ヴァルカンの一族とDr.ジョヴァンニの一族は250年前の天照建設時からの因縁の間柄でした。
身体が蟲の集合体という驚きの正体が明らかとなったジョヴァンニ。
ヴァルカンはリサの磁性体能力を活かした機械を使ってジョヴァンニの身体を構成する蟲を散らし、ジョヴァンニの本体を晒すことに成功します。
ヴァルカンの勝利で長き因縁に決着がついたように見えますが…。
しかし第248話は『散らす命』というタイトルで、ジョヴァンニの更なる策が天照を絶望へと導いていきます!
目次
『炎炎ノ消防隊』248話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』248話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
Dr.ジョヴァンニ復活!
蜘蛛のような小さな姿になったDr.ジョヴァンニは絶体絶命。
かと思いきや、意外にも彼は大きな声で笑い出しました。
「私が惨めだと!?石橋を叩いて叩いて叩いてから渡らないような慎重な私が!!」
ということはやはりジョヴァンニはまだ何か策を秘めていそうですね。
するとジョヴァンニはヴァルカンに「詰めが甘いな」と告げると、なんと再び蟲を集め身体を作ってしまったのでした。
ユウに蟲が…!
しかもそれだけではありません。
「私に報いたご褒美にまた一つ恐怖をプレゼントしよう」
ジョヴァンニがそう告げると同時に、辺りには「うああああああ」という悲鳴が響きました。
声の主はユウ。
「む…蟲がぁあああッ!!」
蟲を身体に入れられたのか、ユウは顔面蒼白で必死に喉を手で押さえています。
焦るヴァルカンとリサ。
愉快そうに笑うジョヴァンニ。
まさかユウが焔ビトになってしまうのでしょうか…辺りには様相を変えるユウの悲鳴とも呻き声とも言える叫びが響き渡りました。
立ちはだかるカロン
ユウの悲鳴は天照の外にも聞こえて来ていました。
桜備は急いで防衛戦を下げ内部に応援を送るよう指示。
アローの「ここは私一人で!!」との言葉により、「頼むぞ!!」と火縄が内部応援へと動きました。
火縄は何やら銃のケースのようなものを担ぎ入口へと走り出します。
「待ってろヴァルカン!!」
するとその時、火縄の横を何かが物凄いスピードで駆け抜けました。
なんとそれはカロン。
脇腹を抉られ瀕死の状態にも関わらず、火縄を内部に入れさせまいと堂々入口に立ち塞がったのです。
「大災害はこの星の浄化だ!!この地獄を終わらせる!!」
カロンvs火縄新型武器
対し「退けェ!!!」と叫ぶ火縄は、担いでいたバッグの中身を地面にぶちまけました。
入っていたのは鉄の棒のようなもの。
それらは全て銃のバレルでした。
特製の新型バレルで、灰島から支援を受けられるようになって造られたものだそう。
地下でのアロー戦では見せた『弾速暴走』では砲撃のような超強力な火力を出す代わりにバレルが一撃で壊れてしまっていましたが、この新型バレルはそれに耐えられるもののようです。
鋭い視線の火縄から、ミサイルのような威力の弾が次々にカロンへ撃ち込まれていきます。
凄まじい砲撃を受けながらも入り口を守り続けるカロン。
間髪入れず撃ち込み続ける火縄。
その間にもユウの声は響き続けます。
攻めているのは火縄ですが、焦りが見えるのも火縄の方。
リツが妖しく呟きました。
「ようやく気付いたか…足止めをくらっていたのは私たちの方ではない…」
リヒトの知恵が必要
「ヴァルカン君!!ヴァルカン君!!」
リヒトが必死に呼びかけますが、その頃ヴァルカンたちの目の前ではユウが焔ビトへと変化し始めていました。
「ユウ!!そんな…やめてよ…」と青ざめるリサ。
ジョヴァンニは楽しそうに高笑い。
ヴァルカンはリヒトからの通信に気づくと、ユウに蟲が入れられ“磁場で方向感覚を操る以外の方法で蟲を統制する方法”が必要なことを手短に説明しました。
「助けてくれリヒト。何か知恵を…!!」
リヒトは力強く応えます。
「任せて!!そのためにここにいるんだ!!」
仲間のピンチを救うのは知恵と絆!
力を合わせてユウ救出なるか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ248-249話のまとめ
蜘蛛ジョヴァンニ、すぐにでも踏み潰してしまえば良かったのに…と思っちゃいますが、それをしないのがヴァルカンの良さですからね。
しかし勝機が一転、ジョヴァンニが元に戻ってしまっただけでなく、ユウに蟲が入れられてしまうという最悪の展開。
ヴァルカンが冷静さを失い放心している姿が印象的でした。
それでもすぐに冷静さを取り戻しリヒトを頼るヴァルカンと、「任せて!!」と言い切れるリヒトの信頼関係が熱かったです。
2人の加入経緯を考えると、今こうして同じ第8としての絆を築いていることが本当に胸に響きますね。
絶対にユウを救ってあげて欲しいです。
そして熱かったというと火縄vsカロンもですね。
火縄の『弾速暴走』はかっこよかったのでもう一度見たいと思っていましたが、ここで灰島と協力関係が築けたことが効いてきましたね。
何発も連続で使用できる仕様になっていて凄まじかったですが、それを受けるカロンも凄まじかった!
この分はカウンターとして蓄積されているのか…とは言ってもカロンはすでに瀕死の重傷を負っていますから、殆どは気力で耐えているといったところかもしれません。
双方の大災害の阻止と実現に対する想いが鬼気迫る中、ユウの変化によって形勢は伝導者一派側に傾いているかというところ。
現在状況を握っているのはユウが焔ビト化するか否かでしょうか。
次回は『絶望の先に待つ』ということですが、ヴァルカンとリヒトがこの窮地をどう切り開いていくのか期待していましょう!

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