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マガト隊長の最期は何だったのか?
結論から言うと、キース・シャーディスと一緒に残った船を爆破して死亡します。リヴァイたちを乗せた船を追わせないための殿でした。
マーレ側の軍人でありながら、エルディア人の候補生を暖かく見守っていた人です。その立ち位置が、最後の一手にそのまま出ました。
この記事でわかること
- マガト隊長の最期と、キースとのやり取り
- 汚い言葉を使うのに、差別的に見えない理由
- 「悪魔の末裔」と呼ばれる経緯
- 戦士候補生の試験と、選ばれた先にあるもの
- ジークにだけ気を許していないこと
先に結論だけ
| 最期 | キースと残った船を爆破して死亡。仲間を逃がしました |
| 本名 | テオ・マガト |
| 肩書き | マーレ陸軍エルディア人部隊の隊長。のちに元帥へ昇格 |
| もうひとつの役目 | 戦士候補生の隊長。候補生から戦士を選び抜きます |
| 育てた候補生 | ライナー/アニ/ガビ/ウド。エレンやジークも候補生でした |
| なぜ優しく見えるのか | 言葉は荒いのに、実際の扱いに差別がほとんど無いからです |
| ジークとの関係 | 気を許していません。20年以上見てきたと本人が言います |
テオ・マガトとは何者か
マーレ陸軍エルディア人部隊の隊長という肩書きを持つ人物です。
陸軍の仕事に加えて、もうひとつ役目があります。九つの巨人を継承するエルディア人を鍛え上げる、戦士候補生の隊長です。
候補生の中から、実力のある者を選び抜く任務も兼ねています。誰を戦士にするかを決める立場にいる、ということです。
汚い言葉を使うのに、差別的に見えません
マガトはマーレ人で、マーレに忠誠を誓っています。
エルディア人に対しては威圧的で、高圧的な言動もあります。時折こう口にします。
薄汚い豚の末裔
それでも差別的な要素は薄いと見られています。候補生たちを暖かく見守る様子が、何度も描かれるからです。
エルディア人が騒ぎを起こしても、目をつぶることがあります。マーレの上層部に対して批判的な姿勢を見せ、意向に意見する場面もありました。
汚い言葉のほうは、マーレ人に特有のものです。幼いころから教え込まれた教育の結果だと思われます。
その教育の裏返しとして、いまのマガトができあがったという見方があります。教育を行った父親がグロス曹長なのではないか、という説も出ています。
僕はこう読む
言葉と態度がずれている人物、という置き方がうまいと思っています。
「薄汚い豚の末裔」と言いながら、候補生が騒いでも目をつぶる。口から出るものと、手のほうがやっていることが逆です。
教育で入れられた言葉は、意識しないと出ます。扱いのほうは、その都度決められます。
マガトは言葉を直せていないだけで、判断は自分でやり直している。
だから読者は、汚い言葉を聞いてもこの人を嫌いになりきれないのだと思っています。
「悪魔の末裔」と呼ばれる理由
エルディア人は、巨人化できる力でマーレを支配してきた歴史を持ちます。
145代フリッツ王が起こした巨人大戦のあと、パラディ島へ移住しなかったエルディア人は死刑になりました。
死刑を免れて大陸に残った者と、その子孫たち。この人たちが「悪魔の末裔」と呼ばれ、酷い扱いを受けることになります。
マガトが使う言葉も、この呼び方の延長線上にあります。
戦士候補生の試験と、選ばれた先にあるもの
マーレは、エルディア人を対象に戦士を募集しています。試験の科目はこうです。
- 体力
- 射撃技術
- 知力
- 格闘術
- マーレへの忠誠心
合格した者が戦士候補生になります。そこから厳しい訓練と実戦を経て、最終的に選ばれた少数だけが「マーレの戦士」となり、九つの巨人を継承する権利を得ます。
マガトは、その指揮官です。候補生にはエレン・イェーガー、ライナー・ブラウン、ガビが在籍していました。
選ばれた戦士が得るのは、継承権だけではありません。一族を含めて「名誉マーレ人」となり、マーレ国内での自由な生活が保証されます。
僕はこう読む
試験科目に忠誠心が入っているところが、この制度のいちばん重いところだと思っています。
体力も射撃も格闘も、努力で伸ばせます。忠誠心だけは、伸ばすものではなく差し出すものです。
そして受かった先にあるのが、自分と一族の暮らしでした。
家族を人質に取らずに、家族を報酬にしている。
マガトはその審査をする側に立っています。候補生を暖かく見ていても、渡しているのはこの仕組みです。
ジークにだけは気を許していません
候補生を見守るマガトですが、一人だけ例外がいます。
「獣の巨人」の継承者で、王家の血を引くジーク・イェーガーです。
マガトはこう言っています。
20年以上お前を見てきたが、未だ底知れぬガキのままだ
候補生の時代から、ずっと見てきたうえでの言葉です。長く見た結果、分からないままだと言っています。
僕はこう読む
ジークにだけ評価が定まらない、というのが面白いところです。
ライナーもアニも、マガトは見ていれば分かる相手でした。20年以上見て分からないのは、ジークだけです。
ジークは王家の血を引き、獣の巨人を継いでいます。
つまりマガトから見ると、自分が選んだのではなく、最初から持っていた側の人間でした。
選び抜く立場の人が、選んでいない相手を測りきれない。そこに引っかかりがあると読んでいます。
元帥になり、エレンの頸を撃ちました
マガトはタイバー家と合流し、称号が隊長から元帥へ昇格します。
そして、エレンの持つ始祖の巨人と戦うことになりました。
戦い方は、こうです。ピークの車力の巨人の上から、エレンの頸に向けて大砲を放ちました。
最期|キースと船を爆破しました
終盤、マガトはリヴァイやハンジたちと手を組みます。エレンを止めるためです。
相手はフロックを筆頭とするイェーガー派でした。アズマビトの飛行艇でエレンを追いたいリヴァイたちに、激しい攻撃が浴びせられます。
巨人化したライナーもアニも窮地に陥りました。それでも何とか船に乗り込みます。
ここでマガトは、殿を務めると言って船に乗らず、地上に残りました。
追わせないために、他の船を破壊しようとします。ところがイェーガー派に見つかってしまう。
そこへ助けに現れたのがキース・シャーディス教官でした。イェーガー派の増援を乗せた列車を脱線させたのも、このキースです。
気づいたマガトは、こう話します。
壁を破壊せよと命令したけど間違っていた、幸せに生きて欲しかった
キースのほうも、成長するアニたちを見て心が変わったと返しました。
そして二人は、死に場所を選ぶことはできると言い、仲間の乗った船を追わせないために残った船を爆破します。
その様子を船から見ていたアニたちは、涙を見せました。
僕はこう読む
この二人が並んで終わるところに、作品の答えが出ていると思っています。
マガトは壁を壊せと命じた側で、キースは壁の中で子どもを鍛えた側です。立場でいえば、いちばん遠い二人でした。
それが同じ船の上で、同じ後悔を口にしています。幸せに生きてほしかった、心が変わった。
どちらも「育てた子が死ぬのを見た大人」だったという一点で重なりました。
死に場所を選ぶ、という言い方も、選べなかった子どもたちの裏返しだと読んでいます。
まとめ|マガト隊長をどう読むか
マガト隊長の最期は、キースと残った船を爆破しての死亡です。仲間を逃がすための殿でした。
分かっていることを並べます。
- 本名はテオ・マガト。マーレ陸軍エルディア人部隊の隊長で、のちに元帥
- 戦士候補生の隊長として、ライナー・アニ・ガビ・ウドらを育てた
- 「薄汚い豚の末裔」と言いながら、扱いには差別がほとんど無い
- マーレの上層部に批判的な姿勢を見せ、意見することもあった
- ジークにだけは気を許していない。20年以上見てきたうえでの評価
- 最後は壁を壊せと命じたのは間違いだったと口にして、キースと船を爆破した
僕はこう読む
この人物を最後まで「マーレ人のまま」にしたのが効いていると思っています。
エルディア人の味方に転向したわけではありません。差別の言葉も、最後まで直っていない。
それでも、育てた子どもたちを逃がすために地上へ残りました。
考えを改めた人ではなく、考えを持ったまま行動だけ変えた人です。
きれいに転向させなかったところに、この作品の厳しさが出ていると読んでいます。
この最期を罪の償いと読むか、育てた子を逃がす教官としての仕事と読むかで、キースとの会話の意味が変わってきます。
——あなたはマガトが地上に残った理由を、罪の償いだと思いますか。それとも、育てた子を逃がす教官の仕事だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
マガト隊長は、言葉の荒さと実際の扱いが食い違うところが分かりにくい人物です。最期から順に確かめます。
Q. マガト隊長は死亡しますか?
A. 死亡します。リヴァイたちを乗せた船を追わせないため地上に残り、キース・シャーディスと一緒に残った船を爆破しました。その様子を船から見ていたアニたちは涙を見せています。
Q. マガト隊長は優しいのですか?
A. 言葉は荒いのに、扱いには差別がほとんど見られません。候補生を暖かく見守り、エルディア人が騒ぎを起こしても目をつぶることがあります。マーレの上層部に意見する場面もありました。
Q. なぜ「薄汚い豚の末裔」と言うのですか?
A. マーレ人に特有の言い方で、幼いころから教え込まれた教育の結果だと思われます。巨人大戦のあと大陸に残ったエルディア人とその子孫が「悪魔の末裔」と呼ばれてきた歴史が背景にあります。
Q. マガトが育てた戦士は誰ですか?
A. 候補生からマーレの戦士になったライナーやアニを育てています。エレンやジークも候補生でした。巨人の力は継承できませんでしたが、ガビやウドといった優秀な候補生もいます。
Q. マガトとジークの関係はどうなっていますか?
A. 気を許していません。20年以上お前を見てきたが、未だ底知れぬガキのままだ、と本人が口にしています。候補生の時代から長く見てきたうえでの評価です。
Q. マガトはいつ元帥になったのですか?
A. タイバー家と合流したときです。称号が隊長から元帥へ昇格し、そのあとピークの車力の巨人の上からエレンの頸に向けて大砲を放っています。
敵将でありながらエルディア人を守りました。車力、コルト、ファルコが続きます。
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最終更新:2026年9月21日


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