胸に抱えたユウへの想いと弱音を吐きだすヴァルカン。
アーサーは「守ってやれなかった」と涙するヴァルカンの肩を抱き、「任せろ。ユウもドラゴンもシンラも、ヴァルカンが造ってくれたエクスカリバーで俺がなんとかする!!!」と力強く伝えました。
ゲームはいよいよ最終章、竜王ドラゴーンとの決戦の直前までやってきたのですが、アーサーは「準備が整った」とコントローラーを置き、「ここからは自分自身の戦いだ。本当のドラゴンを討つ」と立ち上がりました。
しかしその前にアーサーは、ヴァルカンに伝えます。
「エクスカリバーを天にかざすんだ…さすればユウの居所をエクスカリバーが示してくれる」
果たして聖剣はユウへと導いてくれるでしょうか!?
第262話は『誓いを剣に』ということで、アーサーの真価が発揮されます!
目次
『炎炎ノ消防隊』262話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』262話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
聖剣が道を示す!!
アーサーが「聖剣を天にかざせばユウのいる所を指し示すだろう」とは言うものの、そういった行為はアーサーの専門ですし、ヴァルカンは「そんなの俺にできねェよ」と戸惑いました。
しかしアーサーには確信があります。
理由はこのエクスカリバーがヴァルカン・リサ・ユウの3人で創った聖剣であること。
「3人の想いがこもったエクスカリバーならユウの居所も知っている」
その言葉を聞いてヴァルカンは剣を抜きました。
「アーサーはいつもおかしなこと言ってるけど、嘘をつくような真似は絶対しない」
これまで色々なことに付き合ってきたヴァルカンだからこそアーサーに絶対の信頼があるのです。
ヴァルカンは「でももし何もなかったら恥ずかしいな!!」と言いながらエクスカリバーを天に突き上げました。
すると…なんと『カッ』と剣が輝き、一筋の光がまっすぐどこかに向かって伸びていきました。
ユウを想う心が本当にヴァルカンを導いたのです。
動揺するヴァルカンをよそに、「転移魔法で移動する!!」とか言い出すアーサー。
「さすがにそれは…」と呆れるヴァルカンを意にも介さず、アーサーは「ルーラ!!」と力強く唱えました。
悲願達成目前のジョヴァンニ
ユウの体を乗っ取ったDr.ジョヴァンニは、大災害が始まり荒れる世界を「待っていたのだこの時を…」と嬉しそうに眺めていました。
ジョヴァンニはこの時のために若い身体に寄生を繰り返していたそうです。
「やっと世界の最後を見届けられる。やっと私の悲願が叶う」
それは求め焦がれていた“アドラ”をようやくその目で見ることが出来るということ。
ジョヴァンニは天を仰ぎ、伝道者に向かって「早くその姿を私の前にお見せください!!」と呼びかけました。
そこで突然背後に落雷が。
ジョヴァンニがそちらを振り返ると、なんとそこにアーサーとヴァルカンがいました。
え!?ホントにルーラで来たの!?(笑)
騎士を極めたアーサー
「ユウを返せ!!」と声を荒げるヴァルカン。
しかしジョヴァンニは「すでにユウの脳に寄生し一体化したのだ」と額を指差し、「アドラを見た後にならこの身体を返してやってもいいぞ」と意地悪く笑いました。
するとアーサーがエクスカリバーの先から光線のような炎を噴射し、ジョヴァンニの頭を貫いてしまいました。
「お前のような上っ面を覗きざわつくだけの奴は何も残せず何も知ることはない。失せろ小心者のゲス蟲が」
ジョヴァンニ(ユウ)を倒してしまった…?
しかしユウの脳に巣食っていたジョヴァンニだけを燃やしたのだそうで、倒れたユウの身体はユウとして意識を取り戻しました。
「ガンマナイフみたいだ」とヴァルカンが感心しますが、まさにそんな感じでユウの中のジョヴァンニだけをアーサーは焼き払ってしまったようです。
(ガンマナイフはガンマ線という放射線の一種を照射してピンポイントで頭蓋内の腫瘍などを治療する装置)
目覚めたユウをすぐに抱きしめるヴァルカン。
ヴァルカンはアーサーに感謝すると同時に、もはや今の彼をこう表現するしかありませんでした。
『騎士王』
騎士王となったアーサーは「ヴァルカンのおかげで騎士を極めることができた」と感謝し返しました。
ドラゴンとの再戦へ!
アーサーは見事ヴァルカンとの約束を果たしました。
しかしもう一つ約束があります。
それはくすぶるように地面を大きく揺らし、地平線を激しく燃やしているもの。
「ドラゴンが絶望している…」
そう、騎士王アーサーの次の目的は自分自身の戦い…本物のドラゴンを討つことです!
その“絶望の巨竜”ドラゴンは現在多摩湾にいる様子。
ドラゴンの絶望が海底火山を隆起させ、噴火を起こし、地平線を赤く染めていました。
それが「この世界の終焉を促進している」のだとアーサーは言います。
だからこそすぐに向かわねばなりません。
「これ以上待たせるわけにはいかない」
アーサーはフードを被り「今行く!」と告げました。
「早う来い!」と嬉しそうに待ち構えるドラゴン。
巨竜と騎士王、再び相まみえる宿敵の対決はついに雌雄を決するのでしょうか!?
天地を揺るがす決戦が幕を開ける!!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ262-263話のまとめ
とにかくかっこよかったですね、アーサー。
ジョヴァンニに対する「お前のような上っ面を覗き、ざわつくだけの奴は何も残せず何も知ることはない」という言葉も深いですよね。
シンラのドッペルゲンガーを見破ったり、とこれまで真実を見通すような能力を見せてきたアーサーだからこそというか…。
アーサーには世界はどのように見えているんですかね。
そして妄想捗り状態のアーサーは普段から心強いですが、このアーサーの性格はイメージが現実になっている現在の状況だとコンディション次第で本当に最強になるはずです。
ということでこの覚醒の祠での試練を攻略しベストコンディションになったアーサーは、今度は騎士王としてドラゴン討伐に向かいます!
本当にユウへの道を指し示したり、ルーラ(?)のエフェクトがドットになっていたり、吹き出しも変わっていたり…。
と様々な変化が起きていますから、波の描写が変わった新門紅丸vs新門火鉢以来のド派手な戦い…あるいはそれ以上の常識を破る戦いが見られるかもしれませんね。
何故なら次回のタイトルが『神話の戦い』だから。
期待してしまいます!

⇒『炎炎ノ消防隊』264話!ドラゴンが伝道者一派になった理由!・・
⇒『炎炎ノ消防隊』263話!紫電逆落!アーサーの一閃がついに・・
⇒『炎炎ノ消防隊』261話!ヴァルカンの涙!友の想いにアーサー・・
⇒『炎炎ノ消防隊』260話!レッカと2度目の別れ!3人の揺るぎ・・