ついに、205話にして完結を迎えた鬼滅の刃。
憎き宿敵、鬼舞辻無惨もようやく討ち取られ、みんなが心から望む、鬼のいない世界が訪れました。
何度も鬼狩りに命を狙われながら、その圧倒的な強さと執念により、生き延びてきた無惨。
その執念も、鬼殺隊たちが紡いできた「想いの強さ」には打ち勝つことができませんでした。
この記事では、生に執着し平安時代から生き続けた無惨と鬼殺隊の、戦いの軌跡を辿っていきたいと思います。
目次
【鬼滅の刃】縁壱が逃がしてしまった鬼舞辻無惨
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不死の肉体に、七つの心臓と五つの脳を持ち、すべての鬼の生死を意のままにする無惨。
自らを「大災」と称する無惨は、まるで神がごとき振る舞いで、長い間、人の命を弄び続けていました。
しかし過去に、そんな無惨の頸を斬り落とし、死の直前まで追い詰めた男がいました。
日の呼吸の剣士、継国縁壱です。
縁壱は、人の領域を外れるほどの圧倒的な力を持ち、この世に生を受けました。
無惨と縁壱が初めて対峙したときのことを、無惨は「弱く見えた。」「覇気も闘気も憎しみも殺意もない。」と振り返っています。
しかし、縁壱は、一撃で無惨の体を切り刻み、頸を落としました。
死の危機を感じた無惨は、即座に自身の体を千八百の欠片に分け、弾け飛んで逃げ切ろうとします。
縁壱は千五百と少しをその場で斬り捨てますが、残りの肉片を捕らえることは出来ませんでした。
無惨は、残った肉片をつなぎ合わせ、縁壱の寿命が尽きるまで雲隠れしてしまいます。
【鬼滅の刃】珠世の願い虚しく無惨が完全復活
縁壱の寿命が尽きると、無惨は再び活動を始めました。
鬼殺隊は、常に無惨の足跡を追い続けていましたが、無惨は巧妙に自分の痕跡を隠しながら、生き続けました。
そして、時代は大正に移ります。
炭治郎たちが鬼殺隊に入隊し、ほどなくして転機は訪れました。
炭治郎達の手により、100年ぶりに上弦の陸が倒されたのです。
歯車がはまったかのように、鬼殺隊は続けて上弦の肆、伍を撃破します。
無惨は怒り、ついに鬼殺隊党首、産屋敷輝哉の前に現しました。
しかし産屋敷は、自分の妻子共々屋敷を爆破します。
無惨は爆発に巻き込まれ、その体は焼けただれました。
即座に回復する無惨でしたが、待ち構えていた珠世が、無惨の体に「人間化薬」を投与しました。
【鬼滅の刃】最初に駆けつけた柱は?
初めに無惨の元に駆けつけたのは、悲鳴嶼行冥でした。
こうなることを予測していた産屋敷は、柱の中で唯一悲鳴嶼に連絡を取り、産屋敷邸に待機させていたのです。
無惨の頸を破壊する悲鳴嶼でしたが、無惨は即座に頸を回復してしまいます。
無惨を倒すためには、このまま陽光が射すまで、無惨を固定し続けなければいけません。
鎹烏が鬼殺隊に緊急招集をかけ、即座に残りの柱たちも集結します。
駆けつけた隊士の中には、炭治郎の姿もありました。
しかし、新上弦の肆、鳴女の血鬼術により、駆けつけた隊士達は、変形自在の城「無限城」の中に落とされてしまいます。
【鬼滅の刃】愈史郎の活躍で無限城の外へ
無限城での戦いは、壮絶なものでした。
鬼殺隊は、たくさんの犠牲を出しながらも、上弦の参、弐、壱を撃破します。
共に行動していた炭治郎と冨岡義勇は、無限城の中で、無惨を発見します。
無惨は、珠世を殺して人間化薬を克服し、その身の回復のために、近くにいた沢山の隊士達を食い散らかしていました。
無惨に立ち向かい、夜明けまでの時間稼ぎをしようとする二人に、無惨は言い放ちます。
「時間稼ぎ…夜明けまでか?光届かぬこの城の中、柱三人でそれは可能なのか?」
「縞の羽織の柱と女の柱は、すでに私の部下が殺したようだぞ?」
無惨は鳴女より、伊黒と甘露寺を殺したとの報告を受けていたのでした。
それでも無惨に挑み続ける二人。
炭治郎が無惨に殺されかけた時、甘露寺と伊黒が屋根を打ち破って助太刀に入ります。
殺したはずの柱が目の前に現れ、無惨は激高します。
鳴女は愈史郎の手により、視覚を操作されていたのでした。
激怒した無惨が、鳴女の頭部を破壊します。
無限城の血鬼術は効果をなくし、無惨と鬼殺隊は、地上へと投げ出されました。
【鬼滅の刃】赫刀で攻めるも無惨の頚は斬れない?
月明かりの下、柱たちは無惨を夜明けまでこの場につなぎとめるため、戦い続けます。
しかし、無惨の広範囲に及ぶ攻撃に、柱たちは少しずつ消耗していきます。
無惨は、斬ったそばから再生するため、攻撃が意味を成しません。
炭治郎は無惨の血の毒を喰らい、意識を失ってしまいました。
それでも、柱たちは無惨と対峙し続けます。
死の淵に追いやられた伊黒が、刀を万力の握力で握り、赫刀を発現させます。
それにヒントを得た他の柱たちも、次々と刃を赤く染めました。
無惨でさえ、赫刀で斬られると再生が遅くなる事に気付いた柱たちは、好機とばかりに一気に畳みかけます。
【鬼滅の刃】攻撃を受けてしまった柱たち
鬼殺隊優勢となりかけたその時、事態は一変します。
無惨が、聞いたことのない音を立て、一際大きく触手を撃ち振るいました。
次の瞬間、柱たちは方々に飛ばされ、気を失いました。
この攻撃で、冨岡は右腕を、悲鳴嶼は左足を、伊黒は視力を失います。
愈史郎の血鬼術により、姿を隠して戦いをサポートしていた伊之助、善逸も血まみれで意識を失っています。
【鬼滅の刃】炭治郎が日の呼吸、十三の型で攻撃!
唯一、攻撃をくらって意識を保っていた隊士がいました。
胡蝶しのぶの継子、栗花落カナヲです。
しかしカナヲは、無惨を前にし、足がすくんで動けません。
無惨がカナヲを殺そうとした瞬間、炭治郎が駆けつけました。
炭治郎は意識を失っている間、先祖の夢を見続けていました。
夢の中で、日の呼吸の戦士、縁壱による「正解の型」を見ることができた炭治郎。
ヒノカミ神楽を十二の型までしか知らなかった炭治郎は、夢を見たことにより、「十三の型」が何たるものかを知ります。
夜明けまで、十二の型を繰り返し、無惨を攻撃し続けること。
それによって十二の型が円環を成し、十三の型となるのです。
炭治郎は死に物狂いで、日の呼吸を繋ぎ続けます。
【鬼滅の刃】縁壱がつけた古傷
意識を失っていた伊黒が復活し、炭治郎と伊黒は二人で無惨を追い詰めます。
鎹烏が、夜明けまでの時間を高らかに宣言すると、無惨は途端に踵を返し、逃亡をはじめました。
逃がすまいと、無惨を追いかける炭治郎と伊黒。
突如、無惨の体に古傷が現れます。
それは過去、一度だけ相まみえた際に、縁壱が無惨に付けた傷跡でした。
縁壱の傷は、何百年もの間、無惨の細胞を焼き続けていたのです。
【鬼滅の刃】珠世が作った4つの薬
逃亡中、無惨の体がぐっと膨らみます。
過去に縁壱と対峙した時のように、体を分裂させて逃げようとしたのです。
しかし、それは叶いませんでした。
珠世が無惨に投与した薬の効果は、1つではありませんでした。
人間化薬に加えて、老化させる薬、細胞を破壊する薬、分裂を阻止する薬が含まれていたのです。
珠世が無惨に薬を投与してから、五時間が経過していました。
それは無惨がこの戦いの間に、九千年分老いていることを意味していました
【鬼滅の刃】太陽が無惨の体を焼き尽くす
意識を取り戻した伊之助や善逸、甘露寺が無惨を追い詰めます。
醜悪な姿に形を変え、最期の悪あがきをする無惨でしたが、ついに戦いの場に日が差し込みます。
無惨を壁に抑え込み、動かないように固定していた炭治郎は、義勇を庇って無惨に飲み込まれてしました。
無惨は、日光で体が燃え尽きることを阻止するため、肉で自身の体を包み、巨大な赤ん坊のような姿になります。
無惨を阻止する鬼殺隊を振り切り、地面に潜ろうとする無惨。
しかし鬼殺隊の命がけの妨害を受け、ついにその身を燃やすのでした。
【鬼滅の刃】無惨に飲み込まれた炭治郎
無惨に飲み込まれた炭治郎の遺体が、無惨の死骸の中から見つかりました。
片腕を失い、膝立ちのまま絶命する炭治郎を見つけ、涙を流す義勇。
しかし、次の瞬間、炭治郎は鬼となって復活します。
無惨は、自分を滅ぼすほどの「人の想いの強さ」に感動を覚え、自身のかねてからの願い「不滅」を炭治郎に託すため、残れるすべての力を炭治郎に注ぎ込んだのでした。
鬼となり、暴れだす炭治郎でしたが、駆けつけた禰豆子が炭治郎を抱き留めます。
禰豆子の必死の説得は、かすかに炭治郎の自我に届きました。
炭治郎が鬼になったのを目の当たりにしたカナヲが、懐から人間化薬を取り出します。
それは、禰豆子の人間化薬が足りなくなった時のために、しのぶがカナヲに持たせていたものでした。
最後の彼岸朱眼を使い、炭治郎の背後から薬を投与するカナヲ。
生と死のはざまで、無惨にからめとられていた炭治郎は、ようやく意識を浮上させました。
【鬼滅の刃】無惨は思いの束に負けた?
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鬼舞辻無惨・関俊彦#鬼滅の刃 pic.twitter.com/f1NrOudQvH— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) May 31, 2019
無惨は間違いなく、最強、最悪の鬼でした。
しかし、受け継がれてきた人々の強い想いはそれよりも強く、無惨を打倒しました。
鬼殺隊を統括していた産屋敷輝哉の台詞が、それを象徴しています。
「大切な人の命を理不尽に奪った者を許さないという想いは永遠だ。」
「君は誰にも許されていない、この千年間一度も。」
人々に恨まれ続けた無惨は、産屋敷の言う通り、誰にも許されることのないまま、その人生に幕を下ろしました。
まとめ
振り返ってみると、本当に、本当にしぶとかった鬼舞辻無惨。
これだけ、矜持も何もなくがむしゃらに生にしがみつき続けた敵というのも、珍しいのではないでしょうか。
鬼殺隊の活躍により、鬼との戦いは終わりを迎えました。
しかし、その犠牲は、とてつもなく大きいものでした。
無惨は、最期の最期まで改心せず、人の想いを理解できないままに死んでいきました。
人間の頃は、一体どんな環境で育っていたのでしょうか。その背景があまり深堀りされないまま、終わりを迎えてしまったのは、少し気がかりです。
鬼殺隊の活躍により、世界には平和がもたらされました。
最終話では幸せに暮らす炭治郎達の子孫や、転生した人々を見ることができました。
その姿を見ていると、犠牲は無駄ではなかったのだと思うことができます。
炭治郎達も、きっと皆のことを天国で見守っていることでしょう。

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