先へと進んだアーサーたちの前に立ちはだかった新たな試練は、最初の村にいた親友が敵になったこと。
思わぬ残酷な運命に“たたかう”ボタンが押せないアーサー。
そして同じ頃、カリムも親友レッカとの戦いを躊躇っていました。
しかし「カリムが決着をつけなければならない戦い」だとフォイェンに後押しされ、カリムはついにレッカに攻撃を開始。
同じくアーサーも“たたかう”ボタンをポチってしまいました。
動き出した親友との戦い。
もう前へ進むしかないカリムとアーサーは果たしてこの試練を乗り越えられるのでしょうか!?
第260話は『氷炎、偽りなく』ということで、カリムとレッカが真っ直ぐにぶつかり合います!
目次
『炎炎ノ消防隊』260話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』260話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
敢えて見守るフォイェン
迷いの末ついに動き出したカリム。
レッカはカリムの攻撃を「そんなお前が大好きだァ!!」と吹き飛ばします。
2人の戦いをただ見守っているフォイェンに、コニャンゴが加勢しないのかと声を掛けました。
コニャンゴ登場久しぶりですね!
するとフォイェンは「本来は協力すべきでしょうが」と前置きしたうえで、「これは人々に希望を持たせる戦いです」と答えました。
「消防官のカリムが希望を持たなければ人々を救うことはできない」
親友だから、そして大隊長だから、フォイェンはこの戦いに手は出さないのです。
フォイェンの想い
手を出さない代わりにフォイェンはカリムに言葉を掛けます。
自分たち3人は互いに切磋琢磨し1人として欠けてはならない仲だったと。
そして自分にとってカリムもレッカも等しくかけがえのない存在であると。
「ですがもうレッカはいない…!!」
フォイェンはカリムに伝えます。
レッカがいない、目の前のレッカはドッペルゲンガーであるという事実がやはりカリムが乗り越えられていないところですよね。
そしてフォイェンは“今いないレッカよりカリムの方が大事”なのだと伝えました。
「だからあなたにも!!自分自身を大事にしてほしい!!カリム自身が前に進むために!!」
フォイェンの言葉を受けカリムは改めてハンドベルをレッカに向けました。
そして分厚い氷の壁を何枚も作り出すカリム。
レッカがすぐに「突ッ★破ッ★」とその壁を砕いてしまいますが、再びハンドベルを振りかざし『吹雪く吹雪』で辺り一帯を冷気で包みました。
それでも「爆ッ★風ッ★」と向かってくるレッカとその炎を氷で受けるカリム、激しい熱気と冷気がぶつかり合います!
それでいい
氷炎が激突する中でカリムは、自分たちは何もかも正反対だが、喧嘩する時も夢を語る時も真っ向からだったよなとレッカに確認しました。
懐古と覚悟という感じですね。
レッカも「何をするにも全力でぶつかり合った」と同意します。
氷炎のぶつかり合いは炎(レッカ)が優勢。
「この炎が俺の信じる絶望の夢だ!!」
しかしカリムの心残りがレッカの炎を氷に変えていきます。
「そのお前の夢を俺は最後まで応援してやれなかった!!」
カリムはしっかりと熱音響冷却器具をレッカに向け、こう言いました。
「俺たちの友情は本物だった!!お前の熱血も!!お前の正義も!!」
レッカの真実を知らず、夢を応援するという約束を裏切るどころか、彼の夢を止めることになってしまったカリム。
それでも「俺達の友情は揺るぎない友情だった!!!」と言います。
いや本当はまだ分からないのかもしれませんが、カリムは笑いました。
「それでいいよな!!」
するとレッカも同意し笑いました。
「ああ!!そうだな!!」
穴は埋まる
レッカの胸に空いた穴がカリムの氷で塞がりました。
その氷がそのままレッカの体を凍らせていく中、「俺は裏切られたなんて思っていないぜ」と穏やかに言うレッカ。
2人に隠しごとをしていると心に穴が空いたように後ろめたかったのだと言います。
この穴はカリムの心の穴であると同時にレッカの穴でもあったんですね。
それを「俺たちの友情が本物だったからこそ埋めてくれたんだ」と満足そうです。
そんなレッカに感謝するカリム。
氷はレッカの全身を包みました。
「いつでもそうだったな…俺が熱くなるほどお前はクールに冷やしてくれる」
レッカはそう言うと「うォおおおお」と自ら熱を高め、カッ☆チャと凍りつき粉々に砕け散ってしまいました。
その結末に「本当にこれでよかったんですか!?」とフォイェンに問うコニャンゴ。
フォイェンはその問いには答えず、カリムの元に向かいました。
親友を2度も手にかけてしまったカリムは「俺にはこんなことしか…」と心苦しそうではありましたが、そんなカリムの選択をもう1人の親友フォイェンが後押ししました。
「それがレッカとカリム…2人で出した答えじゃないですか」
第4に続き第1も試練を乗り越えました。
そしてこの2人は…
覚醒の祠でも無事決着がついた様子。
「俺…世界平和のために親友を…」と今にも泣きそうなアーサー。
そんなアーサーを「よく倒したぞ」とフォローしながら、ヴァルカンは気づきました。
「俺たちは…何をやってんだ…」
ええええええ!!!!冷静になっちゃった!!(笑)
それでもこの先に救世の道があるはず!
なんと言ってもアーサーですから。
信じて進め!頑張れヴァルカン!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ260-261話のまとめ
「それでいいよな!!」というケリのつけ方がグッときました!
そして友情はもちろん、レッカの熱血なところ、さらに“絶望”のために生きていたレッカの夢もレッカの“正義”だと否定しなかったところがカッコイイなと思いましたね。
そうしてレッカを鎮魂したカリム、夢を阻止されたとはいえ真っ直ぐにぶつかったカリムの想いを受け止め自ら砕けたレッカ、そんな2人を信じ最後まで見届けたフォイェン…。
3人とも本当にかっこよかったですし、3人の絆を感じました。
アーグと違いレッカすぎるドッペルゲンガーだったため戦うのはツラそうでしたが、第30話での対峙と比べると、やはりこうして対話が出来て良かったとスッキリする決着でしたね。
カリムもアーサーのように「俺…世界平和のために親友を…」という気持ちもあるのかもしれませんが、きっとフォイェンもいるので大丈夫でしょう!
そして次回は『騎士王が立つ』ということで、アーサーの方に動きがありそう?
なかなかしょうもなさそうですが(期待)、第4に続き第1も試練を乗り越える中、続くアーサーの試練は一体何なのか次回も楽しみです!

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⇒『炎炎ノ消防隊』259話!カリムの戦い!ドッペルレッカの穴は・・
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