三門市に突如開いた異世界からのゲート。
そこから出現するネイバーを迎撃するのが「ボーダー」と呼ばれる界境防衛機関でした。
そんなボーダーの最強部隊は、対ネイバーに数々の戦績を上げてA級1位として君臨する太刀川隊です。
ここでは一癖も二癖もある太刀川隊の概要を紹介していきたいと思います。
目次
【ワールドトリガー】太刀川隊に所属するメンバーまとめ
まずは隊長にして攻撃手の太刀川慶(たちかわけい)。
誕生日は8月29日おおかみ座。
180㎝、A型の20歳はチーム最年長の大学生です。
個人総合およびアタッカーのランク1位。
玉狛支部に所属する迅のライバルでもあります。
メイントリガーは弧月の二刀流使いです。
射手は出水公平(いずみこうへい)。
誕生日は9月21日おおかみ座。
175㎝、B型の17歳です。
アステロイドをはじめシューター系の全トリガーを扱い、そのトリガーを組み合わせる合成弾の名手。
シューター2位の実力は、作者自身が公認するほどの天才肌です。
銃撃手は唯我尊(ゆいがたける)です。
誕生日は6月30日つるぎ座。
169㎝、O型の16歳です。
実力に関係なく、スポンサーである親の威光で太刀川隊に所属。
しかし実力はA級では最下位、B級の上位陣と比較しても見劣りするほどです。
本編では修との戦いしか描かれていないため、メイントリガーはアステロイド?
また戦闘では真っ先に標的にされると自覚があるのか、カメレオンも使用します。
オペレーターは国近柚宇(くにちかゆう)。
誕生日は2月2日かえる座。
163高校3年生の17→18歳となりました。
実は巨乳。
部類のゲーマーでオペレーターとしては非常に優秀、おっとりした口調のゆるキャラですが的確な指示を隊に送ります。
出水と柚宇が一緒にゲームをするシーンがありますが、2人が付き合っているかは不明です。
【ワールドトリガー】太刀川隊は近・中・遠距離全てに対応できる万能集団
前述したように、太刀川隊はアタッカー、シューター、そしてガンナーでチームを組んでいます。
この編成ならば近・中距離という印象ですが、この隊にとってガンナーは論外。
太刀川は旋空弧月を使用するため遠距離攻撃も可能。
何よりノーマルトリガー最強の「戦闘バカ」にとって、敵との距離感など関係ありません。
また、出水のプロフィールも好きなものが「全攻撃(フルアタック)」と、こちらも中々のバカっぷりです。
実質、太刀川と出水の2人でA級最強ランクに君臨します。
また、唯我が加入する前には、狛犬の烏丸が所属していたことが判明。
烏丸はオールラウンダーなので、以前の太刀川隊は現在よりも全距離対応可能な万能集団であったことは間違いなさそうです。
【ワールドトリガー】太刀川隊にはお荷物キャラも存在する??
猛者揃いの太刀川隊ですが、そんな中で一人だけ不相応のキャラがいました。
それが唯我です。
本編初登場は109話と遅く、それまで太刀川隊が描かれた数々のイラストでもハブられる存在でした。
父親の正はボーダー7番基地の基地司令でもあります。
A級への加入については、本人は加古隊を希望。
しかし加古はこれを拒否して、アニメでも嵐山隊の木虎が激しく反発するほどでした。
最終的には上層部判断で太刀川隊に所属となりましたが、出水には“お荷物”と言われ、太刀川にもイジられる役回り。
彼が存在するため、隊としての総合力は玉狛第1の方が太刀川隊より確実に強いと断言されるなど、公式見解でも散々な評価です。
「心が折れる」と叫びはしますが、面の皮が厚いのか隊に居座るメンタルは、ある意味最強かもしれません。
コネはあるがスキルはない。
嫌味なキャラには間違いないのですが、オーバーリアクションなど憎めないキャラでもあります。
修が100勝するための訓練相手に設定されるなど、「主人公のライバル」として美味しい役になりましたが、果たして本編で活躍の場は訪れるのでしょうか?
【ワールドトリガー】太刀川隊の隊服には厨二病が入っている?
太刀川隊が他の隊と実力が桁違いなのはさておき、それ以外にも異彩を放つものがあります。
それがユニフォームである隊服です。
漆黒の黒はロングコートにVネック。
チャックやボタンではなく、正面に付いた5本の短いベルトで身にまといます。
コートの裾がヒラヒラと舞うのでスリットがありますが、明らかに動きにくそうな印象。
その隊服のモチーフは、太刀川の師匠である忍田本部長をリスペクトしたものです。
二十過ぎの大人がロングコートに二刀流。
傍から見れば中々に痛い姿ですが、単行本7巻の性格診断で“ヒャッハー系攻撃手”と分類される太刀川にとっては、外見を気にすることなく嬉々として戦っているようです。
そこに痺れる!憧れる!
【ワールドトリガー】太刀川隊が隊全員で行動することはある?
ところで太刀川隊はチームとして行動する時があるのでしょうか?
初登場である近界遠征からの帰還では、風間・冬島隊と共に未知のトリガーを4本持ち帰る成果を上げますが、この時は結果のみで活躍のシーンはありません。
黒トリガーである遊真を狙った玉狛襲撃時は、どちらかといえば他のA級との混成部隊。
神の国アフトクラトルによる第二次大規模侵攻では、太刀川はイルガーを颯爽と屠ると、最終的には単独でラービット11体も撃破します。
出水は米屋と緑川たちとチームを組み、B級ガンナーたちの援護もありランバネインの撃破に成功します。
また、ガロプラとの戦いでは太刀川は小南たちとチームを組み、出水はB級ランク戦の解説で出番がありませんでした。
こうして見ると、いずれも別行動ばかりです。
唯我の姿が見えないのはカメレオンで身を隠しているのか、そもそもお呼びがかからないのかは不明です。
A級1位のため近界遠征も何度か選抜されているはずですが、遠征艇の乗員数や実力を考慮した場合、唯我だけはお留守番という可能性が高そうです。
【ワールドトリガー】太刀川隊のエンブレムには唯我尊が入っていない
太刀川隊のエンブレムは、A級1位を示す「A-01」のナンバリング。
デザインは三日月と三本刀です。
109話でその由来が明かになりました。
このエンブレムは、月が国近で、三本刀が太刀川の二刀流、出水をイメージしたのこと。
唯我は勘定されず半人前だからと酷いフェイントを喰らいます。
しかし、この後の会話では国近も由来を知らなかったようです。
そこで考察。
黒トリガー争奪戦を不参加した当時の太刀川は1本刀でした。
また三日月については、名前に「月」があり、太刀川と縁のある人物に絞ると、現在は三輪隊のオペレーターを務める月見連(つきみれん)ではないでしょうか。
月見は太刀川との幼馴染で戦術の師匠でもありました。
したがって、エンブレムに込められた本当の由来は、太刀川、出水、そして烏丸、月見の初期メンバーではなかったかと思われます。
まとめ
最強部隊の太刀川隊。
確かに戦闘ではその実力を遺憾なく発揮しますが(ただし唯我は除く)、その一方でプライベートではどうでしょうか?
隊長の太刀川は生活をボーダーに全振りしているため、大学の単位は相当危ないです。
160話で判明した総合ポイントは何と45,961ptの断トツ。
ポイントを獲得する前に、誰もが大学の単位を取れと思ったことでしょう。
また、国近も普段の生活は、食う、練る、ゲームと自堕落な生活を送っており、普段はかなり残念なキャラのようです。
もっとも、そのアンバランスさが太刀川隊の別の魅力なのかもしれません。
これからのストーリーでチームとしての活躍と三雲隊との共闘も見たいところです。
