天照を巡る戦いはカロンの信念と執念が勝利し、特殊消防隊の奮闘も虚しく大災害は始動してしまいました。
天照上空には大きな目玉が現れ、世界は炎に包まれ始めました。
第253話は『影が喰らう』。
現実とイメージが同調し始め、世界はさらなる変化が起きようとしています!
目次
『炎炎ノ消防隊』253話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』253話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
皇国各地の様子は
皇国各地にも炎が燃え広がっています。
火災による被害者の数は不明。
第4パーン大隊長と火鱗は上空の目玉と目の前の光景に「これが大災害か」と言葉を失うばかりです。
「水平線が燃えている」
世界の不気味な光景は、皇国民たちに聖陽教の聖典を思い起こさせました。
<序章>
“人類は星の怒りに触れ、世界は炎に包まれた。大災害の日である”
まさにその通りの出来事が現在起こっているわけですが、この聖典がまたイメージとなり大災害を加速させているようにも思えますね。
伝導者一派の計画通りといったところでしょうか。
レッカの信仰した道
第1の管轄下でも混乱が起きており、「神罰だ…!!」と絶望に包まれています。
“炎は猛々しく燃え上がり、人類の住む地、語る言葉、積み上げた文化を燃やし尽くさん勢いであった”
第1フォイェン大隊長も思わず聖典を口にしていました。
コニャンゴは市民を避難させようとフォイェンに指示を仰ぎます。
「安全な場所に…!!」とフォイェンは伝えますが、隣にいたカリムが「この星に安全な場所なんてあるのか…」と諦め気味に呟きました。
この終末の光景を見て思うことは、レッカはこれを望んでいたのかということ。
「これがあいつの目指した世界…あいつの信仰した道か」
世界のこんな姿に親友の想いを見出さなければならないなんてやりきれませんね。
天照はひとまず落ち着く
天照防衛戦組はすべての焔ビトを鎮魂できた様子。
ひとまず落ち着いたところで、横たわっていたオグンが「これで大災害は防げたんですか…」と聞きます。
しかしオグンがこれほどボロボロになるまで戦っても大災害は防げませんでした。
「カロンの信念を越えられなかった…」と涙ぐむマキ。
ヴァルカンとリサも合流しました。
結局ユウはそのまま行方が分からなくなってしまったようです。
リヒト曰く正面からは誰も出て来ていないそうですが、まだ天照内部にいるということなのでしょうか。
リサは外の変わり果てた世界に驚きます。
アローはその光景をこう説明しました。
「我々が目指した結末だ」
地球を第2の太陽にと大災害を目指していた伝導者一派の望んでいた結末に今なっている、なろうとしているわけですね。
「一体化が起きたんだ」とリヒト。
「イメージと現実が1つになり、星の半分は燃えているようです」
聖女は語りかける
柱たちが持つイメージの象徴でしょうか。
1柱目天照『狂気』
2柱目ハウメア『受動』
3柱目ショウ『無関心』
4柱目シンラ『激怒』
5柱目インカ『破滅』
6柱目ナタク『恐怖』
7柱目スミレ『嫌悪』
8柱目アイリス『絶望』
ハウメアは何かに呼びかけます。
(聞こえますか?これは私が今まで聞いてきた人類の集合的無意識)
もしかしたらハウメアが受けてきた集合的無意識の中のそれぞれの感情を、柱各人が今受信しているんですかね。
シンラなら激怒をアイリスなら絶望をという感じで。
そうして世界の感情を柱を通してアドラに増幅させているのかもしれません。
(この世にある希望は楽観ともいえる諦めでしかない)とハウメアは続けます。
(真の希望なんてないのです)
ハウメアの目からは涙が。
(万物すべての物は生まれた瞬間から滅びに向かっています…)
(想像してください。想像はあらゆる可能性を生み、あらゆる可能性を消すということ)
聖女の象徴として生まれたハウメアは、今まさに聖女のように語りかけます。
(さァ進みましょう。この物語に終わりを。絶望は何も特別じゃありません)
ドッペルゲンガー出現!
混乱の中、懸命に市民の避難誘導にあたっている第4特殊消防隊。
しかしその中の隊員のひとりも絶望に呑まれてしまっていました。
「もうダメだ。世界はお終いだ…」
近くの同僚が「諦めるな」と叱咤しますが、「もうお終いなんだよ」と絶望が止まりません。
するとその隊員の目の前に…
「お前は…俺…」
なんとドッペルゲンガーが出現!
ドッペルゲンガーは本人に襲い掛かり、そのまま灰にしてしまいました。
絶望と炎に満ち、ドッペルゲンガーが人を始めた世界。
この星はこのまま燃え尽きてしまうのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ253-254話のまとめ
イメージ(アドラ)と現実が一体化し始め、いよいよ世界がドッペルゲンガー(アドラにいるもう一人の自分)に取って代わられ始めたということですね。
最終的に全員がドッペルゲンガーになったら、伝導者一派の目指していた大災害完遂となるのでしょうか。
以前紺炉が「もし若のドッペルゲンガーが出てきたら…」なんて言っていましたが、本当にそんな事態にもなりかねません。
今回の描写だと絶望している者が真っ先にドッペルゲンガーに襲われた感じですので、紅丸やメインキャラクターたちは大丈夫だと信じたい、というかそこが世界を救う最終防衛ラインだと思います。
彼らが如何に最後まで抗い続けるか。
世界を救うポイントはやはり“希望”。
人々の絶望のイメージで大災害が起こるのなら、皆が絶望以上に希望に満ちれば世界は救われるはずですが、果たして今のこの世界のどこに希望を見出せるのでしょうか。
というわけで次回は『希望の在処』とのことなので、少し前向きな展開が見られると良いなと思います。
希望の在処はシンラたちのところにあるのか、特殊消防隊のところにあるのか、それともそんなものはもはや存在しないのか…。
大災害が進行する世界を次回も見守りましょう!

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