強者であるドラゴンの絶望は特別。
まあ読者には周知されていることかと思います。
フェアリーが「あんたの絶望が必要だ」と言ってドラゴンを勧誘していましたし、シスタースミレも「強者の絶望がある限り大災害は止まらない」と言っていました。
そして現在対峙しているアーサーも「強者であるドラゴンの絶望はこの世界の終焉を促進している」と気づいていました。
だからこそ向かって行ったんですよね。
つまりリヒトの言いたいこととは、世界にとって必要なのはイメージを先導する確立者であり、その中でも圧倒的強者であるドラゴンの絶望を拭えなければ、大災害は止まらないということです。
よって「2人の戦いがこの後の大災害を左右する」とリヒトは捉えていました。
決着は相打ち!?
そして世界の命運を握る2人の戦いは、もはや月面どころか完全に“宇宙の”戦いに。
宇宙空間で2人の激突のインパクトそのものが星に見えるほど壮大なバトルに発展していました。
激しくぶつかり合う2人の見開きが本当にかっこいいです!!
もはや2人に言葉はありません。
ただただぶつかり合うのみ!!
しかしアーサーはかなりボロボロ。
星に打ちつけられ、そこへさらに星ごと砕かれるような追撃を喰らってしまいました。
それでもアーサーはすぐさま態勢を変え反撃に出ます。
そのアーサーの斬撃はついにドラゴンの顔面の装甲を剝がし、再び顔をさらけ出させました。
さらにアーサーの一撃…ドラゴンの反撃…互いに一瞬たりとも気の抜けない一進一退の攻防で、再びドドドドドと激しくぶつかる様は傍目から見たらもう超新星爆発といった感じです。
そして2人は互いに振りかぶった後、同時に血を吐き出しました。
結果は…?
なんとエクスカリバーがドラゴンの胸を貫いていました!!
しかしドラゴンの爪もアーサーの身体を貫いている!?
運命を握る死闘は相打ちエンドなのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ269-270話のまとめ
アーサーとドラゴンはすでにそんなことを言っていましたが、2人の戦いが星の命運を握っているというリヒトの解説でした。
この世界に必要なのはイメージを先導する確立者だということ。
そしてその中でドラゴンは最大の確立者というわけです。
ドラゴンは生まれながらの確立者。
人々が天災とも言える彼を畏れて、天災の中にイメージするモンスターに因み「ドラゴン」と名付けたのですから。
対してアーサーも“イメージと言えば”の人ですが、アーサーの場合は自分の中にイメージを確立させているので先導する者とは少し違うのかな?
ドラゴンは外からのマイナスのイメージ、アーサーは内からのプラスのイメージという感じがします。
そんなアーサーのイメージを先導しているのがヴァルカンですから、リヒトがヴァルカンも確立者の一人と言ったではないでしょうか。
というか技術者一族のジョゼフ家がイメージを先導する確立者と言えるのかもしれません。
ヴァルカンが子供の頃に祖父&父と一緒に造ったという絶滅した動物を映し出す機械も、人々のイメージを先導するのに相応しいものだと思うので。
そして超新星爆発のような異次元の攻防の末、大災害を左右する戦いはついに決着かというところ。
相討ちならばドラゴンも満足のうちに入りそうですが、どうでしょうか。
どちらも致命傷のように見えるので心配ですが、今のこの2人は傷とかどうにでもなりそうな気はしますので和解して欲しいなあ。
そんな中で次回は『剣に何を宿す』ということで、いよいよ雌雄を決するアーサーの見せ場があるということなのか。
また楽しみに待ちましょう!

⇒『炎炎ノ消防隊』271話!アーサー死亡!?死ノ覚悟で最後の一撃・・
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