- 日向が牛若のスパイクをレシーブした
- 日向の成長を感じるレシーブ技術
- 日向がブラジル修行を経て進化した
カメイアリーナ仙台での決戦は、カウントBJ2-AD1で第4セットに突入します。
ADのシンクロ攻撃で出口のないラリーを制した牛若ですが、影山のジャンプサーブはアウトとなり、BJ10-AD10と再び同点になります。
ADはさらに牛若のアタックで猛攻を仕掛けますが明暗が必死にブロック。
このボールを影山は逆サイドの星海にセットしますが、この攻撃は突如視界に入り込んできた日向が佐久早と2枚ブロックを揃えてシャットアウト。
自分より小さな日向の存在に気が付かなかった星海は悔しそう。
春高バレーで日向の発熱による途中退場から、6年越しの対決となりネットを挟んで対峙する2人。
ゲームは続きボールは三度牛若に上がります。
春高バレーの予選では一人では抗うこともできなかった牛若。
この恨めしくも憧れた強さを日向は乗り越えることが出来るのでしょうか?
『ハイキュー!!』398話のネタバレ
【春高予選プレイバック⑨】
激闘の末、因縁の宿敵・青葉城西を破った烏野高校排球部は、ついに春高バレー宮城県代表決定戦決勝戦へと駒を進める。
相手は県内最強の白鳥沢学園高校。ただ1枚の全国への切符を手に入れるため、“絶対王者”との決戦が始まる!!#ハイキュー #hq_anime pic.twitter.com/nyfViGYLF2— 劇場版「ハイキュー!! FINAL」 (@animehaikyu_com) March 4, 2020
それではハイキュー!!第398話『遠きに行は必ず邇(ちか)きよりす』の要点をまとめてみました。
「乾坤一擲」とは大勝負の意味です。
「鷲騰狼闘」は本来「龍騰狼闘」が正しい言葉ですが、“龍”の字をお互いの高校名が鳥繋がりから猛禽類の“鷲”を当ててアレンジしたようですね。
実力伯仲の両者が雌雄を決する激戦を繰り広げるという意味ですが、それを象徴するように扉絵も日向と牛若の一騎討ちです。
必殺の一撃を日向が止めることが出来るでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
2度のレシーブ
ジャンプの読切も楽しんでいただけてますか!#ハイキュー10周年 記念して古舘先生が描き下ろす、2022年の彼らを描くキービジュアル!今日が最後です!
上を向き続けた妖怪世代の締めを飾るのはやっぱりこの方!
日向 翔陽(烏野高校出身)
アーザス・サンパウロ/オポジット(ブラジル) pic.twitter.com/MAcrjaTIzM— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) April 25, 2022
日向の右側に飛んだ激烈な一打!
これに反応してレシーブをする日向でしたが、その威力は思わず尻もちをつくほどで勢いを殺すことなくボールはそのままAD側のコートに返っていきます。
あんなボールをよく拾ったと黄金川たちの顔は青ざめるほどです。
続くADのチャンスボール。
すぐ立てと体制を整える日向に、スパイクされて明らかに不満げな表情をする牛若。
シンクロ攻撃が再発動される中、牛若は影山にもう一度トスを上げるように圧をかけてきます。
ネット観戦する元チームメイトの白布も強い念。
「お前を叩き潰したい」
鬼気迫る迫力で助走に入った牛若。
対する日向は、ブロック、位置、コース、回転、スピードなどを考慮しながら身構え過ぎるなと頭の中で色々と情報処理をします。
せめて上にー。
そう思った瞬間、日向の脳裏に浮かんだのはブラジルのビーチでした。
聞こえる波の音。
そしてレシーブの構えをした視界の先には、牛若とブロックに向かう佐久早とトマスの3人だけです。
砂浜の上でステップするように準備をした日向は、ボッと唸りを上げるスパイクの威力を殺して今度は自陣に上手くボールを上げるのでした。
独り立ちした玄人好みのプレー
7月からの2ヶ月連続刊行!稲荷崎戦ついに決着となる「ハイキュー‼︎」33巻は明日発売です!
レシーブ日向が目印です!
宜しくお願い致します‼︎ pic.twitter.com/gPnVumi9A4— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) August 2, 2018
驚いたのは観客席の月島、山口、谷地ばかりか、チームメイトの宮侑に木兎、敵の昼神たちもです。
倒れることなく踏ん張る日向は、思わず雄たけびを上げています。
牛若のスパイクは日向の正面に飛んでラッキーに見えましたが、田中は日向がたまたま正面に居たワケでも、Aパスになったワケでもないことを理解しているだけに戦慄をします。
かつて西谷は、日向に凄いレシーバーは必ずしも目立つワケでないことをアドバイスしていました。
鵜養コーチも日向が前より一層レシーブ後への意識が高くなっているのを感じており、しかも位置取りの技術、ボールコントロールの技術、そしてバランス。
今の日向が披露したレシーブは倒れない、膝をつかないレシーブだったのです。
千里の道も一歩から
いよいよ明日、3月4日は42巻の発売日です!
めちゃめちゃかっこいい日向を探してください!背表紙は川西でした!
裏表紙はネタバレ激しいのでここではやめておきます!ご自身で!
今巻も描き下ろし満載!369話が6ページ描き足されてます!感涙必至!
是非、よろしくお願いします! pic.twitter.com/BTA99mSWcl— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) March 3, 2020
鵜養の確信した表情を横目で見た武田先生は、春高バレーの準々決勝で途中退場を余儀なくされた日向を必死に説得したことを思い出します。
「日向くん、今この瞬間もバレーボールだ」
インターハイでの敗北、春高バレーでの挫折、ブラジル修行の孤独、全経験を踏まえて立ち上がる日向。
宮侑がボールを見上げる中、日向は右足を引き助走に入ります。
『ハイキュー!!』398話-399のネタバレのまとめ
現在『ハイキュー!! 才能とセンス』が公開中ですが9/29(金)からは白鳥沢学園高校戦『ハイキュー!! コンセプトの戦い』が公開!!
舞台は春の高校バレー宮城県予選、決勝戦。烏野の相手は超高校級エース・牛島若利を擁する絶対王者、白鳥沢学園高校! pic.twitter.com/thwgxjQUHa— 劇場版「ハイキュー!! FINAL」 (@animehaikyu_com) September 25, 2017
人はこの1プレーのためどれだけの時間と鍛錬を費やすのだろうか。
後半の回想シーンは、それこそ初期からの振り替えりに始まりブラジル編までを一本に繋げた、長い積み重ねを象徴するような演出でした。
もはや凶器ともいえる牛若の一撃をこともなげにレシーブした日向のプレー。
分からない人は偶然のように見えるのでしょうが、本当の出来る人は難しいことを当たり前に、しかもさりげなくするものです。
普段はローリングサンダーとか派手めな印象の西谷が、核心をついて日向に語っていた辺りが一流プレイヤーだった証でしょう。
今回のラストに登場した「遠きに行くは必ず邇きよりす」は、370話のブラジル編で日向の部屋にかけられていた言葉です。
武田が日向を説得するシーンの後にタイトルが紹介されたことから、この言葉を日向に与えたのはやはり武田だったのでしょう。
対白鳥沢戦では澤村や東峰、田中たちなどの助けもあり何とか牛若に立ち向かうことが出来た日向ですが、
今回は倒れることなく頼もしい後ろ姿を見ると、確かな成長の証を感じます。
次回は自分レシーブからの自分アタックの動きです。
日向と宮侑の変人速攻が見られるかもしれません。
- 日向が牛若のスパイクをレシーブ
- 日向の成長が観客を驚かせる
- ブラジル修行の成果が発揮される
- 日向のレシーブは倒れない技術
- 鵜養コーチの信頼が強まる瞬間
- 次回は日向の変人速攻が注目
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「遠きに行くは必ず邇きよりす」はユース合宿に乗り込んだ日向を諭すために武田先生が(職員室の床に正座で)言った言葉なので、武田先生で合ってますよ。