第七師団が蒸気ポンプと馬で三方に分かれ追っ手を攪乱しました。
- 土方が追った方はハズレ
- 蒸気ポンプを追っていた杉元は蹴り落されて置き去りに(菊田と旧知だったことが発覚)
- 鯉登・月島・二階堂組の所にはソフィアが襲来
一体アシリパはどこにいて、誰の手に渡るのでしょうか。
第264話は『小樽の病院で見た女』ということで、小樽で月島たちを睨んでいたソフィアの襲撃から始まります!
目次
『ゴールデンカムイ』264話!のネタバレ
それでは『ゴールデンカムイ』264話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
月島vsソフィア
「ハラショー!!」
空から襲来し月島の乗る馬に飛び乗ったソフィア。
ソフィアと共に仲間も2名来ており、袋を抱えている月島と鯉登&二階堂を引き離すため銃でソフィアを援護します。
ソフィアは馬に袋を固定するために括られていた縄を切り、銃を月島の後頭部に付けました。
月島危うし!!
しかし月島は咄嗟に頭をずらし、頭突きしながら銃弾を回避しました。
そして銃を持つソフィアの腕をバキっとし、もう片方の腕で顔面に肘打ち。
馬上で背後を取られていても淡々と的確に対処する月島…やはり強いですね。
アシリパを守るソフィアしかし…
しかし月島の攻撃によってソフィアの持っている銃が発砲され、乗っていた馬の頭部にあたってしまいました。
頭から倒れていく馬。
それとともに袋が宙に投げ出されてしまいました。
「アシリパッ」
やはりソフィアはこの袋にアシリパがいると踏んで襲撃してきたようですね。
アシリパを守るため袋に飛びついたソフィア。
袋を抱えたまま勢いよく転がり、電柱に頭をぶつけてしまいました。
激しく血を流しながらも、ソフィアはアシリパを解放するため袋を開けます。
しかしその袋はアシリパではなくなんと軍服セット。
残念ながらこちらもハズレ袋でした。
6ソフィアは強烈なパンチで月島を吹っ飛ばし逃走を図ろうとしますが、突然倒れてしまいます。
やはり先ほどの頭部強打が効いていたようで、頭から大量の血が流れ出ていました。
「何者だ?この女は」
ソフィアの素姓を知らない月島にとって強烈な厄災でした。
アシリパはここにいた!
鯉登・二階堂も善戦しており、ソフィアの仲間たちは他の仲間たちを呼ぼうとしていました。
しかしそこに蒸気ポンプが合流!
鶴見と菊田があっという間にソフィアの仲間を倒してしまいました。
ソフィアは倒れたまま生かされているようです。
ロシア語を話していたこと、小樽の病院で会った女であることを報告する月島。
そして鯉登が、ソフィアの持っていたナイフがキロランケのマキリだったことに気づきます。
「こいつら亜港監獄から我々を追ってここまで来たのか!!」
アシリパを追ってきたというのもありますが、キロランケのマキリを持っていたことから「相当な恨みを持っている」ことも月島は感じました。
鶴見は情報を引き出すためソフィアを捕虜にする考え。
鶴見とソフィアは顔見知りですが、鶴見は気づいたでしょうか。
鶴見は現在危険と判断し、月寒の兵営ではなく一旦近くの建物でアシリパを匿うことにします。
あ!なんとアシリパは蒸気ポンプに乗せられた袋の中にいました!
鶴見の手元だったということですね。
杉元惜しかった!
杉元の質問と白石
その杉元は懸命に蒸気ポンプを走って追ってはいましたが、なんだかんだで泥酔するほど酒を浴びた後ですので立ち止まって嘔吐していました。
そこへ白石の運転するサッポロビール宣伝カーが到着。
しかし猫に抜かされるほど遅い!
杉元が運転を代わると勢い余って木材に衝突し、房太郎の遺体がズボン!と飛び出してしまいました。
房太郎を回収し改めて走り出した車の中で、杉元は白石に「あの2丁拳銃の男(菊田)前にも見たことあるか?」と聞きます。
「鶴見中尉しか記憶にねぇよ」と返す白石。
杉元は菊田を昔から知っているようでしたが、もしかしたら菊田が第七師団にいることに疑問を抱いているのでしょうか。
そしてもう一つ杉元は、「ボウタロウ…なんか最後に言ってたか?」と聞きます。
白石は房太郎が「俺のことを子どもに伝えろ」と言っていたことを話しました。
そのことについて白石はこう捉えていました。
「“王様になる”なんてぶっ飛んだ話をしていたけどよ、失った家族と帰る故郷を取り戻したかっただけなんだよなこの男は」
やはりキロランケ然り、相手のことをちゃんと理解しているんですよね白石は。
白石の言葉で杉元は、過去に菊田が言っていた言葉を思い出します。
「ノラ坊…お前故郷はどこだ?」
“故郷”という話に菊田の何かがありそうですね。
さらにもうひとつ杉元が気になるのは、「房太郎からアイヌの情報は聞き出せなかったのか」ということ。
白石は「いや…しっかり教えてくれたぜ」と伝えました。
躊躇わず答えるところに信頼関係を感じますね。
大きな情報を持ちつつ、サッポロビール宣伝カーは犬にも抜かされる遅さでガタガタと突き進みます。
変な汁が漏れ出す
第七師団は近くの教会に落ち着いたようです。
アシリパとソフィアは2人ともマキリを没収され拘束されていました。
簡単に縄を切ることは出来ないということですね。
鶴見は鯉登・月島・菊田に別れた部下を探してくるよう指示。
「追跡者を排除するまで教会には戻ってくるな」
旭川から応援の部下たちが到着するまでここに隠れると言っていますが、その間にソフィアも目も覚ましていました。
そこで月島があるものを鶴見に手渡します。
「女の所持品からこれが…」
それはソフィア・ウイルク・キロランケが長谷川写真館で撮ったあの写真。
鶴見から変な汁が漏れ出していました。
『ゴールデンカムイ』ネタバレ264-265話のまとめ
ついに再会してしまいました鶴見とソフィア。
鶴見にとって妻子の最期を思い出す相手なので、そりゃ汁も出ますわね。
とは言え鶴見はオリガを撃ったのがソフィアではなくウイルクだと考えているでしょうし、ソフィアはオリガの死に責任を感じて号泣していたので、ウイルクへの感情とは違うと思うんですよね。
なので鶴見がソフィアに対してどう出るか注目です。
一方のソフィアも声で長谷川サンだと気づいていたりしないでしょうか。
ソフィアから“長谷川サン”へは敵意は絶対ないはずですので、ソフィア・鶴見・アシリパが揃ったこの場でもしかしたら鶴見の本音が聞けるかもしれませんよね。
(と言ってもロシア語で喋られたらアシリパも二階堂もその本音を聞くことは出来ませんが)
きっと鶴見は写真を見る前からソフィアだと気づいていたからこそ鯉登・月島・菊田を教会から離したのでしょう。
恐らく月島も写真を見てある程度の推測は立っていると思うので、鶴見から離されたことも含めてここでどんな考えや行動に至るか気になります。
というか今回の指示で鶴見がすでに鯉登・月島・菊田に信頼を置いていないということを察しましたよね。
宇佐美がいるならまだしも、残したのが二階堂というところが何とも心許ない…。
今の鶴見陣営が崩れて来ていることを感じますね。
「追跡者を排除するまで教会には戻ってくるな」というのにはやはり杉元のことも含まれているはずですから、再び杉元と菊田が対面する展開に期待です。
杉元と菊田は東京で出会ったっぽいですし、杉元は菊田が第七師団にいることに対して疑問を抱いているように見えますから、この記憶と現在の差異に、菊田が中央のスパイであることなど彼の素姓が隠されているのかもしれません。
ともあれここで『故郷』というワードがピックアップされていることには注目したいですね。
故郷を作る…故郷に帰る…故郷を守る…
やはりそれぞれの戦いに『故郷』への想いがあるというのが金塊争奪戦の本質だと感じますので、ここで『故郷』を意識させ始めた房太郎の功績は大きいですよ。
遺体になっても存在感抜群ですので、まだまだ活躍に期待したいですね。
そして『次号、長谷川サン…』と書いてあるので、次回はソフィアと鶴見の対話が描かれそうです。
核心に迫る内容だと期待できますので、第177・178話を読みなおして楽しみに待ちましょう!

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