地鳴らしが世界を蹂躙し絶望が包む中、ヒストリアの出産という希望も見えているクライマックス。
マーレの人々が憎しみを作ってきた歴史を反省し、新たな時代に向けて最後の砦スラトア要塞から飛行部隊が出撃しましたが、しかしエレン巨人から生み出された獣の巨人により虚しく全滅。
もはや人類は成す術なく終わりを迎えるのかと思われた時、ついにアルミンたちが到着したのでした!
果たして友たちはエレンを止めることが出来るのでしょうか!?
第135話は『天と地の戦い』。
今回はこの世界の始まりと言える、豚を見つめている奴隷時代の始祖ユミルの描写から始まります。
この時の彼女、そして現在の彼女に意志はありそうですが、一体何を思っているのか…。
目次
『進撃の巨人』135話!のネタバレ
それでは『進撃の巨人』135話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
アルミンの覚悟
アルミンたちの到着を始祖ユミルが見つめています。
獣の巨人は仕留めましたが、やはり中にジークはいませんでした。
戦槌の巨人と同じやり方で本体を隠しているのか…とはいえ、この骨の山から探し出すのは容易ではありません。
となるともう腹を括ってアルミンが巨人の力で吹き飛ばすことになります。
「1分後にここを吹き飛ばす!!車力の巨人と協力してここから離れて!!」と皆に伝えるアルミン。
ミカサはアルミンの心情を心配します。
しかしアルミンは自分の攻撃を想定しているエレンがこれで死ぬとは思えないと伝えました。
それでもやはり葛藤はありますが、アルミンは今一度エルヴィンの言葉を思い出しました。
『何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう』
そう、捨てなければ何も変わらないのです。
(もう…甘い希望は捨てなきゃいけないんだ…。エレンを…僕が…)
しかしその時、背後から巨人の口が!!
アルミンは触手のような巨人の舌に巻かれ連れ去られてしまいます。
巨人はアルミンの口を舌で塞ぎ、飲み込もうとしていました。
巨人の口が閉じる前、アルミンは始祖ユミルの姿を捉えます。
アルミンが捕まったことに戸惑う一行。
急いでアルミンを救出したいところでしたが、無数の巨人たちが行く手を阻みました。
巨人化しているライナーを中心に雷槍で迎撃します。
オニャンコポンは無事
不時着したオニャンコポンはアニの父たちに救出されていました。
「アニ・レオンハートを知ってるか!?」と必死に声を掛けるアニ父。
オニャンコポンは頭から血を流しながらも命は助かったようですが、気を失っているのかアニ父に対する返事はありません。
ライナー母は息子の無事を祈っています。
そんな中、地鳴らし巨人は変わらず進み続けていました。
将校は「黙って見ているわけにはいかない」として、「総員大砲で迎え撃て」と指示します。
兵の大半は飛行船部隊として出撃したので、迎え撃ったとしても大した戦力にはなりません。
それでも「それが黙って見ていられる理由になるのか?」と将校。
何故ならミカサたちが戦っているから。
「敵の巨大な背中の上で…今、必死に戦うあの者達は、一体…何のために戦っているというのだ…」
vs歴代の巨人!?
ミカサたちの前に立ちはだかった巨人たちは、様子を窺って同時に仕掛けてきたりしているので無垢の巨人とは思えません。
この厄介な相手に対して雷槍の数にも限りがあり、アルミンへの不安が募る一方。
それでも傷があれば巨人化したハズなので、「傷1つなく捕獲されている」とリヴァイは推測します。
なので自分が囮になり敵を引き付けるまで待てとミカサを落ち着かせますが、その発言に対しピークが待ったを掛けました。
何故なら巨人たちの正体がわかったから。
「あれは…歴代の…“九つの巨人”」
確かに気持ち悪いけど“鎧”や“車力”っぽいのもいますね。
つまり彼らは戦うためだけに生み出された歴戦の巨人兵。
継承者の意識があるかは分からないが「始祖の巨人の力があれば無尽蔵に蘇らせることができるのでしょうね…」とピーク。
だからこそピークは、「別にエレンと友達じゃないから」と動き出しました。
向かう先はエレン巨人の首。
「私の狙いは最初から一つ!!進撃の巨人の首一つ!!」
ピークは首の骨にオディハから積んできた爆弾を巻きつけました。
ミカサが「待って!!」と飛び出しましたが、ピークは起爆装置に手をかけます。
「消え失せろ!!悪夢!!」
その時、背後から戦槌がピークの身体を四叉の槍で貫きました。
ピークは起爆できないまま装置を手放してしまいます。
そしてピークを助けに行こうとしたライナーには、なんとガリア―ドが襲撃!
ライナーを助けようとしたジャンを巨人が狙っていましたが、リヴァイがギリギリ救いました。
活路はピークの救助よりもアルミンの救出。
全員命懸けで前に進みます。
ベルトルトが何か言いたげ
囚われのアルミンは薄れゆく意識の中、この抵抗が始祖ユミルの意志だと感じていました。
だとしたら彼女も人類の虐殺を望んでいるということ。
(始祖ユミル…無敵だ…どうすることもできない…こんなところで終わるのか…)
絶望に呑み込まれていくアルミン。
その時アルミンの前に、涙を流すベルトルトの姿が…。
一方ミカサたちの前にはベルトルト巨人が出現!
ベルトルトはライアーをワシ掴みにすると一気にパクリ。
ライナーは母ショックでへたり込んでしまいました。
ベルトルトはそのままライナーの身体を叩きつけ、その衝撃でコニーが意識を失ってしまいます。
ミカサが奮闘していますが、リヴァイもヤバそうです。
ライナーは間一髪ジャンに救出されていました。
しかしライナーの立体起動装置もジャンの右の柄も故障。
ライナーは少し諦めかけていますが、ジャンは「死ぬところまで足掻いてみようぜ」と声を掛けました。
「俺達は往生際の悪い調査兵団だからな」
ここにきてライナーも含め“俺達”と言っているのが熱いですね。
援軍の到着
気絶していたコニーはリヴァイに救けられますが、その際にリヴァイは足を食われてしまいました。(千切れてはいませんが骨折しましたね)
もうリヴァイは満身創痍ですよ。
コニーは目を覚ましましたがリヴァイを抱えているので、戦力となれるのはもはやミカサのみ。
対し歴代の巨人たちはどんどん生み出されていきます。
絶望です。
ミカサは自身を震え立たせました。
「来い!!私は強い!!ので!!いくらかかって来ようと―」
あれ?ミカサに翼が…?
そしてミカサのセリフを遮りこんな声が聞こえてきました。
「ミカサ!!あんたちょっと邪魔!!」
なんと突然大きな鳥が飛んできました。
「捕まって!!」の言葉に従い、ミカサ達は鳥に乗ってその場を無事離脱。
巨人たちが地鳴らしする景色の上空を、ミカサ達を乗せた大きな鳥が舞います。
声の主はアニでした。
ガビもいます。
そして鳥はもちろんファルコ。
ファルコが出来そうとは言っていましたが、本当に空飛ぶ巨人になりましたね。
アニは勢いに押されてついてきたという感じだったようですが、絶体絶命だった状況に「…でも来てよかった」と胸を撫で下ろします。
アニたちの到着で立て直すことが出来ましたが、この圧倒的絶望を打ち破れるのか!?
とにかく前へ進むしかありません!
『進撃の巨人』ネタバレ135-136話のまとめ
今回は(も?)絶望絶望絶望でしたね。
だからこそファルコの鳥巨人は本当に希望を感じる清々しい飛行に見えました。
やはり自由を感じる“空”というのはこの作品において重要に思いますので、このファルコの到着を転機としてラストに向かっていきそうです。
まず大事なのはやはりアルミンの解放ですが、アニが来てくれたのでやはり彼女を絡めての展開に期待したいですね。
アニに関しては父との再会も見たいです。
それから今回は歴代の九つの巨人たちも見どころでした。
絶望はもちろんですが、ハンジ不在を感じて胸が痛くなりましたよね。
巨人たちに意志はないようでしたが、もしあったら最強のオールスターですよ。
それぞれの戦い方が見たいなあ。
ジークの獣巨人もこんな感じで生み出されていましたが、もしかしてジークももう死んでいたりするんでしょうか…。
リヴァイが死ぬなら獣を倒してからと思っていましたが、その辺も分からなくなりましたね。
さてアニたちを乗せたファルコも到着し、いよいよクライマックスというところ。
今回が残したポイントは捕獲されたアルミン、ピークの安否、起爆装置の行方、始祖ユミルの意志でしょうか。
この辺が描かれて欲しいですが、その中でもやはりアルミンの動向が大事でしょうから、この絶望の中どうやってアルミンを救出するのか、エレンとの決着はどのようにつけられるのか。
また1ヶ月楽しみに待ちましょう!

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