あまりにレッカすぎる烈火星宮のドッペルゲンガーに戸惑いながらも、戦闘開始したカリムとフォイェン。
一方でアーグの一面しか反映されていないようなアーグのドッペルゲンガーと、迷いなく戦闘を開始するパーン。
とは言えアーグの強さは本物で、オグンのいない今パーンと火鱗というサポートタイプの2人では防戦一方になるかと予想されました。
しかしパーンが「俺自身にバフをピーピーしてアーグ大隊長のピーをピーピーする」と宣言。
果たしてパーンのピーとはどんなものなのでしょうか!?
かたやドラゴンに勝利するためにヴァルカンを連れ出したアーサーは“覚醒の祠(第8特殊消防教会)”に到着。
アーサーは一体どんな試練に挑もうとしているのでしょうか!?
第258話は『世界を救う試練』ということで、早速騎士王が試練に挑戦します!
目次
『炎炎ノ消防隊』258話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』258話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
騎士王、試練ノ刻!
アーサーは覚醒の祠に足を踏み入れました。
「この試練を乗り越えた時…俺は真エクスカリバーに相応しい男になる」
こうして今みんな出払い誰もいない第8特殊消防教会に帰ってきた2人ですが、ヴァルカンはやはり大災害の最中にここに来ていることを少し不安に思っていました。
「本当に大丈夫なんだろうな…」
アーサーは一体何をするつもりなのか…。
しかし騎士王は確信があるようで、自信をもって答えました。
「ああ。騎士王への道…試練は『善と悪の間(ま)』で行われる」
なんと第8特殊消防教会に『善と悪の間』があると言います。
それは果たしてどこなのでしょうか。
善と悪の間
「ここだ」
到着したのはアーサーとシンラの部屋。
アーサー的には自分が善でシンラが悪なのでしょう。
さすがアーサー抜群のセンスです。
「ヴァルカン!心の準備はいいか?」
アーサーは少し怖気づきながらも扉を開けました。
中は当然いつもの部屋。
男の2人部屋ですが、意外にも綺麗に片付いている様子にヴァルカンは驚きました。
どうやらシンラがいつも掃除しているようです。
そこで思い起こされるのが、シンラが突然消えてしまったこと。
しかしへこむヴァルカンにアーサーは言いました。
「悪はしぶといからな…あいつなら心配いらない」
仲悪そうに見えて、なんだかんだいつも一番信頼しているんですよね。
というわけでアーサーはアーサーのやるべきことをやるべく試練の準備を始めます。
その着々と準備されていく光景にヴァルカンは驚きを隠せませんでした。
「試練の準備って…これが?」
どうやら“これ”をやり残していたことでアーサーは真エクスカリバーの真の力を引き出せなかった様子。
「俺は今ここで騎士王となる!!そのためにはヴァルカン!!お前の知恵が必要だ!!」
太古の神が用意した試練
「だが…これって…スーファミだろ」
なんとアーサーの試練とはスーパーファミコン!!(作中ではスペシャルファミコン)
アーサーは『ドラクエ(ドラゴンクエッション)』のソフトをセットしました。
これは太古の神が用意した大いなる試練なのだと言います。
アーサーはこの試練を乗り越えていなかったのです。
「そりゃそうだよな…このゲームのラスボス“竜王ドラゴーン”を倒していない奴が真エクスカリバーを扱えるはずがないもんな」
ヴァルカンは思いました。
(マジか…)
アーサーは攻略に行き詰っていたらしく、これにマーリン(ヴァルカン)の知恵が必要なのだと言います。
(世界の存亡が懸かっているのにゲームって…)とヴァルカンは思いました。
しかしさすがヴァルカン、アーサーのテンションを保つためにすぐに切り替えます。
「このマーリン…お前を導くために生まれてきたのだろう…」
マーリンの助言
心強い仲間とともに騎士王はさっそく試練を開始。
しかし途中のボス“ニセドラゴーン”に敗北してしまいます。
どうやらこの敵はこれまでの敵より攻撃力が高すぎて主人公が耐えきれないようです。
装備も整えているのに。
そこでヴァルカンはさっそくひとつ提案をします。
「せっかくある魔法やバフ技を使ってみたらどうだ?」
ヴァルカンはトリスタンというキャラがスクスクというバフ技を使えるということを挙げました。
「それだ!!」
アーサーに光明が差しました。
ピーピーしたパーン
バフと言えばパーン。
場面は現実世界では、アーグのドッペルゲンガーと対峙したパーンがなんと、自身にバフの重ねがけを行っていました。
“四重奏強激”
「アーグ大隊長の尊厳を穢すなニセモノ!!」
アーサーたちがやっているゲーム場面と同じく、まさにバフ技をかけながらニセボスと戦っています。
アーグの2つの戦斧がパーン両肩を強打しますが、パーンはそれを耐え、逆にアーグの両腕をへし折ってしまいました。
ただしバフを掛けているとはいえパーンも無傷ではありません。
それでもパーンは攻戦一方。
そして「ピピーピュピュルル」と笛を吹くと、会心の一撃を繰り出しました。
「豪激裂重層!!」
パーンの放った拳はアーグの胸に大穴を空けるほどの威力!!
かっこいいです!!
試練は先へ
「ピュートム(ラートム)」
パーンは見事アーグのドッペルゲンガーとの決着を着けました。
「あなたはアーグ大隊長じゃない…。間違ったイメージは人を傷つけるだけだ」
ニセモノとは言え“大隊長”と言っているところにアーグへの尊敬を感じますよね。
(す…凄すぎる)と火鱗も息を呑むほどの戦いぶりでした。
一方でアーサーたちもニセドラゴーンを倒し、ハイタッチしていました。
「よっしゃ!!やっと次に進めるぞ!!」
ゲーム(アーサー)もリアル(第4)も一歩前進!
しかし世界を救う試練はまだまだ続く!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ258-259話のまとめ
アーサーの試練が予想以上にアーサーで笑うしかありませんでしたね。
そして世界の危機を理解していながらも、それに付き合うヴァルカンが立派。
このヴァルカンの姿勢、アーサーの能力への信頼が何よりアーサーのはかどりを促すんですよ。
さすがマーリンです。
とはいえ普通にコーラとポテチ片手にやってるので完全にくつろいでいますが。
バカバカしい行動ですが、間違いなく覚醒に繋がるだろうと確信できるところがアーサーというキャラの魅力です。
そして第4も試練に打ち勝ちました。
パーンが本当にかっこよかったです。
「間違ったイメージは人を傷つけるだけ」だというのは現実世界でも言える話ですよね。
パーンは少し切なそうに言っていますが、このドッペルゲンガーが間違ったイメージに形作られなければ、レッカや新門火鉢のように会話が出来たのかもしれないというのがやりきれません。
さて次回は『友よ』ということなので、またゲームと連動しながら今度は第1の戦いの方に触れられていきそうですね。
こちらはアーグとは違い、イメージがまったく揺るがないレッカが相手ですから、カリムとフォイェンがどのように折り合いをつけて対峙していくかが注目ですね。
とは言え、親友としてともに過ごしてきたレッカと、実は伝道者一派だったレッカとの差異に彼らは苦しんでいるわけですから、そこにイメージのブレ=勝ち目がありそうですよね。
はたして第1も一歩前進なるのか、次回の展開も楽しみです!

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