- ソンジュが大僧正復活を目指す
- ムジカが仮死状態に驚く
- ピーターが政権掌握を宣言
前回、アジトがピーター=ラートリーと王兵により襲撃されていたことが明らかになった『約ネバ』。
アジトにいた仲間達はグレイス=フィールドに移送され、敵兵2000に対し10余人で立ち向かわなくてはならない危機的状況に。
それでも、エマの言葉をきっかけにみんなが団結、仲間達を救い出すため動き出しました!
そして今回、ソンジュとムジカは、かつて民の心の支えだった大僧正を復活させ、王にしようと奔走。
一方、女王の死を知ったラートリー家は玉座と政権の奪取を画策します!
さらに、グレイス=フィールドに移送された仲間達を迎えたのは、生きてグランマとなったイザベラで……!?
ということで、ソンジュ達の奔走と生きていたイザベラに注目して、162話の内容をお届けしていきます!
目次
『約束のネバーランド』162話!のネタバレ
それでは『約束のネバーランド』162話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
大僧正と四賢者
【#約ネバ展 CHARACTER FILE No.6 ムジカ/ソンジュ】
鬼社会から離れて旅をする、人間を食べない鬼達。偶然出会ったGFハウスの脱獄者らを助け、彼らに世界の知識や狩りを教えた。この時間は、のちの鬼社会を一変させる契機に。王都襲撃の際にはエマたちに協力し、女王レグラヴァリマと対峙する。 pic.twitter.com/vx6IxS8YLW— 約束のネバーランド展【公式】 (@yakuneba_ten) July 27, 2020
未だ混乱が続く城下を抜け、ソンジュとムジカは都の端に小さく追いやられた寺院を目指していました。
かつては神の声を伝える者として、代々の王を任命して政治を助け、民の心の支えでもあった寺院。
“約束”後、王政府のせいで信仰が歪み、力を失ったものの、寺院への敬意は今も民の中に残っている。
中でもソンジュの先生の先生である大僧正様と四賢者は、その身を捧げて民に尽くしていた立派な存在だった。
大僧正様は“約束”直後、民の命を守るため、民に教義を破るよう許した、とソンジュは言います。
だがその贖罪として自身は教義を遵守し、ただひたすら民の安寧を祈り続けたのだと。
民は、大僧正様達の犠牲と祈りが神の怒りを鎮めてくれた、そのおかげで今養食人肉を食べられている、と思っている。
そして寺院に辿り着き、バン、と扉を開け放つソンジュ。
そこには、祈りを捧げる格好で鎮座する、5人のミイラのような姿がありました!
仮死状態の大僧正達を復活!?
5人の姿を前に、一瞬人形か死体かと思うムジカ。
ソンジュは、彼らが大僧正様と四賢者だと言います。
「まだ生きているのね?」
確認するように問うムジカに、ああ、と答えるソンジュ。
こんな状態で、人間を食べずに1000年もどうやって、とムジカは信じられない様子。
ソンジュによれば、大僧正様達は仮死状態、生きながらにして肉体を極限状態にし、代謝や細胞分裂を止めているのだといいます。
誰にでもできることじゃない、とムジカ。
今も民のため祈り続けているという大僧正達。
ソンジュはかつて慕っていた彼らとの時間を思い出していました。
「大僧正様と四賢者を俺達の邪血で復活させる そして大僧正様を王にする」
それこそが、ソンジュの“アテ”でした。
1000年もの時が経ち、そもそも蘇生が上手く行くかは分からない。
それでも、王政が崩れた今、混乱を鎮め、民をまとめ導けるのは彼らだけだ、とソンジュ。
ソンジュの彼らへの信頼に、笑みを見せるムジカ。
だったら、城下や五摂家領に女王達の死が知れ渡る前に急ぎましょう、と刀を取り出します。
そしてエマ達とも約束したもの、と決意を新たにします!
これ以上誰も死なせない、暴動も戦争も起こさせない、私達で。
ここまでで明らかになった、仮死状態の大僧正と四賢者の存在。
蘇生が成功するかは分かりませんが、ソンジュの話の通りなら、新たな王に適任かもしれません。
王になれば確かに民をまとめてくれそうですが、果たして人間であるエマ達と対話してくれるのかどうかは気になりますね。
玉座と政権を狙うラートリー家
目を光らせ、王城内の女王の骸を見つめるフクロウ。
それはラートリー家の偵察であるフクロウ型カメラでした!
すぐさまカメラに映った情報が、グレイス=フィールドに向かって行軍していたピーターの元に届けられます。
女王と五摂家の死、ソンジュとムジカの存在、そしてヴィンセント達が城から出て来る姿。
ピーターは食用児だ、とすぐさま断言します。
アジト襲撃時、子供達を拘束したピーターは、エマやレイ、ノーマンら一部がいないことに気づき、どこへ行った、と問いただしていました。
ナット達は、エマ達は死んだと言って誤魔化していましたが、偵察からの情報で嘘がバレてしまいました。
やはり生きていた、と怒りに任せ、通信機を持つ手を握り締めるピーター。
部下達は、ノーマン達が王都を攻略し、女王を倒したことを信じられない様子。
そんな部下達にピーターは、狼狽えるな、却って好都合だと言います。
この機を存分に利用してやろう、と。
そして今から言う者達へ急ぎ伝えよ、女王・五摂家の弔い合戦だと声を張り上げます!
女王達の死は、ラートリー家にとっては渡りに船でした。
「玉座・政権は我らがいただく 今後この世界は我らの統轄下で調停するのだ」
続けて、今派兵している捜索隊の引き上げも指示するピーター。
部下がノーマン達を逃してしまうと慌てますが、ピーターは必要ないと断言。
食用児側が、アジトに少数残した鬼を制圧し、仲間達の移送先を聞き出すことは、ピーターも予測していたようです。
待てばいい、と確信を持って言うピーター。
奴らは必ず仲間を助けに来る、絶対に見捨てない、と。
ピーターの脳裏に浮かぶのは、ネバーランドを終わらせると宣言したミネルヴァ・ノーマンの言葉。
「来い食用児ども 永遠の子供達よ」
「ネバーランドは終わらせない 片をつけよう グレイス=フィールドで」
ネバーランドを終わらせたいエマ達と、それを阻止しようとするピーター率いるラートリー家、改めて対立の構図が明確になりました。
それにしても、王座や政権の奪取は、完全に2世界間の調停というラートリー家本来の役目を超えてしまっている気がします。
ピーターはそうまでして農園システムを維持したいのか、いっそ不思議な程の執念です。
それとも単に、より上に立ちたい、力を得たいという野心もあるのでしょうか。
グランマイザベラ!!
鏡のイザベラ pic.twitter.com/v7QXMPuqZi
— 出水ぽすか(ポ~ン)🦉🎃🦈 (@DemizuPosuka) February 27, 2021
そして王兵に囲まれ、ついにグレイス=フィールドに到着した、アンナやトーマ、ラニオンら、アジトで捕らえられた子供達。
中にはグランド=ヴァレーやラムダ出身の子達もいますが、グレイス=フィールド組は、最悪の形での故郷への帰還に顔を歪めます。
やがて、ギィッという音と共に少しずつ門の格子が上がっていきます。
響いてくる足音。ピーターが笑みを浮かべ語りかけます!
「出迎えご苦労 お久しぶりです」
その姿が目に入った瞬間、子供達の表情がさらに歪みます。
そこにいたのは、鬼を従え、黒いドレスを身にまとったママ、イザベラでした!
やはり不敵な笑みを浮かべたイザベラに、ピーターが呼びかけます。
「グランマイザベラ」
生きていたイザベラがグランマに上り詰めていたことが明らかになったところで、162話の内容はここまでとなりました!
『約束のネバーランド』ネタバレ162-163話のまとめ
大僧正と四賢者を復活させ、王にしようとするソンジュとムジカ、王座・政権の奪取に動き出すラートリー家、そして生きてグランマとなっていたママ、イザベラ。
その不敵な笑みが特に印象的な162話でした!
イザベラはエマ達フルスコアを含む子供達を逃がすという失態を犯しながらも、殺されずにグランマに上り詰めたことになります。
グレイス=フィールドからの脱獄に成功するほど高い能力を持つ子供達を育てたことが評価されたのでしょうか。
とにかく鬼側にとって殺すのが惜しい人材だったことは確かなようです。
今回の登場からして、再びエマ達の前に立ち塞がるのか?
それとも意外な動きを見せるのか?
ママの再登場で、次回もますます目が離せません!!
- イザベラがグランマに復活した
- ソンジュが大僧正を復活計画
- 大僧正は仮死状態で生存中
- ラートリー家が政権を狙う
- ピーターが食用児を追跡中
- 子供たちの故郷帰還の結末
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