ヴァルカンが磁場を乱すことでDr.ジョヴァンニの身体を構成していた蟲を散らし、ジョヴァンニ一族との長き因縁に決着!
かと思われましたが、なんと散った蟲が再びジョヴァンニの元に集合しジョヴァンニが復活してしまいます。
さらには蟲がユウの身体に入り焔ビト化!?
ユウの叫び声が響く中、火縄が天照内部に向かおうとするも、瀕死のカロンが命を賭して入口に立ち塞がったのでした。
ヴァルカンはリヒトに助けを求めましたが、果たして力を合わせてジョヴァンニを討てるでしょうか!?
第249話は『絶望の先に待つ』ということで、何やら嫌な予感がします!
目次
『炎炎ノ消防隊』249話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』249話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
蟲を封じるリヒトの知恵
蟲の羽音が響く中、ユウはすっかり姿を変えてしましました。
ヴァルカンとリサが言葉を失う横でジョヴァンニは高笑い。
絶望の状況ですが、しかしヴァルカンたちにはリヒトの知恵がついています。
リヒトは焦りながらも冷静にまず“蟲が仲間を統制する方法”を連絡し伝えました。
状況から考えられる可能性は2つ。
1つは“磁場”で方向感覚を制御する方法です。
ヴァルカンはこの磁場を乱すことで見事蟲を散らしましたが、蟲は再び集まってしまいました。
ならばもう一つの可能性。
それはミツバチがする独特の“ダンス”です。
ミツバチは餌の在り処や敵の位置を知らせるため、“8の字”に飛ぶことで仲間に方向と距離の指示を出すのだそうです。
「Dr.ジョヴァンニは蟲にミツバチの遺伝子を組み込み、そのダンスを使って蟲を統制している可能性が高い!」
リヒトは“ダンスをする個体”を止めるようヴァルカンに指示しました。
エンジニアだからこその観点
ユウに蟲を入れられたことで、さらにヴァルカンに込み上げてくるジョヴァンニへの激しい憎悪。
(絶対にこいつをぶっ殺す!!)
ヴァルカンは羊の頭蓋骨のようなマスクを装着し、分析を始めます。
まず考えられるのが“磁場の統制を受けないように品種改良された蟲”が使われているのではないかということ。
しかしジョヴァンニの石橋を叩いて叩いて渡らない慎重な性格を知っているからこそ、イレギュラーが発生する可能性のある蟲を使うとは思えませんでした。
そこでヴァルカンが考えるのは、“統制を執るための蟲のメカ”がいるのではないかということ。
ジョヴァンニもエンジニアですから、蟲そのものではなく同じ機能を持つメカを造るはずだと考えたのです。
よってヴァルカンが狙うのは、メカが発する蟲とは違う熱源や動きの規則性。
(この大量の蟲の中から指揮を執っているメカを見つけ出す!!)
ヴァルカンはその1点に集中しました。
リサがジョヴァンニを撃破!!
細かい大量の蟲の中から、ヴァルカンは7匹の別反応を見つけ星印でマークしました。
そして「印はつけた。終わらせるぞ」とマスクをリサに被せるヴァルカン。
リサは「任せて!!」と炎の触手を展開。
七つの星マークを一気に殲滅しました。
(メカは消した。あとは!!ジョヴァンニ!!!)
リサの触手はそのままジョヴァンニへ向かっていきます。
ユウに蟲を入れたことへの怒りはもちろんでしょうが、リサにとって過去を断ち切る一撃とも言えるでしょう。
ヴァルカンたちの家族、第8の仲間として迷いがなくなった今のリサは強いですね。
因縁に決着
リサの一撃は見事ジョヴァンニに命中。
焼け焦げたジョヴァンニ本体が虚しくヴァルカンの足元に落下してきました。
ジョヴァンニにはまだ息はあるようで、相変わらず「はは。ははは」と笑いを漏らしています。
ただ先ほどまでとは違って非常に弱々しい笑いで、すでに意識はないらしく目からブクブク泡を吹き出しながらこうも呟いてもいました。
「たす…たすけ?たす」
見るも無残な姿です。
こいつがユウに蟲を入れました。
リサを苦しめてきました。
ヴァルカンの祖父と父を殺しました。
諸悪の根源の哀れな姿に対し、ヴァルカンの表情は描かれていません。
だからこそその感情が計り知れませんね。
ヴァルカンは静かにジョヴァンニを踏み潰します。
長き因縁の決着。
同じくリサの表情も分かりませんが、自分を育てたジョヴァンニの最期への複雑な思いもありそうです。
まさかの形勢逆転!大災害へ!?
しかし今はまずユウの安否。
ジョヴァンニとの決着を終え2人はユウを案じて振り返りますが、なんとユウの姿がありません。
何だか嫌な予感がします…。
すると視線の先、天照中心部の扉の中から大きな笑い声と共にこんな言葉が聞こえてきました。
「私はここだヴァルカン!!」
それはユウの声ですが何やら様子がおかしいですね。
ヴァルカンは急いで扉の中へ入りました。
中にいたのはユウ…ですが、「詰めが甘いなヴァルカンン」の言葉に事態を察し、ヴァルカンは青ざめました。
「私は蟲を介してこいつの身体に移った」
なんとDr.ジョヴァンニは先ほど踏み潰されて死んだのではなく、すでにユウの身体に乗り移っていたのです。
そして絶望はジョヴァンニがユウに移ったことだけではありませんでした。
ジョヴァンニがいるのは天照中心部の中心にある柱の前。
手にはキー!
ジョヴァンニは「円周率の答えがある」と言いながらキーを鍵穴に向けました。
「答え合わせの時間だ。大災害が始まるぞ」
石橋を叩いて叩いて叩きまくったジョヴァンニの策により事態は絶望の先“滅亡”へ!?
ついに大災害が始まってしまうのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ249-250話のまとめ
リヒトの知恵、ヴァルカンの技術、リサの力が合わさった戦いが素晴らしかったです。
そして対ジョヴァンニからジョヴァンニ撃破までのヴァルカンとリサの心情が、言葉でなく描写からすべて伝わって来て胸が痛くなりました。
決着が激情的なものではなく、静かに踏み潰すというところにも非常に重みがありましたよね。
しかし決着はまだついていませんでした!
ジョヴァンニがユウの身体を乗っ取り天照にキーを差し込もうという最悪の展開。
「移った」とのことですが、ジョヴァンニの精神だけを排してユウを取り戻すなどということは出来るのでしょうか。
そしてキーが差し込まれればいよいよ大災害が始まり、地球は燃え第二の太陽となってしまいます。
本当に滅亡ギリギリの段階ですが、次回は『抗う者たち』ということで、大災害が始まってしまうかは分かりませんが、消防官たちはまだまだ抗い戦い続けてくれるはずです!
あるいはキーが差し込まれたとしてもシンラたちが何か抗う動きを見せてくれるのかもしれませんね。
絶望だけが加速していく中まだ希望は紡げるのか、次回も楽しみに待ちましょう!

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