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リゼロの王選の結果はどうなったのか
結論から言うと、原作10章の時点で王選は決着しておらず、ルグニカ王国の新しい王はまだ決まっていません。
ただし、候補者の顔ぶれは大きく動いています。王選が始まった3章では5人だった候補者のうち、プリシラ・バーリエルが8章で命を落としました。10章では『神龍教会』の修道女フィルオーレが徽章を光らせ、6人目の王選候補者になります。
「王選の結果」と調べた人が知りたいのは、誰が勝ったのか、いま誰が残っているのかだと思います。王選の仕組みから順に、原作の話数で確かめていきます。
この記事でわかること
- 王選とは何か、なぜ始まったのか
- 王選候補者5人と、それぞれの騎士の一覧
- 候補者がそれぞれ掲げた目標
- 8章のプリシラの死と、10章で加わった6人目の候補者
- 王選の行方の予想
王選とは何か
王選は、ルグニカ王国の次の王を決める選挙です。原作では3章14「王選の始まり」、アニメでは1期13話「自称騎士ナツキ・スバル」で始まります。
きっかけは、王族の不在でした。近衛騎士団長のマーコスは、こう説明しています。「事の起こりは約半年前――先王を始めとした、王族の方々が次々とお隠れになったことに起因しております」。王の一族は、そろって病に倒れていました。
ルグニカは、龍との盟約に守られてきた「親竜王国」です。王がいなければ盟約が保てません。そこで、王国の歴史とともに文字を刻んできた石板「竜歴石」の予言に従うことになりました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| きっかけ | 先王を始め、王族が病で次々と亡くなった(約半年前) |
| 予言 | 『ルグニカの盟約途切れし時、新たな竜の担い手が盟約の維持と国を導く』 |
| 選び方 | 『新たな国の導き手になり得る五人、その内よりひとりの巫女を選び、竜との盟約に臨むべし』 |
| 資格 | 王選の徽章にはめこまれた竜珠が光ること |
| 期限 | 「期限は三年後、龍との盟約の確認が行われる儀式――神龍儀の一ヶ月前である今日とする!」 |
| 決め方 | 「選出は竜殊の輝きによって、神龍ボルカニカの前にて決定する!」 |
| 進める側 | 王の代わりに国を運営する賢人会。代表はマイクロトフ |
「王戦」と書かれることもありますが、作中の言葉は「王選」です。
9章36では、王選の土台がはっきり言葉にされています。王選は「龍との盟約と、それを維持するために必要な竜歴石の予言を土台としたもの」で、「『神龍』なくして王選は成り立たない」。誰が王になるかは、最後は神龍ボルカニカとの盟約に行き着く仕組みです。
この条件は、3章22「最後の主従」で賢人会のマイクロトフが宣言したものです。旧記事は「王の椅子に座れるのも三年だけ」と書いていましたが、三年というのは王の任期ではなく、王選の期限です。王選が始まった日から三年後、神龍儀の一ヶ月前までに王を決める、という決まりになっています。
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王選が「選挙」ではなく「巫女選び」として始まっているのが、この物語の王選の面白さだと思っています。
国民の人気で決まるなら、ハーフエルフのエミリアにはほとんど勝ち目がありません。
最後に決めるのが龍だから、出自で嫌われる少女にも席がある。エミリアの「公平」という願いが、この仕組みの上でだけ意味を持つのだと読んでいます。
王選候補者と騎士の一覧
王選の候補者は、3章で賢人会の前にそろった5人です。それぞれが一人の騎士を立てています。
| 候補者 | 騎士 | 掲げたこと | いま(10章) |
|---|---|---|---|
| エミリア | ナツキ・スバル | 「ただ、公平であることを」 | 候補者のまま |
| クルシュ・カルステン | フェリス | 龍との盟約に甘える国を変える | 記憶は戻らず、10章で陣営が揺れる |
| アナスタシア・ホーシン | ユリウス | 「ウチはウチの国が欲しい」 | 候補者のまま |
| プリシラ・バーリエル | アル | 「妾を選ぶことがそのまま答えとなる」 | 8章で死亡 |
| フェルト | ラインハルト | 「全部ぶっ壊してやるよ」 | 候補者のまま |
所信表明は、原作3章16「所信表明」から3章22「最後の主従」にかけて、一人ずつ行われます。エミリアは自分を「氷結の魔女」と呼ばせたうえで、「私の要求はたったひとつだけよ。――ただ、公平であることを」と求めました。
クルシュは龍の恩恵に頼り切った国を「恥ずかしいと思わないのか」と問い、アナスタシアは自分の欲を隠さずに王国を望み、フェルトは「アタシが王様になったら、全部ぶっ壊してやるよ」と言い放ちます。
スバルが正式にエミリアの騎士になるのは、4章の終わりです。番外編「月下、出鱈目なステップ」で、エミリアが騎士剣をスバルの肩に当てます。アニメでは2期50話にあたります。
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5人の所信表明を並べると、エミリアだけが「王になって何をするか」ではなく「どう扱ってほしいか」を語っています。
ほかの4人は国の形を語るのに、エミリアは公平に見てほしいと頼むところから始める。
王選のスタートラインに立つことが、エミリアにとってはもう一つの戦いでした。その差が、3章のエミリアの孤独をよく表していると思っています。
5人目の候補者フェルトはなぜ選ばれたのか
王選の予言は5人ですが、3章の時点で見つかっていた候補者は4人でした。近衛騎士団は、残る1人を探しきれずにいました。
その5人目として、ラインハルトが連れてきたのがフェルトです。1章でエミリアの徽章を盗んだ貧民街の少女です。1章幕間で、フェルトの手から取り戻した徽章が光るのを見て、ラインハルトはフェルトに資格があると気づきました。3章15では、渡された徽章がフェルトの掌で輝き、マーコスが「竜殊は確かにフェルト様を巫女として認めました」と告げます。王選は、フェルトが加わったことで、ようやく本当の意味で始まります。
フェルトの本当の名前には、5章で謎が残ります。5章70「食」では、暴食の大罪司教がフェルトの名前を食べようとして失敗します。「フェルト」という名前が、生まれたときに付けられた名ではなかったからです。
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王選がフェルトの盗みから始まっている、という並びが好きです。
1章でフェルトがエミリアの徽章を盗まなければ、ラインハルトは5人目に気づかず、王選は始まりもしませんでした。
国の行方を決める儀式が、貧民街のひったくりで動き出す。王選の一番の当事者たちが、最初は誰も王選を望んでいなかった。その皮肉が、フェルトの「全部ぶっ壊す」にまっすぐつながっていると思っています。
王選の情勢はどう変わってきたか
王選の始まった頃、本命と見られていたのはクルシュとアナスタシアでした。5章4「旅の途中」で、オットーはこう説明しています。「当初、この王選はクルシュ・カルステン公爵とアナスタシア・ホーシンの二組、それが本命と対抗といった形で理解を集めていました」。
それから一年で情勢は変わりました。エミリア陣営は白鯨討伐と怠惰討伐の功績で名前を広め、プリシラはヴォラキア帝国との国境沿いの所領で南方の支持を集め、フェルトは市井から人を集めて足場を固めています。
| 陣営 | 5章4の時点での評判 |
|---|---|
| エミリア | 白鯨討伐と怠惰討伐で名前が広まる。出自の噂も同時に広まる |
| クルシュ | 暴食に記憶を食われてから「人が変わったように精彩を欠いている」 |
| アナスタシア | 本命と対抗の一角。カララギの大商会が後ろ盾 |
| プリシラ | 国境沿いの所領を立て直し、王国南方で支持を伸ばす |
| フェルト | 市井から人を集め、アストレア領とその周辺が活気づく |
オットーは、各陣営が「今はほとんど横並び」の状態にあることを認めています。5章の時点で、王選はまだ誰も抜け出していません。
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5章の情勢で目を引くのは、本命だったクルシュの失速が、政策ではなく「記憶を食われたこと」から来ている点だと思っています。
王選は人柄や功績を競う場のはずなのに、魔女教の一撃で本命が入れ替わってしまう。
候補者の実力より先に、大罪司教が王選の順位を動かしている。三年という期限の中で、誰が残るかを決めているのは敵のほうなのかもしれません。
プリシラの死と、6人目の候補者フィルオーレ
王選の顔ぶれが大きく変わったのは、8章と10章です。
8章のヴォラキア帝国での戦いで、プリシラが命を落とします。10章1では、オットーが「プリシラに好感を抱いていたエミリアや、目の前で彼女が消えるのを見届けたスバルとアル」の衝撃を思い返しています。
そして10章では、『神龍教会』の修道女フィルオーレが王選の徽章を光らせます。10章11「竜珠の輝く理由」で、教会のサクラはその理由をこう話しています。「少なくとも、プリシラちゃんの死が理由の一つであることは間違いないですよぉ。そうでなくちゃ、竜歴石の記述と矛盾しちゃいますからぁ」。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 6人目の候補者 | フィルオーレ。『神龍教会』の「聖女」 |
| 候補者になった理由 | プリシラの死で竜の巫女の席が空き、徽章が光った |
| 指名したい騎士 | ハインケル・アストレア(ラインハルトの父) |
| 影響を受ける陣営 | クルシュ陣営が大きく揺れる(10章2) |
フィルオーレは、自分の騎士に「『背剣者』ハインケル・アストレア」を指名したいと言い出し、スバルたちを驚かせます。クルシュ陣営では、フェリスが騎士の資格を自分から手放したことも10章9で語られています。
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プリシラの死が、そのまま新しい候補者の誕生につながる流れが、王選という仕組みの冷たさだと思っています。
人が死んでも、竜歴石の「五人」という数字だけは守られる。空いた席は、誰かがすぐに埋める。
王選は人ではなく予言の数を守る儀式だと、10章ではっきり見えてきました。だから、勝ち残る人より先に、仕組みそのものが問われる章になっているのだと読んでいます。
王選の結果はどうなりそうか(予想)
ここからは、原作の流れをもとにした僕の予想です。結果はまだどこにも書かれていません。
王選は神龍ボルカニカとの盟約に行き着く仕組みです。6章のプレアデス監視塔で、エミリアは神龍ボルカニカの試験に向き合いました。アニメでは4期84話から85話の場面です。
一方で、10章では『神龍教会』が王選に乗り出し、十五年前に王城から連れ去られた王女と同じ名前を名乗る人物まで現れています。王選が「誰が勝つか」の勝負から、「王選という仕組みが正しいのか」を問う話へ移りつつあるように見えます。
僕はこう読む
王選の決着は、エミリアが王になるかどうかより、エミリアが「王選の外」にいる人たちをどう扱うかで決まると思っています。
エミリアは3章で、自分が公平に扱われることを求めました。10章11では、競う相手になったフィルオーレを「よしよし」と受け止めています。
公平を求めた候補者が、今度は他人に公平を配る側に回る。その変化が最後に描かれるなら、王選はエミリアのために用意された舞台だったと読めます。
まとめ|王選はまだ決着していない
リゼロの王選は原作10章の時点で決着しておらず、新しい王は決まっていません。顔ぶれはプリシラの死とフィルオーレの参戦で変わりました。
- 王選は、王族が病で亡くなったあと、竜歴石の予言に従って始まった
- 候補者はエミリア・クルシュ・アナスタシア・プリシラ・フェルトの5人
- 騎士はスバル・フェリス・ユリウス・アル・ラインハルト
- 5章の時点で、陣営の評判は「ほとんど横並び」
- 8章でプリシラが死亡。10章でフィルオーレが6人目の候補者になる
- 王選の決め手は神龍ボルカニカとの盟約に行き着く
僕はこう読む
王選の記事なのに、結果を書けないのがリゼロらしいと思っています。
始まってから原作で7章ぶん、誰も王になっていません。そのあいだに候補者の一人が死に、新しい一人が加わりました。
決着が遠いぶん、候補者たちが王選の中でどう変わったかが物語になっている。結果より過程を読ませる王選だと思います。
リゼロの王選は、エミリアが王になって終わる物語になるのか、王選という仕組みそのものが壊れる物語になるのか。どちらの兆しも、10章には出ています。
——あなたはリゼロの王選が、エミリアが王になって決着すると思いますか。それとも、王選という仕組みそのものが壊れて終わると思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
リゼロの王選は、8章でプリシラが亡くなり、10章でフィルオーレが加わるなど、候補者の数が途中で変わっています。よく聞かれるところを置いておきます。
Q. リゼロの王選の結果、新しい王は誰ですか。
A. まだ決まっていません。原作10章の時点で、王選は決着していません。
Q. リゼロの王選候補者は誰ですか。
A. エミリア、クルシュ・カルステン、アナスタシア・ホーシン、プリシラ・バーリエル、フェルトの5人です。10章でフィルオーレが6人目の候補者になります。
Q. 王選候補者で死亡したのは誰ですか。
A. プリシラ・バーリエルです。8章のヴォラキア帝国での戦いで命を落としました。
Q. 王選はなぜ始まったのですか。
A. 先王を始め王族が病で次々と亡くなり、龍との盟約を保つ王がいなくなったためです。竜歴石の予言に従い、5人の巫女の中から一人を選ぶことになりました。
Q. 王選の期限はいつまでですか。
A. 3章22でマイクロトフが「期限は三年後、龍との盟約の確認が行われる儀式――神龍儀の一ヶ月前である今日とする」と宣言しています。王選が始まってから三年後が期限です。
Q. フェルトの本名は何ですか。
A. 5章70で、暴食の大罪司教がフェルトの名前を食べられず、「フェルト」が生まれたときの名前ではないと分かります。生まれたときの名前は、さらに先の章の話です。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月3日


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