希望と絶望がせめぎ合う「天照」。
外で守り人たちとの死闘が繰り広げられている一方、中ではヴァルカンたち調査隊が鍵穴を死守するべく天照中央部に辿り着きましたが、やはりDr.ジョヴァンニが待ち構えていました。
ジョヴァンニの発言によれば「天照のキー」の中身は円周率であり、円周率は「滅びの呪文」。
そして現在空を照らしている太陽も、ぬかつて大災害で生まれたものだったと語ったのでした。
第247話は『弐佰伍拾年の執念』として、天照建築にまつわるエピソードが描かれます!
目次
『炎炎ノ消防隊』247話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』247話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
その時シンラは…
(ここは…アドラか…)
シンラら柱たちは世界から姿を消しアドラに行ったとされていましたが、やはりシンラは現在アドラにいるようです。
しかしこれまでの禍々しく炎が猛っているような感じではなく、大きな太陽を含めた全てが山菜のぜんまいのような形で表現されている可愛らしい場所です。
柱が皆同じ場所にいるわけではないようですし、シンラも現在意識だけの存在なのかもしれないですし、今のところ詳しい状況はわからないですね。
それでもまだシンラはシンラでいるようです。
他の柱やショウ、消防隊の皆、そして大災害のことを考え、「俺が大災害を止めないと…」という意識でいます。
リヒトも天照内部へ
ジョヴァンニ曰く現在シンラたちは、アドラにてこちらの世界とアドラを結ぶ柱となるところ。
「イメージの本質…滅びと同調し、この星は大災害で第二の太陽となる」とジョヴァンニ。
ユウは戸惑いますが、ヴァルカンは月の様子さえ変わった現在において「何が起こるかわかったもんじゃねえ」と比較的落ち着いていますね。
そこでヴァルカンはリヒトに連絡。
リヒトはマッチボックスから防衛戦を見守りながらヴァルカンたちの会話を聞いていましたが、これまで調べてきた情報を踏まえるとジョヴァンニの話があながち嘘とは思えないと感じていました。
リヒトは状況を見ながらヴァルカンたちの元に向かうことにします。
ジョヴァンニの言葉とキーの内容が分かった今、中央部に来るリヒトはどんな見解とどんな対策を示すでしょうか。
ジョヴァンニ家とジョセフ家
鍵穴はリサが涙目でジョヴァンニから死守します。
「ヴァルカンの先祖が造ったこの“天照”を!!破壊兵器にさせるわけにはいかない!!」
しかしジョヴァンニは、天照は「最初から大災害を起こすための破壊装置として造ったのだ」と言い返します。
それならば何故先祖はキーを隠していたのか。
その答えに、ジョヴァンニはこんなことを話し始めました。
「弐佰伍拾年前、お前たちジョセフ家と我々は“天照”の建築に参加していた」
なんとジョヴァンニの先祖も天照の建築に関わっていたのでした。
ジョヴァンニの先祖は、ヴァルカンの先祖と共に後の灰島重工創設メンバーが率いる部隊でエンジニアとして参加したそうです。
ジョヴァンニ・ヴァルカン両先祖ともに動力源の担当。
しかしその時ヴァルカンの先祖が、“天照”の中から「タス…ケテ…」という人の声を聞き、“天照”の真の力に鍵をかけ封印してしまったのです。
そのためジョヴァンニの一族は時が来るその日までジョセフ一族を監視し続けていたのでした。
ジョヴァンニの身体は蟲!!
しかし“監視”どころかジョヴァンニは、ヴァルカンの父と祖父2人を焔ビトにして殺害しています。
それを悪びれず「アドラの遺志に背く愚か者どもに炎の解放を与えてやった」とするジョヴァンニ。
リサが「この人でなし!!」と攻撃を仕掛けますが、やはりジョヴァンニに凄まれると涙目になってしまいますね、可愛い!
ジョヴァンニは黒い羽のようなマントのような身体?でリサを覆います。
その中はギョロっとした目がいっぱい。
リサはすぐに触手でかき消します。
硬直せずちゃんと対処できるところにリサの成長を感じますよね。
リサが見たジョヴァンニの身体は衝撃でした。
「全て“蟲”だよ」
先ほどのリサの攻撃でジョヴァンニの身体が露わになっていますが、なんと身体に見える黒い部分はすべて蟲の塊。
リサは震えます。
恐らくかつてのリサへの洗脳に“蟲”が使われていたのでしょう。
ヴァルカンはリサの肩に手を置きました。
「大丈夫だ。俺がついてる!!」
ヴァルカンはジョヴァンニが何かの力で蟲を統率しているのだろうと推測します。
「俺に策がある。二人で乗り越えよう!!」
ジョヴァンニの本体が露わに!!
ヴァルカンはユウに新たな機械を準備させました。
モデルはナマズ?電気ウナギかな?
ヴァルカンはその機械に触手を刺すようリサに指示します。
実はヴァルカンはすでに“蟲”対策を研究済み。
“蟲”たちが人には無い器官を使って磁場の流れを見て行動している、ということを逆手に取るつもりです。
「磁場の流れを見出して統率を崩してやる」
そしてリサが指示通り触手を刺すと…
ジョヴァンニの身体が吹き飛びました。
吹き飛んだというより、リサの磁力で磁場を乱れさせ、ジョヴァンニの身体を成していた蟲たちが散り散りになったのです。
残されたのは、蜘蛛のような姿になった小さなジョヴァンニ。
ヴァルカンはジョヴァンニを見下ろしました。
「それが本体か。惨めだな」
天照建築以来続いてきた因縁がついに決着か!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ247-248話のまとめ
タイトルの『弐佰伍拾年の因縁』というのはヴァルカンとジョヴァンニの先祖、天照の建築時から続く両家の因縁のことだったんですね。
ジョヴァンニがヴァルカンの祖父の弟子だったという因縁がありましたが、実はそれよりもはるか昔から代々に渡って因縁がある間柄だったわけです。
しかしジョヴァンニの身体気持ち悪かったですね!
ネザーでシンラたちと戦った時の感じだとバグズ手術的な感じで身体を虫のように改造しているのかと思っていましたが、なんと蟲の集合体のような感じでした。
虫嫌いには耐えられません!
ヴァルカンによって露わになった本体も衝撃的です。
例えばこのまま捕まえられたり潰されたりすればジョヴァンニは終了。
ただ逃げ足も速そうですし、こうなってもまだ何か策を秘めていそうですし、蟲たちが散ったことも気になりますので、リヒトの到着が鍵という展開も期待したいですね。
次回は『散らす命』とありますが、ジョヴァンニが命を散らすということなのか、それとも…?
というわけで次回もまた楽しみに待ちましょう!

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