アニメを追いかけている方へ
この記事には、まだ放送されていない場面が書かれています。原作を先に読んだうえでまとめているためです。先を知りたくない方は、ここで読むのをやめてください。放送が終わってから、あらためて読みに来ていただけたらうれしいです。
ユリウスがスバルと決闘した理由は何なのか?
結論から言うと、王城でスバルが騎士たちに啖呵を切ったからです。ユリウスはそれを受けて立ち、模擬戦の形で徹底的に叩きのめしました。死亡説も流れますが、彼は生きています。
そして二人は、この一戦のあとに悪友になります。決闘は関係の終わりではなく、始まりでした。
ユリウス・ユークリウスは死亡していません。原作5章で暴食の大罪司教ロイ・アルファルドに名前を奪われ、スバル以外の全員から忘れられただけです。
ただし、この「忘れられた」は軽い話ではありません。世界中の記憶から、存在そのものが消えました。
この記事では、奪われたのが記憶ではなく名前だったこと、そこから6章でどう立ち直るのかを並べます。
この記事でわかること
- 死亡していないこと(生きています)
- 奪われたのは記憶ではなく名前だったこと
- なぜレムのように眠り続けないのか
- なぜスバルだけが覚えているのか
- 弟ヨシュアに起きたこと
- 6章で魔法を取り戻す方法(ここが山場です)
- スバルとの決闘・名前は戻るのか・声優
先に結論だけ
| 死亡するか | していません |
| 奪われたもの | 名前(記憶ではありません) |
| 奪ったのは誰 | 暴食の大罪司教ロイ・アルファルド |
| どこで | 原作5章・水門都市プリステラ |
| 覚えている人 | ナツキ・スバルだけ |
| 6章での山場 | 準精霊との契約を切り、結び直します |
| 声優 | 江口拓也 |
奪われたのは記憶ではなく名前です
ここが混同されやすいところです。暴食の大罪司教は、二つの別々の力を持っています。
- 記憶と技能を奪う権能……食われた本人の中身が抜けます
- 名前を奪う権能……周りの全員から、その人の存在が消えます
ユリウスが食われたのは、後者です。本人の記憶は残っています。消えたのは、まわりの中にあった彼です。
だからユリウスは、自分が誰なのかを分かったまま、誰からも知らない人として扱われる立場に落ちました。
なぜレムのように眠らないのか
同じ暴食の被害者でも、レムは眠り続けています。ユリウスは動いています。
違いは、奪われたものの種類です。名前だけを取られたユリウスは、体も意識もそのまま残りました。
ただし、失ったものは別の形で効いてきます。
契約していた準精霊たちにも、ユリウスは忘れられました。
契約は切れていないのに、呼びかけても応じてもらえません。
結果として、魔法が使えなくなります。最優と呼ばれた騎士から、戦い方だけがまるごと抜き取られました。
僕はこう読む
この罰の作り方が、この作品らしいと思っています。殺すのではなく、いなかったことにする。本人の中身は何ひとつ削られていないのに、外側だけが空になる。しかも取り上げられたのが、彼がいちばん誇りにしていた騎士としての力でした。暴食という名前のわりに、やっていることは丁寧で残酷です。
弟のヨシュアも食われています
被害はユリウス一人ではありません。
弟のヨシュア・ユークリウスは、記憶と技能を奪う権能のほうで食われました。そしてロイは、その記憶から兄の戦い方を読み取ります。
ユリウスは、弟の頭から抜き取られた自分の手の内を使われて負けました。そのうえで名前まで取られています。
ユークリウス家の嫡男ではありませんでした
6章の初めに、もうひとつ明かされます。
ユリウスは、ユークリウス家の正式な嫡男ではありません。父親は現当主の弟にあたる人物で、すでに他界しています。いまは当主のもとへ養子に入った形です。
名門の完璧な騎士に見えていた人物が、家の中では傍系でした。騎士らしさにこだわり続けた理由の一つが、ここで読み替えられます。
なぜスバルだけが覚えているのか
世界中が忘れたなかで、ナツキ・スバルだけがユリウスを覚えています。
この理由は、作中で説明されていません。嫉妬の魔女サテラの影響ではないかという読み方はありますが、答えは出ていません。
分かっているのは、結果のほうです。ユリウスが騎士としてまだ立てているのは、覚えている人間が一人だけ残ったからです。
スバルとの決闘は敵対の話ではありません
二人の始まりは最悪でした。王城でスバルが騎士たちに啖呵を切り、ユリウスがそれを受けて叩きのめしています。
ただし、あの大法螺に感銘を受けた男が一人だけいました。それがユリウスです。
その後は魔女教のペテルギウス戦で共闘し、悪友と呼べる関係になります。決闘は関係の終わりではなく、始まりでした。
6章の山場は、契約を切る場面です
ここが、いま描かれているところです。
監視塔の二層で、ユリウスは試験官である初代剣聖レイドに二度敗れます。主の入れ替わりに気づけなかったこと、名前を失った弱りが重なり、精神まで崩れかけました。
そこから立ち直った彼が選んだのは、意外な手でした。
忘れられたまま繋がっている契約を、自分から断ち切る。
そのうえで、あらためて新しい契約を申し込む。
契約を切る痛みは、見ていたエミリアが泣き出すほどのものでした。それでもユリウスは、六体の準精霊を一度手放します。
そして呼びかけに応えた準精霊たちは、精霊へと進化してユリウスと結び直しました。失った力が、前より強い形で戻ってきます。
僕はこう読む
取り戻すのではなく、いったん手放すのが答えでした。忘れられた側が「思い出してくれ」と縋るのをやめて、はじめましての形で差し出し直す。名前を奪われた男が出せる答えとして、これ以上のものは無いと思います。暴食の権能に対して、力ではなく作法で勝った場面でした。
ユリウスの強さと能力
| 称号 | 最優。能力と人格の両方を認められた近衛騎士 |
| 加護 | 誘精の加護。精霊が見え、好かれます |
| 契約精霊 | イア(火)クア(水)アロ(風)イク(地)イン(陽)ネス(陰)の6体 |
| 仕える相手 | アナスタシア・ホーシン |
全属性の準精霊と契約しているのが、この騎士の強みです。剣も魔法も使えるうえ、属性で相手を選びません。
いいやつなのか、気障なだけなのか
初対面の印象で損をしているキャラクターです。
言い回しは気障で、仕草もいちいち芝居がかっています。ところが中身は、自分にも他人にも厳しい努力家です。
礼節を重んじ、苦境でも弱さを見せない。それを自分に課しているだけで、性格そのものは理想家に寄っています。人は善いものだと信じている側の人間です。
歴史上の英雄や騎士に強い憧れがあり、厳格に見えて根はかなり甘い。スバルを最後まで見捨てないのは、この甘さのほうです。
本人の言葉では、素の自分は理想を知らない粗野な子どもだったと語られます。だからこそ騎士を装う、と決めたのが彼のやり方でした。
主の入れ替わりに気づけませんでした
6章のユリウスが崩れかけた理由は、敗北だけではありません。
仕えているアナスタシア・ホーシンの体には、途中から別の人格が表に出ています。騎士でありながら、彼はそれに気づけませんでした。
名前を失った弱りと、主を見抜けなかった悔いが同時に来ます。試験官に二度倒されたあとの不安定さは、この二つが重なったものです。
名前は戻ったのか
いまのところ、ユリウスの名前は戻っていません。
作品はハッピーエンドになると作者が明言しているため、いつか戻るという読み方はあります。ただし、それを作中の描写として示した場面はまだありません。
取り戻した力と、取り戻せていない名前。ユリウスはその二つを抱えたまま、いまも戦っています。
プロフィールと声優
| 声優 | 江口拓也 |
| 年齢 | 21歳 |
| 誕生日 | 7月7日 |
| 身長 | 179cm |
| 弟 | ヨシュア・ユークリウス |
まとめ
ユリウスは死亡していません。奪われたのは記憶ではなく名前です。
だからレムのようには眠りませんでした。
- 原作5章の水門都市プリステラで、暴食のロイ・アルファルドに名前を奪われた
- 本人の中身は残っているが、準精霊にも忘れられ魔法が使えなくなった
- 覚えているのはナツキ・スバルだけ。理由は明かされていない
- 弟のヨシュアは記憶と技能を奪われ、その記憶から兄の手の内が読まれた
- 6章の初めに、ユークリウス家の嫡男ではなく養子だと明かされる
僕はこう読む
この罰の作り方が、この作品らしいと思っています。
殺すのではなく、いなかったことにする。中身は何ひとつ削られていないのに、外側だけが空になる。
しかも取り上げられたのは、彼がいちばん誇りにしていた騎士としての名でした。
6章の山場は、契約を自分から切り、結び直す場面です。思い出してくれと縋るのをやめて、はじめましての形で差し出し直した。あれを諦めと読むか、名前を奪われた男だけが出せる答えと読むかで、この騎士の評価が変わってきます。
——あなたはユリウスが契約を切って結び直したことを、諦めだと思いますか。それとも、名前を奪われた男だけが出せる答えだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
ユリウスは名前を奪われた影響が分かりにくく、死亡説まで出ています。5章の出来事から整理しておきます。
Q. ユリウスは死亡しますか?
A. していません。名前を奪われただけで、生きています。
Q. 誰に何を奪われたのですか?
A. 原作5章の水門都市プリステラで、暴食の大罪司教ロイ・アルファルドに名前を奪われました。記憶ではなく名前です。
Q. なぜ全員に忘れられたのですか?
A. 名前を奪う権能は、周りの人々の中からその人の存在ごと消してしまうためです。
Q. なぜスバルだけが覚えているのですか?
A. 作中で説明されていません。嫉妬の魔女サテラの影響ではないかという読み方はありますが、答えは出ていません。
Q. 魔法が使えなくなったのはなぜですか?
A. 契約していた準精霊にも忘れられたからです。契約自体は続いていますが、呼びかけに応じてもらえなくなりました。
Q. 6章で力は戻りますか?
A. 戻ります。ユリウスは六体の準精霊との契約を自分から断ち切り、あらためて契約し直します。応じた準精霊は精霊へ進化します。
Q. 名前は戻りましたか?
A. いまのところ戻っていません。戻る方法が示された場面もまだありません。
Q. 声優は誰ですか?
A. 江口拓也です。
名前を食われた被害は、ユリウスひとりで終わっていません。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。 → 運営者情報
最終更新:2026年9月6日


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