覚醒の祠(第8特殊消防教会)に足を踏み入れたアーサーが向かった先は『善と悪の間』(アーサーとシンラの部屋)。
そこで待ち受けていた試練とは、なんとスーファミでした。
アーサーは太古の神が用意した大いなる試練(このゲームのラスボス“竜王ドラゴーン”を倒すこと)を乗り越えられていなかったのです。
アーサーはマーリン(ヴァルカン)の助言を受け、主人公をバフ強化することで、ついにニセドラゴーンを撃破。
その頃第4特殊消防隊でもパーンが自身にバフ強化を施し、ニセアーグを倒していました。
そして試練はさらに先へ!
第258話は『友よ』ということで、引き続き挑むアーサーの試練と同時に第1のカリム&フォイェンの試練が描かれます!
『炎炎ノ消防隊』259話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』259話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
親友との戦い
先へと進んだアーサーたちの前に立ちはだかった新たな試練。
それは、最初の村にいた親友が敵になったこと。
思わぬ残酷な事態にアーサーとヴァルカンの鼓動が早まりました。
ヴァルカン「こんな展開ないぜ…。親友と戦えっていうのか…」
アーサー「ヤバい…“たたかう”ボタン押せん…」
そしてまさに同じ展開になっているのが第1特殊消防隊。
カリムとフォイェンの前に過去を共にし、未来を語り合った親友・烈火星宮のドッペルゲンガーが敵として立ちはだかりました。
心の穴?
「お前を傷つけたくない!」と怯むカリムに対し、「細かいこと気にするな!!俺は気にしない!!」と返すレッカ。
微妙に話の通じない感じがやはりレッカですね。
レッカとの再会に動揺するカリムに対し、初めから「レッカのふりをするのはお止めなさい!!あなたは私たちを騙しにきた悪魔だ!!」と厳しく対応していたフォイェン。
フォイェンはカリムに、レッカの胸に空いている穴を見ろと言い「レッカはあの時死んだんです」と現実を伝えます。
その穴について、「この穴が空いた時は友に裏切られた気分だった!氷漬けにされて冷たかったぜ!!」と言うレッカ。
「心に空いた穴!それは俺たちの心の穴と言えないか!!」
それを聞いたカリムは言葉が出てきません。
実際にレッカの胸に穴を空けたのはアローですが、そうなったのはカリムがレッカを凍らせたからとも言えます。
苦渋の決断だったとはいえ、親友を氷漬けにしてしまったことが“2人の間に出来た心の穴”と言われたら確かに納得してしまいそうです。
カリムの心の穴だった
「でもそんなの関係ないんだぜ!!」
レッカは大らかな心で応えます。
「大事なお前たちと一緒にこの世界を終わらせたいんだよォオ!!」
孤児院でシスタースミレに見出され、この星を太陽にする!という大きな絶望の為に生きてきたレッカにとって、これが正義の道。
なのでカリムが「今からでも遅くない!目を覚ませ!!」と呼び掛けてもまったく動じません。
するとフォイェンが言いました。
「カリム、これは私の戦いではない!!」
それは“カリムが決着をつけなければならない戦い”だということ。
こうしている間にもレッカは「みんな臆病になってるだけだ!!星(せい)ッ」「だから俺がついてるんだ!!やッ」と凄まじい勢いで「頑張れ」攻撃を仕掛けてきます。
しかしフォイェンは応戦せず、あくまでも「カリム逃げてはいけない!!」と呼びかけました。
何故ならフォイェン曰く“レッカの胸の穴はカリム自身の罪悪感のイメージ”であり、“カリム自身の心の穴”。
「あなた自身の力で心の穴を埋めなければ、この先前に進めない」
つまりこれはカリムの試練と言えますが、果たして乗り越えられるでしょうか。
親友の心
同じく「こいつをやっつけねェと先に進めない」という状況に陥っているアーサー&ヴァルカンコンビ。
主人公がパワーアップするために乗り越えるしかないと分かっていても、アーサーは相手への攻撃を躊躇ってしまいます。
「だけど俺たち親友なんだぜ…」
そう…カリムとレッカも親友。
かつて2人は夢を語り合っていました。
「今はまだ言えないけど、全人類を救うくらいでっかい夢だぜ☆」と語ったレッカ。
そんなレッカを「お前なら絶対できるさ」と応援し続けていたカリム。
そんな思い出を振り返った上でカリムは熱音響冷却器具を握ります。
そして「俺はお前の夢を心の底から全力で応援していたんだ!!」と伝え、レッカに対し器具を構えました。
それでもまだ迷いのあるカリムは、最後の希望を込めてレッカに問いました。
「お前の夢ってのは本当にこんなことだったのか。世界を救うんじゃなかったのかよ」
人々の救いを求め、結果としてシスタースミレに出会いおかしくなってしまったのではないのかと。
しかし「俺の想いはいつだって真っ直ぐだ!!」とキッパリ返すレッカ。
カリムは悔しそうに呟きます。
「人の感情なんて…結局真実はわからない…」
攻撃開始!
カリムはついに動き出しました。
レッカの攻撃を氷に変えていきます。
「いくらお前の夢でも俺は絶望できない!!」
気持ちとともに氷をレッカにぶつけるカリム。
友が間違った道を歩むなら、それを止めるのも友の務めなのです。
一方でアーサーもついにポチッと攻撃を開始!
「攻撃しちゃったぞ…」と汗かくアーサーを「もうやるしかねェ」と見守るヴァルカン。
ゲーム(アーサー)もリアル(第1)も覚悟を決め前に進むしかありません!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ259-260話のまとめ
カリムの迷いが辛かったですね。
確かに人々のイメージが具現化したドッペルゲンガーであれば胸の穴は無さそうなのに、それがある状態で現れたということは、その穴に大きな印象を残している人物のイメージが反映されていると言えます。
もちろんあの時現場にいたフォイェンにとってもそうですが、何よりシンラたちと共にレッカの過ちを暴き自身が氷漬けにしたカリムにとってとても大きな穴だと言えるでしょう。
そしてレッカがそのまま目の前で胸を貫かれたことで本音を聞くことが出来ず、理解できないままでいたカリムの心の穴。
これはその穴を塞ぎ前へ進むための戦いです。
そしてフォイェンはカリムの気持ちを汲んで見守っていますが、彼も一緒に過ごしてきた親友ですから同じくらいツライでしょうね。
しかしレッカを倒さなければ第1は前に進めません。
「レッカを倒すか…レッカと共に行くか…どちらも絶望しかない」とフェアリーは言っていましたが、ゲームでは“パワーアップするためのイベント”であるように、きっとこの戦いはカリムとフォイェンの希望に繋がるはず。
レッカが本当に絶望に導こうとしていたとしても、3人が親友であったことは真実だと思うので、穴を塞ぐことで最後には“穴が空けられた伝導者一派としてのレッカ”ではなく“親友としてのレッカ”と話が出来ると良いなと思います。
というわけで次回は『氷炎、偽りなく』ということなので、引き続き友との戦いが描かれそうです。
カリム&フォイェン、アーサー&ヴァルカンはこの試練を乗り越えることが出来るのか、次回も注目です!

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