今から2年前…。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
中学3年の凪は模試テストの結果を見てショックを受けていました。
15年間ずっと1位だった凪ですが、今回人生初の2位に転落していたのです。
1位は”瀬川ひろ”という名前の人物。
凪は名前から勝手に男だと思い込みました。
それから目黒川高校に無事入学を果たした凪。
そこでクラスメイトとして出会ったのが、瀬川ひろだったのです。
2人のファーストコンタクトとは?!
『カッコウの許嫁』63話!のネタバレ
それでは『カッコウの許嫁』63話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
瀬川ひろは女の子!
新しいクラスで自己紹介をする凪たち。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
ひろも自己紹介をしました。
凪にとって1番の驚きは”瀬川ひろ”が女の子だったことです。
凪は勝手にずっと男だと思ってきましたからね〜。
この頃のひろは眼鏡で長い髪をひとつにまとめただけのシンプル…というより地味な見た目でした。
いかにも”勉強できます”という感じでしょうか。
ひろが自己紹介で名前を口にした時、凪だけではなく、他のクラスメイトもざわついていたので、全国模試1位のひろは有名人のようですね!
目黒川高校は進学校。
頭のいいひろがここにいるのはある意味当然です。
凪は初めての2位にさせられた雪辱を果たすため、中間テストでの1位奪還に燃えるのでした。
パーフェクトなひろ
はりきって望んだ中間テストですが、凪の結果はやっぱり2位に終わりました。
1位は当然ひろです。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
「5教科満点とかヤバすぎ!!」
クラスメイトの声が聞こえてきます。
(こんなに悔しいのは初めてだ)
凪は500満点中487点。
平均すれば97点を超えます。
それでも、ひろに勝つためには1問のミスすら許されないのです。
凪は悔しさをバネにますます勉強にのめり込むようになっていきました。
「お兄」呼びの瞬間
中間テストが終わったことを知っている幸が凪をゲームに誘いました。
ところが凪は「しない」の一言で片付けますw
幸は納得がいかないのか理由を尋ねますが…。
「期末テストに向けて忙しいんだ」
今の凪の頭にはひろに勝つことしかありません。
中間テストが終わったばかりなのに、期末テストの勉強をするなんて…幸(というより、世の中ほぼ全ての人w)にとって理解不能!
「なんかお兄ちゃん 高校行って変わったよね 前にもまして勉強ばっか」
幸の不満を凪は「うるさいぞ」と流してしまいます…!
構ってもらえない幸はここでいつもの爆発w
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
「お兄のバカ!!」
この時、初めて”お兄ちゃん”から”お兄”に呼び方が変わりました。
幸は幸なりに大人になりかけていたのかもしれません。
(男の子か”お母さん”を照れくささから”おかん”などと呼び出す感覚と似てるかもしれませんね!)
期末テストの結果
そこまでして望んだ期末テストの結果は…やはり2位。
1位はやっぱりひろです。
「瀬川さんまた1位だって!」
「しかも満点?!」
クラスメイトの言葉が凪の心を抉りますw
今回、先生の意地悪ひっかけ問題に引っかかって満点を逃した凪は惜しかったですね〜w
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
「でも瀬川さんてさー…いつも1人だよね」
クラスメイトのその言葉が聞こえてきたとき、凪は思わずひろを目で追いました。
ひろはテスト結果を受けても嬉しそうな顔なんてしていません。
ただ、少し悲しそうな寂しそうな顔で座っていました。
“初めて出会った同属”
凪はひろを見てそう思いました。
決意新たに…!
凪は幸に、ひろは初めて出会った同属だと話しました。
幸は「いやいや お兄と一緒にされたくないっしょ!」と否定的ですw
幸の中で凪は相当な陰キャ。
そんな人が2人もいたら人類が滅亡してるとまで言い放ちます。
幸の毒舌はこの頃から健在!w
「てかライバルとも思われてないんじゃない?」
「そういう人ってさ 他人に興味ないんだよ」
幸とひろは女の子同士なので、話を聞いただけでどんなタイプの女子かなんとなくわかるのかもしれませんね。
最後にそういう独りよがりなところは凪と似てるかも、と認めた幸。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
「だからこそ 俺はあいつに勝つ…!!」
やっぱりひろは自分と同属だと感じた凪は決意を新たにしました。
幸はムキになる凪に不満気ですw
独りよがりな凪がこんなに誰かに夢中になるなんてこと、なかったはずです。
他人に興味がないわけですから…。
でも今の凪はひろに”興味”を持っています。
幸は勘のいい子ですから何となく嫌な予感(凪の恋)を感じていたのかも?!
勝てない理由
そして夏休みを終えた9月1日、始業式!
凪は今日の休み明けテストにかけてきました。
しかし…!
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
突然の腹痛が凪を襲いました。
凪は保健室で寝込むハメに…涙。
この日のために夏休み中は毎日6時間も勉強してきたというのに…。
今朝、一昨日の腐りかけトンカツをつまみ食いしたせいで…w
(クソ…また俺は勝てないのか)
凪は寝込みながら自問自答していました。
(同じ年数生きてきて 同じ環境で授業を受けているのに なぜ勝てない?!)
(何が足りないんだ!!)
今回に関して言えば、運が足りなかったのでしょうか…。
諦めが入っていた凪の耳に飛び込んできたのはひろの声でした。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
「テストを受けなきゃ 1位は取れない」
実はひろも保健室で寝ていたのです。
しかもいやしい食あたり凪と違い、39度の熱がある状態でした。
“1位への思いの強さ”の違い…凪はそれを見せつけられたのでした。
完敗宣言
休み明けテストの結果は予想通りでした。
1位はひろ、凪は寝ていた分も響いたのか3位でした。
そして、凪はひろと初めて話をしました。
凪はひろに対して素直に「すごいと思ったんだ」と伝えました。
熱があってもテストに向き合った結果が出ていますからね!
「きっと影で想像を絶する努力をしてるんだろうなって…俺が学年2位なのもうなずけるよ…」
凪の完敗宣言ですね。
しかし…ひろの反応は予想外なものでした。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
「ニ度と話しかけないで…!!」
初めて話したクラスメイトの強い言葉に、凪は何も言い返せませんでした。
恋に落ちた瞬間
ひろの激しい反応に凹む凪は、謝る決意を固めていました。
話しかけるな、と言われたことがひっかかりますが…。
学校についた凪は人だかりが出来ているのに気が付きました。
どうやら”誰か”を見てみんな興奮しているようです。
みんなの注目の中に居たのは…。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
眼鏡を外し、髪を短く切り、別人のように可愛くなったひろでした。
(俺が彼女を好きになったのはこの瞬間だったと思う)
凪に芽生えた恋の自覚!
この気持ちが駆け落ちに繋がるきっかけとなったのでした。
『カッコウの許嫁』ネタバレ63-64話のまとめ
前回、ひろは母親に連れ戻されてしまいます。
凪はひろの運命を変えるため、その手を引いて逃げ出しました。
それは駆け落ち同然!
2人のクライマックスが気になるところでしたが、今回はひと休み。
今回のお話は凪とひろのファーストコンタクト。
2人の出会いは中学3年生。
15年間常に1位を取り続けてきた凪は初めての2位にショックを隠せません。
高校に入学した凪は1位を奪った相手・瀬川ひろと出会うのです。
いつも満点1位で最強のひろ。
凪は負けたくない一心で努力しますが、あと一歩でなかなか追いつけません。
幸はひろとの対決に夢中になる凪に危機感を覚え始めていますねw
そして、運命の瞬間はやってくるのです。
休み明けテストでお互いに体調を崩してしまう凪とひろ。
諦めてしまった凪と違い、ひろは絶対に1位を取るという強い気持ちがありました。
結果は当然見えていました。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
凪はひろに負けを認めることを伝えました。
ところがその瞬間、ひろは激怒!
ひろが怒った理由は何なのでしょうか?
凪が”負けを認めた”ことが嫌だったのか、”弱っている自分”を見られたことが嫌だったのか…。
この日を境にひろは変わりました。
あの日、何かをリセットしたかったのでしょうね。
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吉河美希「カッコウの許嫁」63話より引用
そして凪は恋に落ちたのです。
ファーストコンタクトから今へ!
次週、いよいよ駆け落ちのクライマックスへの期待が高まります!!
次週もますます目が離せませんね♪

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