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アオのハコの作者は誰なのか
結論から言うと、『アオのハコ』の作者は三浦糀(みうら こうじ)さんです。宮城県仙台市出身の漫画家で、2021年から2026年まで週刊少年ジャンプで全250話を描き切りました。
「糀」は、こうじと読みます。名前の響きから男性だと思われがちですが、三浦糀さん本人がXで女性だと明かしています。この記事では、デビューから前作、2020年の読み切り版、連載の期間と公式の数字、そして「作画が変わったのか」という声まで、三浦糀さんの仕事を順に並べます。
この記事でわかること
- 三浦糀さんのプロフィール(読み・出身・生年月日)
- デビュー作から前作『先生、好きです。』までの歩み
- 読み切り版のアオのハコは、どこが違ったのか
- 連載期間・発行部数・受賞歴と、作画や絵柄の変化の話
三浦糀さんのプロフィール
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 名前と読み | 三浦糀(みうら こうじ) |
| 生年月日 | 1995年3月28日 |
| 出身 | 宮城県仙台市。高校卒業まで仙台で育つ |
| 性別 | 女性(本人がXで公表) |
| 大学 | 武蔵野美術大学 芸術文化学科 |
| 漫画家を目指したきっかけ | 中学2年で読んだ『バクマン。』 |
| 趣味・特技 | バドミントン |
中学3年で初めて雑誌に投稿し、高校の3年間で8本を投稿しています。仙台に来たジャンプの出張編集部へ、自分で原稿を持ち込んだこともありました。大学進学で上京し、18歳でプロデビューしています。
趣味と特技がバドミントンというのは、2020年のジャンプGIGAに載った本人のプロフィールです。主人公の猪股大喜がバドミントン部なのは、作者自身の打ち慣れた競技だったということになります。
僕はこう読む
アオのハコのシャトルの音や、体育館の床の冷たさが妙に具体的なのは、作者がその場所に立ったことのある人だからだと思っています。
仙台で高校卒業まで過ごし、そのあいだずっと投稿を続けていた。部活と締め切りが同じ毎日の中にあった人が、部活と恋を同じ体育館に置いたのでしょう。
1巻の副題が「千夏先輩」なのも、朝練の体育館から見上げる距離のまま始めたかったからだと読んでいます。
デビューからアオのハコまでの歩み
三浦糀さんは、アオのハコより前に講談社で2本の連載を持っています。途中で2回、別の名前を使っているのが分かりにくいところなので、表にまとめます。
| 時期 | 作品と掲載先 | 名義 |
|---|---|---|
| 18歳 | 「よくと」週刊少年マガジン新人漫画賞 特別奨励賞(デビュー作) | 結城智史 |
| 2013年 | 「thirst」第91回週刊少年マガジン新人漫画賞 佳作 | 結城智史 |
| 2015〜2016年 | 『青空ラバー』マンガボックス(卓球が題材の初連載) | 三浦糀 |
| 2018年 | 『先生、好きです。』週刊少年マガジン(2本目の連載) | 三浦糀 |
| 2019年 | ジャンプの新人賞・ガリョキンPro 準キング | あまみ |
| 2020年春 | 読み切り「ぱらそる同盟」ジャンプGIGA・少年ジャンプ+ | あまみ |
| 2020年8月 | 読み切り「アオのハコ」週刊少年ジャンプ35号 | 三浦糀 |
| 2021〜2026年 | 『アオのハコ』週刊少年ジャンプで連載(3本目の連載) | 三浦糀 |
前作の『先生、好きです。』は、読者の投票で連載が決まる週刊少年マガジンの企画から生まれたラブコメです。そのあと三浦糀さんは、名前を「あまみ」に変えてジャンプの新人賞に応募し直しました。すでに連載経験のある漫画家が、別の名前で新人賞から出直したことになります。
ジャンプでは「ジャンプの漫画学校」の第1期卒業生でもあります。アオのハコの読み切りを載せる時に、名義を三浦糀に戻しました。
僕はこう読む
連載を2本持ったあとに、名前を変えて新人賞に出す。これはかなり勇気の要る選び方だと思っています。
「あまみ」の名前なら、前の実績に頼らず作品だけで見てもらえる。ジャンプという場所で、一から実力を確かめ直したのでしょう。
大喜の「挑戦しないと絶対勝てないじゃん」は、そういう道を通ってきた人の台詞として読むと、少し重さが変わって聞こえます。
読み切り版のアオのハコは、どこが違ったのか
アオのハコは、連載の前に一度、読み切りとして週刊少年ジャンプ2020年35号に載っています。三浦糀さんは発売日のXで、こう紹介していました。
「男子バレー部の主人公がいつも朝練で見かける女バスの先輩に恋をする話です」
読み切り版の大喜は、バドミントン部ではなくバレー部でした。千夏は女子バスケ部の部長で、朝練の体育館で出会う骨組みは連載と同じです。読み切りでは、2人が中学生か高校生かも言い切っていません。
| 項目 | 読み切り版(2020年) | 連載版(2021年〜) |
|---|---|---|
| 大喜の部活 | 男子バレー部 | 男子バドミントン部 |
| 千夏 | 女子バスケ部の部長 | 女子バスケ部のエース |
| 学年 | 中学か高校か言い切らない | 栄明高校の1年と2年から始まる |
| 同じ家で暮らす話 | 無い | 1話から始まる |
読み切りの企画の段階では、ヒロインの先輩が写真部という案もあったと、担当編集がジャンプの「ジャンプSBS!!」で明かしています。千夏がバスケ部に決まり、大喜がバドミントン部に変わって、いまの形になりました。
僕はこう読む
バレーからバドミントンに変えたことで、大喜の競技は1人で打つものになりました。
チームの中に隠れられない競技だから、勝っても負けても大喜ひとりの結果になる。千夏の前で言い訳のきかない場所に、主人公を立たせたのだと思っています。
読み切りに無かった「同じ家で暮らす」設定も、朝練の距離を一気に縮めるための連載の一手でした。
連載の期間と、公式の数字
連載は週刊少年ジャンプ2021年19号から2026年33号まで、約5年です。2026年4月には、シリーズ累計1000万部を突破しています。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 連載 | 週刊少年ジャンプ 2021年19号〜2026年33号・全250話 |
| 単行本 | 全28巻。27巻は2026年10月2日、最終28巻は12月4日発売 |
| 累計発行部数 | 1000万部突破(2026年4月時点) |
| 次にくるマンガ大賞 2021 | コミックス部門8位・特別賞Global賞 |
| #でらコミ!3(2022年) | 大賞 |
| みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞(2022年) | 10位 |
| アニメ | クランチロール・アニメアワード2025 最優秀ロマンス作品賞 |
部数の伸び方を見ると、アニメの前後で大きく動いています。アニメ放送前の2024年9月に500万部、1期の放送が終わった2025年4月に790万部、そして2026年4月に1000万部です。1巻が発売された2021年8月には、発売したその日に重版が決まっていました。
最終回が何話だったか、単行本がいつ出そろうかは、完結について書いた別の記事で答えています。最終回の中身が気になる人も、そちらでどうぞ。
アオのハコの作画は変わったのか。絵柄と輪郭の話
「アオのハコ 作画」「絵柄 変化」「輪郭」と調べる人の多くは、連載の途中で絵を描く人が変わったのではないかと気になっています。
描き手は変わっていません。読み切りから最終巻まで、作者として名前が出ているのは三浦糀さんだけで、原作と作画を分けた作品ではありません。作画の担当が交代したという発表もありません。
一方で、読者のあいだでは絵柄の変化がよく話題になります。2025年の質問サイトには「輪郭も横に長いし」「目が大きくなった」という声があり、初期の絵柄のほうが好きだという意見も出ています。連載開始から約5年、同じ人が毎週描いてきた絵なので、線や顔の形が動いていくのは当然とも言えます。
僕はこう読む
絵柄の変化は、良くなったか悪くなったかで比べるより、何が変わったかで見るほうが面白いと思っています。
1巻のころの千夏は、大喜から見上げる「千夏先輩」として、少し遠く大人びた顔で描かれていました。
話が進んで2人の距離が縮むと、顔つきも少しずつ柔らかくなっていく。そこを崩れと読む人もいれば、距離の表れと読む人もいるのでしょう。
三浦糀さんの次回作はあるのか
2026年9月24日の時点で、三浦糀さんの次回作は公式に発表されていません。アオのハコの本誌連載は2026年7月に終わり、いまは単行本の27巻と最終28巻が出ていく途中です。
連載中にも、アオのハコ以外の仕事がありました。週刊少年ジャンプ2024年39号の読み切り「どくどく」では原作を担当し、絵は松浦健人さんが描いています。2025年には、バンドのGalileo Galilei『とりあえず今は』のジャケットイラストも描きました。
まとめ|アオのハコの作者は三浦糀さん
アオのハコの作者は、仙台市出身の三浦糀(みうら こうじ)さんです。
マガジンで2本の連載を持ったあと、名前を変えてジャンプの新人賞から出直し、2020年の読み切りを経て全250話を描き切りました。読み切りでバレー部だった大喜を、自分の得意なバドミントンの体育館に立たせ直したところに、この作品の出発点があります。
- 1995年3月28日生まれの女性。前作は『先生、好きです。』
- 連載は2021年から全250話。累計1000万部を突破
- 作画の交代は無く、次回作は2026年9月時点で未発表
僕はこう読む
三浦糀さんの経歴は、何度もやり直した人の経歴だと思っています。
連載を持っても名前を変え、読み切りを載せても部活を変えた。一度決めた形を手放して、合うまで組み直す描き手なのでしょう。
次にどんな作品を出すにしても、まずは最初の形を疑うところから始まるはずです。
三浦糀さんを部活を知っている描き手と見るか、恋の距離を描く描き手と見るかで、アオのハコのどの場面が好きかも分かれてきます。
——あなたがアオのハコを読んで、この作者は分かっていると感じたのは、部活の場面でしたか。それとも恋の場面でしたか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
作者の名前の読み方、性別や年齢、前作と読み切りについて、よく聞かれることに答えます。
Q. 三浦糀の読み方は何ですか。
A. 「みうら こうじ」です。糀は、こうじと読みます。
Q. 三浦糀さんは女性ですか。
A. 女性です。三浦糀さん本人がXで明かしています。
Q. 三浦糀さんは何歳ですか。
A. 1995年3月28日生まれで、2026年9月時点で31歳です。
Q. アオのハコの作者の前作は何ですか。
A. 週刊少年マガジンで連載した『先生、好きです。』です。その前にはマンガボックスで『青空ラバー』を連載していました。
Q. アオのハコの読み切りはいつ載りましたか。
A. 週刊少年ジャンプ2020年35号です。大喜はバドミントン部ではなく、男子バレー部として描かれていました。
Q. アオのハコの作画は途中で別の人に変わりましたか。
A. 変わっていません。読み切りから最終巻まで、三浦糀さんが1人で作者を務めています。
作者の次は、作品のあらすじ、小説版、登場人物の一覧へ進めます。
作品の筋書きあらすじはどんな話なのか?憧れの先輩と同居する3年間を、結末なしで学年ごとに!同居から始まる高校3年間を、結末なしで並べます。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日


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