ジャンプSQ.掲載の人気作品『ワールドトリガー』に登場する武器は「トリガー」と呼ばれています。
今回は3種類のアタッカー用トリガーのうち、攻撃のバリエーションに革命的な変化をもたらした「スコーピオン」をご紹介します。
目次
【ワールドトリガー】スコーピオンは自由自在に出し入れすることが出来る
スコーピオンの特徴は、体のどこからでも出し入れができること、トリオン量の調節により形状が自由に変更可能なことです。
基本的には剣の形で手に持ったまま使用しますが、相手の意表をつく使いかたができる面白い武器でもあります。
足の裏から地中に刃を延ばし相手の足を攻撃するもぐら爪(モールクロー)、体内で刃を枝分かれさせる枝刃(ブランチブレード)など使いかたのバリエーションは多彩です。
【ワールドトリガー】スコーピオンを作ったのは玉狛の迅さん
スコーピオンを発案したのは玉狛支部所属の迅悠一です。
開発には同じ玉狛支部のエンジニア、マイケル・クローニンも関わりました。
迅がスコーピオンを作ることにしたのは、アタッカー用トリガーとして当時一般的に利用されていた孤月では太刀川に勝てなかったから。
つまりスコーピオンは孤月に対抗するためのトリガーとして開発されたというわけです。
迅は黒トリガー「風神」を手に入れS級になる以前はA級ランク戦に参加していました。
ランク戦でスコーピオンを使い始めてから太刀川と互角に渡り合える状態になったようです。
【ワールドトリガー】スコーピオンは孤月よりも耐久度が低い?
スコーピオンと孤月では耐久度にどんな違いがあるのでしょうか。
スコーピオンは重量がほぼゼロで非常に軽く攻撃力が高いブレードですが、刃を長くするほど攻撃力が落ちます。
孤月はスコーピオンよりも重量があり形も変えられないブレードで、刃の強度が高く攻撃力と耐久力に優れています。
オフィシャルデータブックで性能を比較すると孤月の耐久力が最高のAであるのに対してスコーピオンはDでした。
打ち合いで孤月がスコーピオンの刃にヒビを入れる描写もあるので、スコーピオンは明らかに耐久度が劣るようです。
【ワールドトリガー】スコーピオンはとっさの判断に優れている
スコーピオンの形状変更は瞬時に行えるため、その場で思いついた形を作りすぐに使うことができます。
たとえばモールクローなら、使用者の体が地面に触れている部分(主に足の裏)からスコーピオンを地下に潜らせ相手を足元から襲います。
相手との間合いを瞬時に測り、必要な時に一瞬で仕込むことができるのです。
ブランチブレードはトリオン体の内部でブレードを枝分かれさせる技ですが、こちらも一瞬で相手の死角からブレードを出現させることができます。
とっさの判断に基づいて戦闘の最中に自由に形状を変更できる点は、スコーピオンの非常に優れた特性といえるでしょう。
【ワールドトリガー】スコーピオンでボーダー上位の人は多数存在する
スコーピオンを好んで使うアタッカーはA級にもB級上位にも多数存在します。
A級3位風間隊の風間、A級4位草壁隊の緑川、B級2位影浦隊の影浦などがその代表格です。
オールラウンダーまで範囲を広げると、A級3位風間隊の歌川、A級5位嵐山隊の嵐山・木虎をはじめ多くの使用者が確認できます。
【ワールドトリガー】スコーピオンを2個繋げる荒業が存在する??
スコーピオンを2個繋げる荒業は「マンティス」と呼ばれ、影浦隊のアタッカー影浦雅人の得意技です。
最大の特徴はスコーピオン1本では届かない距離まで射程が伸びること。
連結したスコーピオンを鞭のように瞬時に伸縮させ、相手を刺突してダメージを与えます。
ただし両手分のスコーピオンを繋ぐのでシールドと同時には使えません。
また、長く伸ばすと普通のスコーピオンより強度が落ちるため孤月と打ち合うと一太刀で割れてしまいます。
影浦は先端を変形させてビルの間を飛び移るなど攻撃以外にもマンティスを利用していました。
影浦だけでなく空閑もマンティスをコピーしうまく使いこなしています。
防御のできないマンティスは、優れたアタッカーだけが使いこなせるスゴ技なのかもしれません。
【ワールドトリガー】空閑遊真はスコーピオンの使い方が独特
空閑遊真もスコーピオンの愛用者ですが、その使い方は非常に独特でネイバーならではの発想が見て取れます。
頭や腹、足の裏などからブランチブレードを出現させていますし、モールクローも得意としています。
投げナイフ状に変化させたスコーピオンを別のスコーピオンで作ったモールクローと組み合わせるなど技のアレンジも巧みです。
他にもリング状のスコーピオンにもう1つを連結して投げたり、グラスホッパーと組み合わせて利用したりと新しい技の開発を楽しんでいるようです。
B級ランク戦ROUND5では、トリオン漏れを止めるため脇腹の傷をふさいでいました。
今後も空閑のスコーピオン使いには注目したいところです。
まとめ
アタッカーの攻撃のバリエーションに革命的な変化をもたらしたのが「スコーピオン」です。
体のどこからでも出し入れでき、形状が自由に変更できる使い勝手のよいトリガーで、モールクローやブランチブレードなど変幻自在な技の利用を可能にしました。
もともとは迅が太刀川に勝つために開発した武器ですが、現在では上位の戦闘員たちにも愛用者が多数います。
中でもスコーピオンを2本つなげるマンティスや、空閑のスコーピオン使いが印象的です。
今後も新しい技が誕生しそうなトリガー「スコーピオン」に要注目ですね!
