凪とひろが青春警察・エリカに連行された先はひろの実家でした。
重い空気の中、エリカは出されたお茶菓子を食べながら、許嫁である凪への悪口をひろの母親にしまくります。
この状況は一体…?!
それでは第65話『私がいないと全然ダメね!』の考察を始めていきます。
Contents
『カッコウの許嫁』65話!のネタバレ
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
それでは『カッコウの許嫁』65話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
縮む凪
駆け落ちもどきをした凪に発言権はありませんでした。
それにしても…。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
(こ…この状況は何だ?許嫁(エリカ)と好きな人(ひろ)の母親が、自分の悪口で盛り上がるのをひろが聞いている…)
まさに針のむしろ!!
凪は居た堪れず、小さく縮み始めました。
エリカの悪口は止まりません。
凪に対する日頃の鬱憤をぶちまけたのです。
普段は慎重派で心配性の石頭のくせに、今回みたいになぜか突然行動力を発揮することがあること。
それが全く理解もできず読めないから迷惑であること。
「今時そういうのは通用しませんよねー?!」
エリカの訴えに、ひろの母親も渋い顔で頷きました。
「全くね 周りの人のことも考えて行動しないと」
好きな人の母親の厳しい言葉は凪の心を抉る一言でした…。
気づくと凪はねずみサイズにまで縮んでしまいましたw
逃げてるだけじゃん
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
ひろの母親は、凪とエリカが許嫁だったことを知って驚いていました。
前に遊びにきた時は、まだひろにも自分たちが許嫁であることを話していない頃。
あの頃は当然、表向きは許嫁であることを隠して普通のクラスメイトとして遊びに行ったのです。
「私自身も親に勝手に結婚相手を決められて抵抗していましたから」
エリカは自分の素直な気持ちを口にしました。
でもこの言葉は今のひろにもひろの母親にも無関係な話ではありませんよね。
許嫁を決められ、無理やり同居をさせられた時、エリカは親どころか許嫁の凪とすら口も聞きたくないくらいの状況でした。
「だけど一緒に過ごすうちにそれじゃダメだって気づいたんですよ…」
エリカは自分自身の気持ちとして話すことで、同じく許嫁問題の当事者であるひろやひろの母親にわかって欲しかったのです。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
「私は抵抗してるんじゃない…逃げてるだけじゃん…って!」
凪は笑顔で前を向くエリカを見つめました。
同じように許嫁問題の葛藤を抱えてきた凪やひろに、エリカの言葉はどう響いたのでしょうか?
ひろ親子の和解
「そもそも許嫁問題に向き合ってすらなかったんですよね」
エリカは苦笑いで続けました。
「だからひろちゃんとお母さんも向き合ってほしいなって思うんです」
エリカが1番言いたかったことはこれですよね!
もう逃げずにこの問題と向き合って解決してほしいのです。
ひろの母親は確固たる考えを持っている人でした。
ひろは大切な一人娘であると同時に、この神社の跡取り。
そのことを自覚してもらうためにも、厳しくするのは当たり前のことだと考えていたのです。
ひろは母親の厳しい言葉に顔を強張らせました。
でも、ひろの母親は厳しいだけの人でもなかったのです。
「それは ひろに幸せになってほしいからよ」
その言葉にひろは驚いて顔を上げました。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
「私たちももっとしっかり話し合わなければいけないわね…!」
ひろ親子は揃って「この度はご迷惑をおかけしました」と謝りました。
ひろの表情が柔らかくなっていたのが印象的ですね!
お見送り
ひろは凪とエリカを見送るため外に出ていました。
エリカの言葉で逃げてただけだと気づいたひろは、これから向き合っていくことになるのでしょう。
「今日は本当にありがとう」
「役に立てならよかったよー」
エリカは謙遜しました。
ついでに、凪に嫌味を言うのも忘れませんw
「誰かさんと違ってね…!」
凪は冷や汗をかきながらビクッとしました。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
帰り際、ひろはエリカに抱きつきました。
「いてくれてよかった ありがとう」
エリカも本当は色々不安だったはずです。
抱きしめられた瞬間、緊張がようやく解けたのではないでしょうか?
抱き合う女子2人の友情から少し気まずそうに(居づらい)目を逸らしていた凪にもひろは声をかけました。
「海野君もね」
ウィンクと共にかけられた感謝の言葉に、凪も照れつつ謙遜しました。
「俺は…やらかしただけですので」
「たしかに」
謙遜した凪にエリカの鋭いツッコミが入ります。
いつものペースを段々と取り戻してきましたね!
コーンスープでホットして!
帰り道、凪はため息ばかりついていました。
「俺 ダサすぎるだろ」
「好きな人と駆け落ちみたいなことしたのに許嫁に助けられて親御さんに謝らせるとか」
落ち込む凪に、エリカ流の励ましです。
「凪くんは強いっしょ!」
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
「私だったら恥ずかしすぎて死んでるもん」
凪は一瞬キョトンとしましたが、エリカの言葉を噛み砕くと…絶叫しましたw
凪が恥ずかしさのあまり絶叫している間に、エリカは自販機でコーンポタージュを購入して差し出しました。
「今日はお疲れ様!」
真夏に飲むホットのコーンスープも悪くありません。
明るいエリカのおかげで、なんだかんだと凪もいつも通り元気を取り戻していました。
凪にはエリカがいないとダメ!
凪は今回の件で自分が無力であることを痛感していました。
駆け落ちしている最中でさえ、困った時にはエリカに頼ってメールしていました。
今だって…エリカがいなければまだ立ち直れていないかもしれません。
「だから…その…」
素直になれない凪は言いにくそうに口籠もります。
「そういうことよ」
凪が言えない分はエリカが引き受けました。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
「凪くんは私がいないと全然ダメね!」
可愛い笑顔で自信たっぷりに言うエリカに凪は「自分で言うな!」とツッコミました。
でもその表情はとても照れているように見えますね!
「帰ろっか!」
エリカは最後まで明るく言いました。
今回は最後までエリカに救われまくりでしたね〜!
天野家父、始動?!
その頃、凪とエリカの帰りを待つ幸は…困っていました。
家に天野家父がやってきたからです。
家にはひろがいた痕跡が残っていた為、さっそくバレています。
「でももう帰りました!」
天野家父はひろが居たこと自体はそれほど問題にしていないようですが、凪に好きな人がいたことに驚いたようです。
「彼も隅に置けないな!」
天野父は軽い感じで幸に話しかけてくるのですが…。
幸はこのノリが苦手な様子。
(2人とも早く帰ってきて〜)
心の中で叫びました。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
「だが…そうなると考えものだね」
さっきまでヘラヘラとしていた天野家父は真剣な顔になりました。
天野家父は何を考えているのでしょうか?!
『カッコウの許嫁』ネタバレ65-66話のまとめ
今回は、ひろとの駆け落ち編、完全完結です。
エリカにつれられてひろの実家に行くことになった一行。
エリカは自分自身の許嫁問題を取り上げて、ひろとひろの母親にも向き合うように仕向けました。
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
ひろの母親がひろの幸せを本当に願っていたことを知って、ひろも素直になれそうです。
ひろ親子は揃ってエリカたちに謝りました。
駆け落ち編は、これにて完了!
ところが…帰り道、凪はため息ばかりです。
駆け落ちまがいなことまでしたのに、結局は許嫁であるエリカに頼り、自分が謝らなければならないところをひろ親子だけに謝らせてしまいました。
凹む凪に、エリカはあえて厳しい励ましの言葉をかけました。
凪ならツッコんでくれると思ったのでしょうね!
狙いは的中!
凪はいつものようにツッコみ、いつもの調子が出てきました。
気づけばいつも通り、元気が戻っています。
「凪くんは私がいないと全然ダメね!」
エリカの笑顔に照れを隠せない凪。
2人の距離はどう変わっていくのでしょうか?!
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吉河美希「カッコウの許嫁」65話より引用
一方、家では天野家父が凪に好きな人がいることを知って…?!
天野家父は次にどんな手を使ってくるのでしょうか?
次週もますます目が離せませんね♪

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